全国的にコロナの感染爆発が広がっていますが、「臨時の医療施設」を、医師会からの提案で進んでいるところもあります。福井県では先行実施されています。
(宮本県議まとめ)19日、県議団として県コロナ対策本部の医療対策班長から聞き取りを行いました。17日現在、県内の療養者は1051人。内訳は、入院者数366人、宿泊療養施設入所者数130人、自宅療養者数395人、療養先調整中が160人。
自宅療養者は無症状、軽症の方で、医療サイドからの目配りは十分できているとの認識、同様に無症状や軽症の方でも重症化リスクのある人などは次に入院できる優先順位1位として、調整中にカウント、退院者がでれば入院をしてもらうようになっているとの説明でした。ただし調整中の人数の中には、院内クラスターなどで動かせない陽性者がどこにもカウントしようがないので含まれているとのこと。
入院ベットは、496床→597床→637床まで拡充したが、先に増やした101床も含めて、活用までには人員体制の問題があり少し時間がかかるため、もともとの496床に対しては、入院率74%の計算になります。また、県内どこで急な入院患者が発生しても対応できるように、地域的な空床も考慮しているため、ある程度の空きベットを確保しているとの説明。
臨時の大規模療養施設についても、県議から提案し、検討するように改めて要望しましたが、現実的にハコや資材は準備できても医療人材が問題で、緊急に措置が必要との認識は感じられませんでした。