只見川発電専用利水ダム群の影響による水害被害軽減対策の陳情・”戦争法議案”開会日での審議は議運で否決

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10日、9月定例県議会が開会しました。本会議で知事提案要旨説明がありました。昨日3会派共同で申し入れていた、今日の本会議冒頭の”戦争法議案”の審議採決を行うことについては、議会運営委員会で自民・公明の反対で否決されました。
写真は、開会・本会議知事提案
「只見川発電専用利水ダム群の影響による水害被害を軽減する減災対策の陳情」に、只見川ダム災害金山町被害者の会・会長斉藤勇一さん他会員の皆さんが見えました。再び災害を起こさないために九州電力などが実行しているダムの低部に穴を開けて泥を流す対策なども含めて予算を確保して実効ある対策をお願いしたい、ダム群の水位管理と観測体制、住民に見える情報の公開、また、JR只見線の復旧などの陳情を受けました。
さらに夕方には、県畜産関係団体連絡協議会の会長・宗像実さん他会の皆さん来年度予算要望に見えました。
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写真は、只見川水害対策で陳情に見えた方々
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写真は、同説明を受ける
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写真は、同・10日の大雨の状況

4会派で申し入れ・「集団的自衛権行使・戦争法廃案の意見書」を議会開会冒頭で・福島県議会

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明日(10日)から福島県議会9月定例会が開会されます。国に提出する県民からの意見書は最終日(10月7日予定)に採決され決められますが、「集団的自衛権行使・戦争法廃案の意見書」は国の審議状況では間に合いません。そこで4会派で協議して議会開会冒頭で採決をし決めることを申し入れました。議長は「明日の代表者会議に諮ると言います。県民の付託を受けた県議会は歴史を左右するこの法案に対しきちんとした態度を示す責任があります。
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写真は、4会派代表申し入れ・左から・神山(共産)・高野(ネット)・亀岡(民主)・斉藤議長・青木副議長
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 写真は、街頭演説に皆さん応援に

「まさか70年後にこんな話をする事になるとは」戦争体験と安保を語る会・常磐地区9条の会

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7日、常磐地区9条の会で「戦争体験と安保法制を語る会」があり出席市懇談をしました。小学校3年生で疎開した女性からは「お月夜が恐ろしい・富士山めがけてアメリカ軍の飛行機が空襲に来た」。3日違いで東京から埼玉に移った90歳の女性からは「あんなに離れていたのに東京の方の空は真っ赤だった」。78歳の男性は「戦後もひどかった・闇で買い出しに親は行ったが、食べ物を列車の中で摘発され食べるものもなかった、ボロボロの服だったがグローブだけがあり野球をした」。

写真は皆さん熱心にお話をしてくれました。

台湾から引き揚げてきた71歳の女性は親に聞いた話で「台湾の人に無理やり日本語を使え・日本名を名乗れとした事が、台湾の人は苦しかったのではないか戦後暴力を振るわれたと聞いた」。78歳の女性は「戦地で父は死んだ、母は再婚した、自分は空襲の事もあって祖父母の実家に預けられた、自分の感情を表現できない人間になった」などなどあっという間の時間でした。

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写真は、私も母親から聞いた満州からの引き上げの話をしました

私は、親から聞いた満州(今の中国東北部)からの引き揚げの話をしました。戦争反対を貫いた日本共産党にたどりついた、日本共産党を大きくすることが平和を守れることだと思って活動している、戦争法を何としても廃案にしたいと言いました。

介護困難対策の街宣をしていたら・介護SOSの電話が。福島第二原発廃炉・学校給食無料化・もちろん戦争法廃案も前面に

6日、朝から晩まで街宣でした。福島第二原発廃炉を強く求めてます・再稼働許しません、子どもの医療費18歳まで堅持・学校給食無料化に取り組んでます、介護ヘルパー人材不足で特老のベットが空いてても入所できない支援強化が重要、もちろん戦争法廃案も前面に街宣をしました。

