「はたして、いざという時大津波から逃げられる設計になっているのか?」・いわき市にできるイオンの施設に疑問(イオン1)

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いわき市が17日に、小名浜のアクアマリンふくしまや、ららみゅうなどと連携させて大型スーパーなどの施設を作る協定をイオンと結ぶと報道されました。このことについて各種意見が寄せられています。図柄だけでよくわからないところもあるが、ペデストリアンデッキで2階から避難することになっているようだが、営業時間帯は?扉は?シャッターは壊れないのか?24時間態勢か?前の設計と変わっているようだが?イオンモールに入らないと逃げられないのか?多額の復興交付金という税金をつぎ込むのだからもっと安全第一にと思うが?などです。

学生・お年寄りなど交通弱者などに対する街づくりや広いいわき市の商業まちづくり、地産地消で地元にお金が回るような街づくり、いわき駅前に200億円の税金をかけた再開発・デッキなどをかけた街づくりとのバランスなど、これまでもいろいろな意見が出されてきましたが、安全安心に対する説明が求められます。

写真は、この問題を報じた地元の新聞

「検査機器の拡充・施設の改修進む、汚染水対策を追及してほしい」相馬双葉漁業協同組合を視察と懇談

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写真は、漁港の改修状況の説明を受ける

18日、浜通り沿岸水産業懇談会で(浜通り地区超党派県議で構成)相馬市岩子にある相馬双葉漁業協同組会(佐藤弘行組合長)県水産試験場相馬支場・松川浦漁港・水産種苗研究生産整備施設(株アデカ相馬工場の借地・相馬火発温排水利用・ヒラメ100万アワビ30万あゆ300万尾の栽培予定で建設時期は29年度?完成)などを視察し組合の皆さんと懇談をしました。

魚介類の放射能はかなり少なくなっているが、海底の凹凸が多いところの魚等は検出される率が高いなどの説明がありました。検査機器は丸ごと(30センチ位)検査できる機器も開発が進んでいると説明を受けました。検査体制の人員強化も要望受けました。

施設の改修状況は格段に進んでおり、3年前に来た時の被害状況を見れば考えられない状況です。それだけに汚染水に対する怒りがわかります。

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写真は、上は・各種放射能検査機器でこれは丸ごと検査できる・今試験段階

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写真は、上は・一度に多数の検査ができる機器

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写真は、上は・メンチにして図る今までの検査機器

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【写真は、3年前の(2011年4月7日)原釜漁協付近】

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写真は、帰還困難区域の6号国道・街並みが連なっているのに、通る車も人影もなし。家の入口はフェンスが。特別許可をもらって自家用車で通過した。

 

藤城清治美術館に・清治今日で90歳・大震災原発事故も描く

17日に那須にオープンしたばかりの藤城清治美術館に行ってきました。たまたま今日は清治の90歳の誕生日でした。大震災・原発事故の際は現地に出かけて行き絵を描きました。原発事故の絵を描くときでしょうか、白い防護服を着て描いている姿の写真がありました。気の遠くなるような繊細な中に思いを込めた作品でした。5メートルくらいもある作品を90歳で描く・・・やっぱりすごいです。いっしょに行ったメンバーは、長く一緒に市議をしていた高橋・溝口(今も市議)の3人組です。前々から予定もし1年間で一番時間のあるはずの月ですが日程調整は大変でした。たまにはいいね。

