新年度・学校給食無料化古殿町予算提示。田村市と白河市も充実。

福島県古殿町で新年度から、保育所・小中学校の学校給食無料化実施のための予算が手案されました。日本共産党の岡部淳一町議がかねがね要望していましたが実りました。

地方議員相談員だより №210
日本共産党福島県委員会    2019・2・27

新年度から県内各地で、学校給食無償化・補助がひろがる
古殿町で、こども園・学校給食無償化!
古殿町で新年度から学校給食の無償化が実現します。対象は町のこども園・小学校・中学校に通う園児・児童生徒483人、予算額は約2900万円です。
これまで日本共産党の岡部議員は、給食無償化の提案を議会質問で繰り返し提案してきました。昨年9月議会に新婦人県本部が「学校給食費の無料化を国・県に求める」趣旨の請願を提出し情勢が動きました。議会で請願は不採択になったものの、保守系議員が反対討論で「無料化は、国や県に求めるべきではなく、町の施策として主体的に行うもの」と明確に述べたのです。岡部議員は、この発言に機敏に対応し「学校給食費の無料化は町がやるべきもの」との意見は正論であること、町議会の総意であることを「民主ふるどの」で町民に知らせました。こうした議会の動きが給食無償化の実施につながりました。わが党の議会活動と新婦人の請願運動が行政を動かしました。
二人目以降の給食費無料へ・・・田村市
田村市は4月から市内の小中学校に在籍している子どもが二人以上いる世帯に対し、二人目以降の学校給食費を無料化することを市長の記者会見で明らかにしました。同時に田村市は、新年度予算案(約328億円)で、65億円もの市東部産業団地整備事業費も示しました。学校給食の無償化は市長の選挙公約です。大型開発事業を少し削れば学校給食の完全無償化も可能です。
三人目以降の給食費無料へ・・・白河市
白河市でも、新年度から義務教育を受けている第3子以降の児童・生徒に対し、学校給食を全額助成する事業として2638万円の予算案が発表されました。これにより、県内13市のうち、相馬市の完全無料化・喜多方市の半額補助に加え、田村市・白河市の4市で学校給食費無料・補助が実施されることとなります。児童・生徒数の多い市部での学校給食費無料化・補助のひろがりは、全県の市町村や県政にも大きな影響を与えます。
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