「風化・風評にどう立ち向かい追い風にするか」と内堀副知事、知事と副知事にご挨拶。正副議長にも

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
写真は、佐藤雄平知事にご挨拶

10日、佐藤雄平知事、内堀・村田の両副知事、斉藤議長・斉藤副議長にご挨拶しました。
佐藤知事は、安倍総理に「福島原発は全機廃炉」と申し入れたと言い、斉藤議長も今日県庁に来た東電の会長と社長に「福島原発は全機廃炉だ使用済み燃料は早く持って行けと言った」と言いました。
村田副知事は、医師不足などと言うものではない、医療崩壊の瀬戸際だだと言い看護師・スタッフ不足の問題も重要と言いました。
内堀副知事は、大臣も、避難している方々の生の声を聞く事、怒られ続ける事が重要、今はだいぶかたずけられたが原発爆発した現場を直接見ることが大事と言いました。
さらに、10基廃炉の論だてがほしいとも。また、東京は(原発関連に対し)何もなくなっている、風化・風評にどう立ち向かい追い風にするかが重要と話しました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
写真は、内堀副知事にご挨拶

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
写真は、村田副知事にご挨拶

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
写真は、正副議長に

「風化・風評にどう立ち向かい追い風にするか」と内堀副知事、知事と副知事にご挨拶。正副議長にも」への4件のフィードバック

  1. 〔Ⅰ〕 東電・福島第一原発事故の「風化」の件ですが、私は、原発事故直後から気にしていました。理由は、阪神淡

    路大震災の「風化」の経験を教訓にしていたからです。私の予想通りに、原発事故について、一部のマスコミが、無知

    な子どもから街頭インタビューなるものをとり、「原発事故なんて遠いし関係ないわ―」という趣旨の「声」を流していま

    した。極めて悪質な情報操作です。

    ① この点で、ご覧になられたかもしれませんが、2013年1月12日(土)夜9時から放送のNHKスペシャル「空白の

    初期被ばく」は、ヨウ素131の問題を扱い、我々の認識を、映像(シュミレーション)を通して2011年3月11日~15日

    の事態の再認識に戻してくれます。

    そのテレビ放送の中で、「不自然な編集」も多少ありますが、いわき市に限定しても原発事故直後(特に、14~15

    日)に、風向きが南風から北風に変わり、ヨウ素131が低空で流れた事が、映像(シュミレーション)で分かります。

    これは最近分かってきたことで、テレビを見れば事情が良く分かりますが、私なりに参考になるな、と思ったのは、

    「浪江町の取り組みの経験」です。

    もし、映像をご覧になられていないか、ビデオなどでの録画が出来ていなかったとしましたならば、幸いにも、この番

    組は、NHKのオンデマンドで購入すれば、見ることが出来ます。原発事故の「風化」に対して、闘う武器になると思い

    ます。

    ② また、セシウムは、調査すれば、至る所から検出されると思います。例えば、私の知る限りですが、いわき市に多

    い「堤」(つつみ)の中や周辺(田畑を含む)、山から流れ落ちる小川から始まる河川、保育園・幼稚園・学校等をはじめ

    とする公共施設や工場や住宅などで「除染」(特に、水で流す方法をとった場所=これは、放射性物質の単なる「移

    動」ですが)をした水路、そして河口付近やセシウムをはじめ、放射性物質が最終的に流れ込む「海」があります。

    ①や②がよりリアルに分かるだけでも「風化」という話は、飛んで行く位となる可能性があります。

    ③そして、何よりも原発の現状認識です。これの認識をどうつかむかで、「風化」するか否かが決まります。政府は、

    頭の中が既に「風化」しています。

    〔Ⅱ〕「風評」の方ですが、関西に避難している方の話をマスコミなどなどを通じて聞くのですが、私が良く耳にしたの

    は、放射能が怖い、特に、子どもを持った親の声は、子どもへの放射能の将来的な影響です。その声は、もっともな

    ものです。

    この不安な声に対しては、①徹底した放射能汚染の調査とその国民への情報公開、②徹底した除染とその実態の

    国民への情報公開、③そして、徹底した民主主義的な、原発事故対策の現状や「補償」や何がどこまで安全で、安心

    できるのか、という事などについての国民への情報公開、逆にいえば、原発事故対策の現状と問題点の解決がどこま

    で進んでいて、課題は何か、また、課題をどのようにクリアするのか、「補償」の現状と問題点とその解決策や何がど

    こまで安全でなくて、安心できないか、等を包み隠さずに国民に情報公開する。

    それらを、東電、政府、県、市町村も含めて、各自の責任を果たさせる。

    商売や営業や生業にかかわる問題は、死活問題ですので、 安全性の確保を万全に取り、情報公開を徹底する。

    「商品の表示」が大切だと思います。消費者は、「安全」だという「保障」があれば、福島県産のものでも茨城県産のも

    のでも買います。食べ物ならば、おいしいことは絶対条件です。日本国民の口は肥えています。工業製品ならば、品

    質の良さでしょう。日本の消費者は、食べものに対しても、工業製品に対してもとても評価が厳しいです。それは世界

    でもトップクラスでしょう。また、福島県内でもそれは同じだと思います。

