人間と放射能、低線量被ばく・原発労働者・漁業・環境問題に取り組む「放医研をいわき市に誘致しよう」・市民フォーラム

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6日、被ばく・原発労働者・漁業・環境問題に取り組む「放医研をいわき市に誘致しよう」・市民ホォーラムに参加しました。放医研とは?いわき市になぜ必要かなど多方面からの意見が聞けて良かったです。

放医研は、福島原発事故の次の日には、原発オフサイトセンターに治療チームを派遣したこと、15年前の茨城県JCO事故では被ばくした労働者の治療にあたった事などを聞きました。また、放医研の生い立ちは、アメリカの水爆実験で放射能を浴びた第五福竜丸の事件がきっかけだった、がん検診に有効なペット第一号もこの研究所からだったなどもわかりました。

低線量住民被ばく・漁業など環境問題・原発の廃炉作業をこれから30年以上続ける事での労働者の健康管理など、福島県・その基地になるいわき市に「放医研」は最も重要です。

写真は、放医研の明石真言理事とFMアナウンサー・ベテイさん

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写真は、トークセッション・左から・東日本国際大学教授福迫昌之氏・放医研明石理事真言氏・小野栄重いわき商工会議所会頭・長谷川徳男いわき医師会会長

3B会のメンバー庄司さんの個展・新世紀美術展にも・久々美術三昧

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6日、久々2つの展覧会に行きました。3B会のメンバー庄司さんの個展と新世紀美術展に行きました。久々美術三昧です。

写真は、庄司重夫さんの個展で・12日まで・いわき市平大町1-3・ELICONAにて

福島県・内陸と太平洋を結ぶ・いわき~石川線間もなく開通

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9月5日、県土木部に聞いたところ、内陸と太平洋を結ぶ重要路線の県道いわき~石川線が予定通り間もなく開通することがわかりました。上部の落ちそうな塊の撤去完了・アンカーボルト付土止め完了・その下の金網モルタルを行う・仮設防護柵を行うことで片側通行ができます(写真図1参照)。市民生活はもちろんのこと産業・流通に打撃を与えられ、狭い迂回路に大型車が入り込んで危険な状況でした。とりあえず片側通行で来年度に本格通行ができるようになりよかったです。

また、この才鉢地区はがけ崩れの常習地区で抜本的対策が求められています。私も議会でトンネル化など抜本的対策を求めてきましたが、その計画も説明を受けました。抜本的対策は、(別紙2)のように、対岸・トンネル・対岸・現道・対岸とつないでいくやり方で、おおむね10年の工事です。工事費はっきりと示されませんでしたが、70億円くらいか?とのこと。計画はできたのであとは予算の付きぐわいかと思いますので、地元の声が重要かと思います。私も力を尽くしたいと思います。

写真は、今回のがけ崩れ対策説明図(図1)

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写真は、抜本的対策図(図2)

 

 

危険手当は正当に支払え・高線量作業を知らされず・原発労働者裁判報告会

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9月3日、いわき市平・文化センターで開かれた原発労働者裁判報告会・支援集会に参加しました。今日の午前中は「原発労働者に正当に危険手当を払え・拘束時間も賃金の保証を」の裁判の提訴、午後は「予測できた高線量被ばくを知らされず無用の被ばくの責任」の第一回裁判でした。二つの裁判は同時並行的に行われるとの報告でした。

4人の労働者の裁判ですが、危険手当が本人に行かないのは全くおかしいことで、裁判までしなければならないなど言語道断と思いますし、タービン建屋に高濃度汚染水がたまっていたことは、東電は当然予測できていたことです。訴えた原発労働者は、まじめに働いて報われないのはおかしい・除染作業は危険手当は出ていたのに原発は出ない・皆さんに支えられて後に続く人のためにも頑張りたいなど、それぞれ報告してくれました。

支援者代表のあいさつで伊東達也さん(賠償の会・いわき訴訟代表)は、長年のピンハネ賃金をただす時・200万県民の健康と安全がかかる・原発労働者の被ばく線量低減のためになど、また、各支援団体からの激励の挨拶がありました。

写真は、報告集会と支援集会

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写真は、報道・東電を提訴・いわき地裁

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写真は、報道・提訴した労働者が記者会見

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写真は、報道

印象に残った話では、多重下請をそのままにしておく問題、チエルノブイリでは立ち入り禁止区域の入り口に収束にあったた労働者をたたえる大きな像が立っている日本との大きな違い、除染では二流の会社なのに危険手当が出されているのに原発は一流の会社がやらない(一日一人1万円の危険手当を25人雇用のの会社がやったらいくら懐に入れる事になるか?ものすごいぼろもうけ)、これまで労働者の放射能被ばくは隠されてきたその人数は膨大だなど、今回の裁判はものすごい意義のある画期的な裁判と思いまいした(宮川)。