アパートから楢葉町の牛とハウスと畑を思う

近所のスーパー前の署名で出あった、楢葉町からいわき市に避難してきた70歳代の御夫婦を訪問し、要望のあった夏物の衣類をお届けしました。農家をしてた、牛を9頭飼っていて子牛もいた、ハウスもやっていた。一時帰宅で家に帰ったら仏壇の灰が家中に散らかっていて、家の中はひどいものだった。仏様も持ってこられなかった。除草剤をまいてきたかったと。
原発が爆発したなんてぜんぜんわからなくて息子に引っ張られるようにして避難してきた、親戚や子どものところを転々としてここに来た。何にも持ってこない、すぐ帰れると思っていたと言います。今は狭いアパート暮らしですることもなく足腰が痛くなって病院にいくようになってしまったとも。いつ帰れるのかと何度も聞きます。一時帰宅でもいいからもっと行きたいと。切ない話でした。
写真は、高く伸びたひまわり。

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