先月7日に亡くなった翁長沖縄県知事。その姿を、そばで見守ってきた妻の樹子さんが最後の姿を語りました。
樹子さん「140万県民のお父さんのつもりだった。彼はまるでお父さんですね。お父さんであり続けたいと思った。彼の気持ちは全うできたと思っている。命がけなのは間違いないので・・・何よりも変な話だけどね、自分自身のそういう欲はなかった人だったんです」
こう話すのは、翁長知事の妻、樹子さん。QABのインタビューに答えました。
樹子さん「ひとつには、表面上なれていないように見えるかもしれないけど、翁長は最期の言葉に「みんなわかってる」だったの。みんなそれぞれの立場であったり、目の前の生活など、色んなものを抱えていて、いろんなことを言うかもしれないけど基地を抱えて不条理の中で、生きている沖縄が未来永劫このままでいいなんて思っている人はもう一人もいないというのが翁長の最期の言葉だったんですよ。それを考えたら70数年間以上も沖縄県民もいろんな思いを抱えていろんな状況を乗り越えてきてみんな一生懸命頑張ってきてもうみんながそう思っているんだったらなんとかそれを解決しないといけないでしょう。それを考えたら、私は政治家の役目というか役割はそろそろ正気に戻って果たしてもらいたいと思う」