25日、26日は常任委員会の審議です。私は農林水産常任委員会担当です。「混乱から脱したが・・・まだまだ先は長い」と執行部が答弁するように、放射能対策や風評対策など、どの問題をとっても厳しい現実があります。
イノシシ被害が深刻です。放射能の影響で食することができないこともあり増え続けています。生息数は約5万頭で5年間で十分の一にする計画です。10年前比で約10倍に。市町村の組織を支援する(消防団のようなもの)・処理のため(相馬と新地地区用に)1億6200万円で焼却施設を作る・年間600頭の処理能力との事。
あんぽ柿の放射能検査体制は、いまだ4個入りトレイ8個分しかできず、お金になる大玉は検査できません。原発事故前比で、出荷量は現在500t(事故前1500t)、金額は7億円(事故前30億円)です。今後の放射能の対策は、除染などの対策をしていくといいますが、木ごとのばらつきがありどのように取り込まれるか不明と。
3月の大雪でのパイプハウス被害対策は、244棟3500万円の補正で、県・市町村・地元JA各3分の一の支援です。畜産支援は施設や牛購入支援で要望12件中8件採択でしたので十分な支援を求めました。林業機械支援は100%です。明日は現地調査です。
漁業は試験操業が64魚種3%・検査機器は非破壊方式で25秒でOK・本格創業までは多くの問題のクリアが必要と。林業は放射能対策と森林整備のあわせての取り組みはやっと始まったばかり・森林除染は各団体と協議して具体的提言を国にしたいと。