街宣中に、「自分も体調悪い・介護4の母親の特老入所ができないか」とSOSの電話が。

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写真は、泉スーパ前で

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写真は、道路の段差直して・投票所対策を

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写真は、戦争法廃案全面の今週の赤旗日曜版

原発影響での対策は各団体から・要望をお聞きする会二日目

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4日、各団体からの要望をお聞きする会第二日目です。たくさんの方々が見えましたが原発事故での問題が収まらず帰って深刻な事態になっている団体の方も多かったです。

写真は、会場入り口で

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①命に係わる切実なヘルパー不足対策は特区で・きょうさ連(障がい者福祉会)、②小中学校と高校の給食をと復興共同センター子ども部会、③④原子力災害からの復興や米対策・若い就農者支援・飼料米推進・風評対策TPPの国会決議を守れ・農業会議とJA福島5連、⑤数々の切実な要望で・難病団体連絡会⑥差別解消法での情報保障を・聴覚障害者団体⑦予算措置と指導員者処遇改善・学童クラブ連絡協議会

写真は、要望をお聞きして意見交換

 

⑧仮設等相談員など不安定雇用で人材が集まらない等・県社会福祉協議会⑨障がい者相談員確保を・県身体障害者福祉協会⑩県原水協⑪年金者組合のみなさんが見えました。また、書類提出で市長会、県漁業共同組合、県林業会議、県ホテル生活衛生同業組合・同青年部、県酪農業協同組合、のみなさんが要望を寄せてくれました。

「子どもと向き合う時間確保を」「いまだに賠償が支払われてない」「命を守る施策を」など、要望をお聞きする会

3日、日本共産党県議団の「要望をお聞きする会」が県庁で行われました。福島県教職員組合は、「子どもと向き合う時間を確保」するためにも30人・30人程度学級を拡大してほしい、教育予算の確保で大震災後経済的に困窮している家庭の子どもたちに就学の保障を、子どもの心のケア対策に重要なスクールカウンセラー・ソーシャルワーカーの人材不足対策、教員の転勤の住宅確保に半月かかる(その間ホテル住まい)対策を、などたくさんの要望が。
 
写真は、要望を聞く県議団
 
私立小・中学校・幼稚園・専修学校・私立教職員退職金財団のみなさんは、原発事故での急激な少子化(避難して戻ってこない)で経営が困難に、しかし東電からはH23年度の賠償すら出ていないなど。
 
写真は、要望されたみなさんにご意見を聞いて
 
腎臓病協議会のみなさんからは数々の命を守る要望を、商工団体連合会婦人部のみなさんからは「所得税法56条の廃止」で家族労働・家族の人権を認めてほしいなどが要望されました。建設産業団体連合会からは文書要望がありました。
 
 
 
 

震災前の5倍!?急増イノシシの被害対策を求める陳情1351人分提出

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9月1日、「イノシシの被害対策を求める陳情書」・署名を1351人分を添えて陳情しました。原発事故以降特に急激に増えてきて農業被害が深刻になっている、日中出てきて逃げないしお年寄りや子どもも危険など山田町の稲作農家の方、内郷地区の区長さんなど代表の方が実情を訴えました。

大江いわき振興局長は、今日(9月1日)から「指定管理鳥獣(イノシシ)捕獲等事業がスタートした、みなさんのお話も聞いたのでしっかりやりたいと答えました。県が今年5月に作った「イノシシの管理計画」では、5年間で十分の一にする計画ですが、磯貝県民部長の話では有害捕獲だけでも、H22年度・333頭(震災前)、H24年度・933頭、H25年度・1013頭、H26年度・1600頭という事です。震災前と比べると5倍という急増で、被害が深刻になるはずです。

原発事故以降、イノシシは放射能が高く食することができません。このため狩猟者の狩猟意欲が減退したり、捕獲しても後の始末に困ったりで、増える一方でした。原発被害はこんなところにも現れています。県の本気度が試されます。

写真は、知事に陳情・受け取るいわき振興局長

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写真は、被害の実態を訴える