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写真は、清治・大震災の作品

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写真は、清治・小人の楽園

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写真は、那須岳ロープウェー山頂駅

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写真は、やっぱり那須は温泉です

「伊方原発再稼働やめよ!の声を届けて」と、松山市議選応援

4月11日~13日まで、愛媛県松山市に3年たった福島県の実状報告と市議選応援に行ってきました。松山市は伊方原発から60キロで北西の風がよく吹くと言い、いったん何かあったら避難は難しいといいます。福島原発は汚染水の問題が深刻で解決の道筋も見えないと言ったら「瀬戸内海のきれいな海は絶対汚せない」とみなさんおっしゃってました。福島県からの避難者を愛媛県では現在90人受け入れていただいており、また、20数時間もかけて何度も福島県に差し入れを持ってきていただいています。御礼を申し上げながら福島県のような思いを二度と経験させたくない原発ゼロを目指す日本共産党の候補者の支援をと訴えました。4月27日投票日で・連絡先は・089-947-2411です。
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写真は、大嶋けいた候補支援の青年後援会の皆さんと。大島候補は福島県南相馬市から愛媛県に避難して農業を続けている渡辺寛さんの大学の2級後輩だそうです。
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写真は、杉村ちえ候補応援の女性後援会の皆さんと。街宣した団地には浪江からの避難者の方もいました。
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写真は、宮内ともや候補と街頭から。
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写真は、小崎愛子候補支援の医療生協の皆さんと。ここの医療生協では福島に直接来ての支援だけでなく今も原発労働者支援など定期的な支援もいただいています。
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写真は、道後温泉の壁に映し出されたイベントの映像。夜の日程が終わってから坊ちゃんで有名な道後温泉に行きました。120周年記念で温泉の建物に自分の映像が映し出されます。
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写真は、帰りの飛行機から見えたスカイツリー。片道7時間半の道程でした。
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写真は、愛媛県松山市と伊方原発。

第一原発労働者死亡事故問題・なぜ災害発生後42分もたって救急車を呼んだのか・など富岡労働基準局に申し入れと懇談。県漁連と県栽培漁業協会とも。

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9日、第一原発を管轄している富岡労働基準監督所を訪問し、第一原発労働者死亡事故問題・なぜ災害発生後42分もたって救急車を呼んだのか・など富岡労働基準局に申し入れと懇談を行いました。工事計画そのものが問題でなかったか、直接働いている労働者の話や東電の報告を見ても問題ある工事ではないか、請け負った事業者はどうだったか、再発防止をすぐ行うべきなど意見交換をしながら申し入れました。また、事故原発は経験ない厳しい職場で、4000人からの人が働いている、監督署の役割は非常に重要で体制の強化は必要と言いました。

渡辺満所長は、今までも抜き打ち検査を行ってきたが全部は回りきれない、体制は事故前と比べ3人増えた、応援ももらっているが体制問題なども上局に言いたいとの事でした。また、救急車要請が遅れたことなどは、調査中なので申し上げられないとも。

県漁連とは地下水バイパスの放出の際の調査は、東電の資本が入ってないところに頼むべき、(公益財団法)県栽培漁業協会では五十嵐理事長から、アワビの栽培に力を入れていると意見や要望等をいただきました。

写真は、申し入れと懇談・左から伊東達也・全国原発問題住民運動筆頭理事、渡辺博之いわき市議・私・新婦人の武田さんも参加しました。

大震災の爪痕大きい

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このところ大雨の対策があちこち出ています。中の作の県道わきの家のブロック塀が崩れ隣家を壊しました、二次災害も心配されています。道路排水がないに等しい状況の中で起きたと思われます。大震災で向かいのがけが崩れている要因もあるのではと思いました。

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勿来町の障子川は大震災で地盤が40センチも下がったため泥田になってしまって作付ができないでいます。3面側溝とポンプ設置が要望されています。

写真は、中の作のがけ崩れ調査(2枚)

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写真は、勿来・障子川の3面側溝要望調査

双葉町の入学式・芋がらの味噌汁

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7日、東電の原発事故で全町避難の双葉町が私の地元の錦町で、幼稚園・小中学校を3年ぶりで再会しました。とりあえずは間借りのスタートですが8月に新校舎が錦町御宝殿に新築されます。生徒は3校・10人でスタートとのこと。お祝いの席で「芋がら」の味噌汁が出ましたが皆さんに評判でした。議長さんの奥さんも避難の中でなくなって現在はお一人暮らしとのことでしたが、芋がらの味噌汁はなつかしかしく故郷の味を思い出していたのでしょうか。

