2011年の福島第一原発事故後、復旧や廃炉作業等に関した作業に携わった作業員らの労災認定が昨年(2020年)10月1日までの9年半で269件に上ることがわかりました(厚労省取材・共同通信)。年度別では、汚染水対策の本格化に伴の事故が相次いだ14年度の58軒が最多で、その後おおむね20軒程度で推移している、被ばくによるがんや過労死が理由の認定もあると言います。一日当たり4000人が働く作業の現場の安全対策は引き続き重要です。
東電の発表中によれば、1月19日、免震重要棟の休息所で作業前の着替え中に60代の原発労働者が倒れて救急搬送されたが死亡が確認されたとの事でした。男性は使用済みタンクの細断作業に従事していたとの事ですが、この男性は延べ27年7か月にわたり福島第一原発で働いていたとの事です。