ありがとうYさん

朝早く、めったに電話をよこさないNさんから電話がありました。勿来のY・Tさんが亡くなったとのこと。60年間一緒に共産党の活動をしていた方でした。癌を患っていたけど前向きで、明るく、体に聞きながらなんでもやっていました。呉羽に途中入社で給与に差別を付けられながらもいつも前向き、お酒が強く好きで早寝早起き、赤旗新聞の届きが遅いと「遅い!」と言われました。会津出身で兄弟が多く厳しい暮らしだったと。ミカンの缶詰をもらって、兄弟で分け合うと、ほんの数粒になってしまい、ミカンの缶詰を一人で腹いっぱい食べたいのが願いと言ってました。呉羽に入って初めての給料でミカンの缶詰を買って海に行って一人で思いっきり食べたら気持ちが悪くなった、やっぱりみんなで食べたほうがいいと。

Tさんとはとてもいい夫婦で、彼女がラブレターを呉羽のYさんとだけ書いて出したので、会社中に回ってやっと届いて一緒になれたという話は有名でした。労働組合の事務所に行くと「しっしっ」と言わないと(女性が寄ってきて)歩けないほどもてたと言って笑っていました。とにかく愉快で愉快でみんなを楽しくしてくれていました。

思うことは、これからの生き方に何の躊躇もなく行動する事と。ありがとうYさん。

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