写真は、新しい学校の入学式を祝う伊澤町長

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写真は、祝う会・左端が伊澤史朗町長・右端は佐々木清一町議長

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写真は、学校が建設されている・いわき市錦町御宝殿

七年に一度・山田例大祭

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6日、地元山田町では7年に一度の例大祭・神社のお祭です。7年に一度の行事なので区長さん以下関係者の皆さんの苦労は大変です。一度途絶えたのですが復活して頑張っています。どこも若い人が少ないことと、道具準備も鶏の羽利用などもありますので伝統行事の保存には何事も苦労です。北野・諏訪・月山の神社祭りで神輿・長持ちやっこ踊り・子どもなぎなた・女装した男踊りなど素朴な踊りなどがよかったです。

写真は、天狗様と

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写真は、青空のもと勢揃い

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写真は、稚児舞

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写真は、長持ち・奴

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写真は、男花笠踊り

放射能汚染の「食えないイノシシがネック」・イノシシ対策で駆除隊長と懇談

 

5日、イノシシ被害問題で勿来・遠野・田人地区の駆除隊長さんと懇談しました。近年は杉林が多くなったせいか?イノシシが里に下りて来る、猟友会の皆さんも高齢化や人数減で大変になっている、それに加え原発事故での放射能汚染でイノシシが食えないので駆除にも力が入らないといいます。

対策での要望では①一頭1万円の報奨金の強化(隣の古殿町は2万円と聞く)②報奨金も1月で予算がないと言われた(11月15日~3月15日の狩猟期間前に予算不足に)③監察代金の負担が大変(これも古殿町は一定援助)④狩猟期間以外の連絡調整が遅いなどでした。

イノシシは1年に5~6頭×2回・生むので手をこまねいているとどんどん増える、イノシシと豚の交配種は2倍の勢いで増えるといいます。最近はイノシシも比較的人家の多いところにも出てきて、私の自宅前はもちろん県道も横断しています。

写真は、イノシシ被害に悩む遠野地区

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写真は、イノシシ(ネットからの写真)

田は500メートルメッシュで計測除染・沢水から井戸水で・災害公営住宅は事実上2世帯居住で・葛尾村訪問

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3日、日本共産党福島県議団は、原発事故で全村避難中の葛尾村を訪問しました。村役場は三春町に仮役場があり、松本充秀町長・金谷喜一副村長・松本松男総務課長と懇談しました。葛尾村は事故原発から30キロ圏内が大半ですが、20キロ圏内もあり帰還困難区域・居住制限区域もあります。帰還準備のための放射能対策として、水は今まで沢水利用者が多かったので井戸水に、田んぼは500メートルメッシュで放射能を測定し反転耕(土の上下をひっくり返す)でなく表面を削って客土方式で、復興公営住宅は事実上2世帯が暮らせるようになど独自に様々な施策も行っていました。村長は国が森林除染を20メートルしかやらないのは話にならない、山水利用の水田を一体どうするのか、酪農も農業もどうするか、また隣町の浪江町が買い物・働き場・病院だったがどうしようもない(浪江町も全町避難)と言います。また、避難が長期化して健康を損なう人が多くなっていると心配します。帰還するか否かという二者択一は難かしい、避難解除は見通しはつかないとも。

写真は、葛尾村役場三春出張所前で

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写真は、松本充秀町長と懇談

葛尾村は3年前は1565世帯であったが家族バラバラ避難で2倍以上の世帯になっているといいますが、災害公営住宅は地元業者に建設をしてもらい34億円を地元に落す、田の徹底した測定で客土方式を認めさせたなど独自の住民目線の施策を実施していました。国の示す年間20ミリシーベルトは健康に響かないというのも納得できないと言ってました。