    その証拠として、例えば、中国や韓国は、例えば、工業製品を世界的に大々的に売り出したい時には、その前に、ま

    ず、一度、日本の市場に製品を出す、という戦略をとります。そして、日本の消費者に受け入れられたならば、世界で

    も自社製品は通用する、という自信と実感をつかんで世界と勝負します。その位、日本の消費者は商品に対する評価

    が厳しく、この日本の消費者に受け入れられるという事は、彼らにとっては、死活問題なのです。つまり、日本の消費

    者は、それほどまでに優秀なのです。

    つまり、その日本人の消費者の評価をクリアすることが、「風評」をクリアすることにつながると思います。ですから生

    産者は、今まで以上に良いものを作ることが求められると思います(その点で、飯館牛は残念です。折角ブランド化に

    成功し、飯館牛のミルクを使ったアイスクリームは、味が濃くておいしいと関西でもスーパーの商ケースに並んでいた

    のです)。また、逆転の発想で、この機に、福島県産の諸商品を全国に知らせることも出来るでしょう。国民の目は、福

    島県の方を見ています。これは、チャンスです。そのためにも福島県の人が、福島県にまず、お金を落とすことは、震

    災からの復興のためにも、とても大切になる、と私は思います。何故ならば、地元の人に受け入れられないものが、他

    で受け入れられるとは思えないからです。そして、まず、地元にお金が落ちれば「産業連関」の回復につながる可能性

    があります。お金と物を地域社会で出来るだけ循環させる事は、震災からの復興の効果的な力となる筈です。

    〔Ⅲ〕10基廃炉の論建が欲しい、との声は、そもそも安全な原発などと言うものは、人類の到達している科学・技術で

    は無い、事を知ってもらう事が大切かと思います。

    そこで、立場は別として、読んでもらいたい文献を取り敢えず三冊記します。

    ①小出裕章『図解 原発のウソ』扶桑社、2012年

    ②ステファニー・クック『原子力 その真実―人の手に負えない核エネルギーの70年史』飛鳥新社、2011年

    ③石橋克彦『原発災害 ―警鐘の軌跡』七つ森書館、2012年

    ①~③を読んでも10基廃炉の論建が欲しい、となおも言い続ける人には、使用済み核燃料や高濃度放射性廃棄物

    は、貯蔵している全国の原発や六ケ所村などでも貯蔵の限界に近付いていること、核燃料サイクル路線は破たんして

    いること(もちろん、MOX燃料を燃やすなど論外です)、ましてや原発再稼働や新設は、問題を大きく、かつ、深刻に

    するだけであることを知ってもらう事が大切かと思います。

    それでも納得しない人は、本当は、原発に固執しているのかもしれません。そういう人には東北地方沖には、マグニ

    チュード8クラスの地震のエネルギーが未だ残っていること、その間に、10基全部廃炉にせずにいて大地震が起きた

    ならば、東北のみならず、関東も壊滅的被害を受ける危険があること、3・11の際に、関西も被害を受けたこと、関西

    は、関東のバックアップ機能を担う、などと無責任に言う人がいるが、そのような事は関西には出来ないこと、等を語る

    必要があるかもしれません。

    それでもまだ納得しない人は、消去法を使えば、物事を理解する能力がないか、原発推進派か、となるでしょう。

    乱文悪文・長文あしからず。

  2. 矢吹様へ
    ご意見アドバイスありがとうございます。
    私もHKテレビは見ました。
    今後ともよろしくお願いします。
    宮川えみ子

  3. 前略

    前回は、少々きつく、失礼なことも含めて、書いてしまったかもしれません。その点、お詫びしなければならないかも

    しれません。

    私たち関西に暮らす者は、関電・大飯原発を停止させる運動に取り組んでいます。その為に、市民グループが防災

    の専門家と一緒に関電・大飯原発の「見学」=自分の目で実際に見ること(敷地への立ち入り「調査」は関電が許しま

    せん)をしたり、更には、弁護士さん達の力も借りて、市民も参加して、裁判闘争を起こすことになっています。

    関電・大飯原発は、関西連合で、関電の最大株主の橋下大阪市長が再稼働を許容し、更に、嘉田滋賀県知事も再

    稼働容認に回り、それらを受けて、民主党・野田政権が再稼働のGOサインを出した、という経緯があります。

    仮に、関電・大飯原発が、福島のような事故を起こしたならば、例えば、「近畿の水がめ」と言われる琵琶湖が放射

    能汚染され、一千万人以上の人びとの「命の水」の確保をどうするのか?という重大問題が発生します。

    このような地域差はあるかもしれませんが、地域の人と話しているのは、結局、原発をなくさない限り、安全な場所

    は、日本には、無い、という事です。私個人は、故郷のいわきも第二の故郷の京都も安全な地ではないのです。です

    から私は、二つの故郷を守るために、自らが出来る範囲で、出来ることをする努力をしています。

    安倍自公政権をはじめ、原発推進派の人は、東電・福島第一原発の事故を「風化」させたがっているのでしょうが、

    全国の心ある人びとは、「フクシマ」を「風化」などさせません。「ノーモア・フクシマ、りメンバ―・フクシマ(フクシマを忘

    れるな!)」は、私がいつも心に刻んでいる言葉です。

    草々

  4. 矢吹菊夫 様へ  
    いつもありがとうございます
    なんでもお気軽に投稿ください
    宮川

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください