終戦記念日「天皇は深い反省の言葉」「安倍首相はナシ」・街宣

8月15日、今日は73回目の終戦記念日です。国の戦没者追悼式で天皇は「深い反省」という言葉、安倍首相は「反省ナシ」。私は街頭からお話ししました。暑い中聞いてくれる人寄って来て握手を求める人も。【以下は私の街宣原稿】皆さんこんにちは、日本共産党の県議・宮川えみ子です。
暑い日が続きますがお元気ですか。今日は8月15日、アジア諸国民2000万人以上、日本人310万人の犠牲を出した日本の侵略戦争が終わって73年目の日です。

8月6日、9日の広島長崎の原爆投下の日とも前後して、テレビでは、ドラマ「この世界の片隅で」や「夕凪の街桜の国」が放映され、また、戦争孤児を追った「駅の子の戦い」などが放映されました。駅の子は12万人を超える駅で暮らす戦争孤児の話で、国からの救済もなく、飢えや病気の中、物乞いや盗みで生き延び、野良犬のように扱われてきた実話の再現ストーリーでした。この中の一人・清太さんの、戦争したのは大人の責任なのに、なぜ自分たちがこんなに苦しめられるのか、もう戦争をしてはならないという重い言葉は、今を生きる私たちに訴えかけられているような気がしました。おびただしい犠牲と悲惨な体験を経て、日本国民が手にしたのが憲法9条でした。安倍自民党・公明党政権はあくまでも憲法を変えることに執念を燃やしています。安倍首相は12日の講演でも憲法改正案を次の国会で提出したいと述べ秋の臨時国会に9条改憲案を提出する姿勢を示しました。しかし、そこには執念とともに、思惑通りに進まない焦りもにじみます。安倍首相はもともと先の国会で改憲発議を目指していたのです。ところが首相自ら招いた森友加計疑惑の拡大で通常国会は大混乱、公文書改ざん・ねつ造・廃棄・虚偽答弁でまともな審議ができない異常事態になり憲法審査会は実質一度も開かれませんでした。更に、歴史的な南北・米朝首脳会談で、長年の敵対関係を収束させ朝鮮半島の永続的な平和を目指す新しいプロセスが始まりました。持続的な努力は必要ですが、対立から対話への大きな転換が実現しました。さらに、昨年7月は国連で、核兵器禁止条約が採択されました。安倍首相の9条改憲の口実が次々根拠を失っています。9条を変えて日本の側から緊張を高め、平和の流れに逆行することが有害と、誰の目にも明らかになってきています。
安倍首相は自衛隊を憲法に書きこむだけ・自衛隊の違憲論を解消するだけと強調しますが、自衛隊を憲法に書きこめば「災害救助の自衛隊」ではなく、海外での武力行使を全面的に可能とすることに道を開きます。

皆さん、立場や考え方が違っていても、憲法9条改正は許さないこの声を大きく広げていきましょう。来年は参議院選挙です。野党共闘を大きく広げ暴走する自民・公明の安倍政権を変えていくスタートにしましょう。日本共産党は、今年で党創立96周年です。創立当初から侵略戦争反対を貫き、国民が主人公になる国を目指してきました。共産党の主張は今の憲法にしっかり書き込まれています。これからも皆さんと一緒に平和で暮らしやすい国造りを目指して頑張ります。

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