県内初の線状降水帯の発生により深刻な被害!
9月8日に台風13号に伴う県内初の線状降水帯が発生し、豪雨によりいわき市内では大きな被害が発生しました。いわき市南部では時間雨量110ミリ、総雨量236.5ミリ、内郷地域では総雨量で191.5ミリの雨量となり宮川や白水川(新川上流)は越水し、内水外水氾濫を引き起こし大きな被害を出しました。床上床下浸水はいわき市全域で1700棟以上、各地で土砂災害が起こりました。
内郷地区、勿来地区など被害は甚大
内郷地区では、新川や宮川が越水し河川7流域では浸水など大きな被害。高野地区でも数軒が浸水被害、白水地域、内町地域の多くの家々が浸水。国宝白水阿弥陀堂が水没しました。流された車が重なり放置されていました。平屋に住む方は2階への避難が出来ず、85歳の女性は、テーブルの上で水が引けるのを待ったといいます。また別のお宅では、「小さなストーブの上に乗り胸まで水につかりながら助けを待ったといいます。消防車に乗っていた団員が命からがら逃げだすのに精いっぱいだったなど、危機一髪の状況が多く出されました。避難途中で一人の方の命が失われました。
勿来地区でも被害は深刻で、山田川沿いや、天神川周辺が床上床下浸水になり、がけ崩れも起きました。農業被害も収穫前の稲や野菜、農業機械などの被害が深刻です。
宮川・吉田両県議が早速いわき市・県に申し入れ
宮川、吉田両県議は、党地区委員会の熊谷地区委員長、菅野、高橋両市議と共にいわき市長に対し、災害ゴミの処分、り災証明の発行は室内を見て判定することと迅速な発行、宅地内の土砂の撤去を公費で行うことなどを緊急に申し入れました。また、県に対しても共産党県議団は、内堀知事に国に対して激甚災害指定を求めることなどの申し入れを行いました。
宮川えみ子県議は本会議一般質問で県独自の支援を求める
今回、多くの方が床上浸水になりましたが、床上になれば何センチでも被害はほぼ変わりませんが支援内容は大きく違います。宮川えみ子県議は、9月19日の本会議一般質問で、床上浸水は何センチでも被害は変わらず、一括して救済できるよう求めるとともに、国の制度が適用されない被災者に県独自の支援を行うべきと求めました。県は、床上被害を受けた世帯に対し県独自の特別給付金制度の創設を検討するとしました。また宮川県議は、農業被害の調査と支援、中小河川の整備等も迅速に進めることを求めました。
一日も早い生活再建のために力を全力
線状降水帯という短時間での豪雨とはいえ、中小河川の整備の遅れが被害を拡大したことは明らかです。河川の整備や維持管理は待ったなしの課題です。住民の命と生活を守ることを第一に活動し、被災された方々が一日も早く生活が再建できるように理科らを尽くします。