日々の生活がぎりぎりのため、大病で入院をするとたちまち生活に困る人が多いです。
今日の相談の方は、胃がんで入院をして胃を摘出したそうですが、日々の生活がぎりぎりだったため今後の医療費の見通しが立たないと言うのです。仕事もパートだったため休業補償もありません。またパートをしながら治療費を稼ぐと言うのですが、仕事が勤まるかどうか、病気がいい方に向いてくれるかどうか、心配しての相談でした。
頼りにする子どもさんも3人の子ども(彼女にとっては孫)を抱えていて、またその子どももぜんそくを持っていて治療費が大変で子どももあてにできないとのことでした。市の福祉事務所に相談に行ったけど家族が車があるので門前払いだったと言います。
とりあえず、何とか働いてみるということにして、体が持たないときはまた相談をすることにして別れました。
命の不安と医療費の不安を抱えながら生きていかなければならない彼女のことを考えて、重い気持ちで帰途に着きました。もちろん、子どもの医療費を中学校まで無料にする署名は「ぜひぜひよろしく」と言われました。
写真は市美展にて