6日、日本共産党福島県議団は、いわき市植田町にある双葉町役場にお邪魔し懇談しました。双葉町では、11年前の福島原発事故で国から全町民の避難指示が出て、これまで唯一誰も戻ることができていない町です。
今回、避難指示解除にあたって町民の皆さんの意見をもらうという事で、全国11か所で町民の意見を聞く懇談会が行われたとの事。約180人がこの懇談会に参加したとの事でした。町役場(いわき市植田町)のあるいわき市には約1000人の方が、避難先として住んでいます。
帰りたくても帰れない、住宅・買い物・医療などの生活基盤がどうなのか、働く所はどうか等の意見、何よりも放射能除染は帰る人のところだけでなく生活圏全体が求められていると言う事でした。朽ち果てて草ぼうぼうで、動物に荒らされていく家、何もできない悔しさつらさなど、高齢者の帰って畑をやりたい等胸が詰まる思いの声など、こもごも出されたとの事。
まだスタート時点にも立てない、このことを国がしっかり認識し責任をもって対応すべき、汚染水問題でも、分断されてはならないと意見が一致しました。
役場からは、二人の徳永修宏・平岩邦弘の二人の副町長さんと秘書広報課長橋本さん、ふくしま県駐在員高野さん、訪問は、5人の共産党県議団と佐藤事務局長、熊谷日本共産党いわき双葉地区委員長でした。