ガザ人道支援・停戦を求める意見書全会一致で採択
改選後初の議会は12月11日~26日に行われ一般質問に宮本議員、討論に大橋議員が登壇しました。日本共産党県議団は議会冒頭にパレスチナ問題におけるガザ人道支援と停戦に向けた働きかけを求める決議をあげるよう求めましたが、最終日に県民連合会派から同じ趣旨の意見書が提案され、全会一致で採択されました。
知事等特別職・議員の期末勤勉手当引上げは反対
最終本会議で日本共産党県議団は知事提出議案105件のうち8件に反対、台風13号関連補正予算等には賛成しました。また議員提出の意見書1件、請願2件に賛成し討論しました。
▼知事提出議案に反対した主な理由
①液化石油コンビナートなどの保安検査を、自社の職員が資格を得ればできるという規制緩和の法改正を受けた条例改正案は、ダイハツのような不正やモラルハザードをもたらしかねず、作業員や地域住民のいのちの危険に直結する。②復興祈念公園の歩道整備の工事請負契約は13億円もかける議案ですが、すでに、当初の全体事業費48億円が85億円へと2倍に膨れており歩道橋の必要はない。③国家公務員宿舎に避難した原発避難者に、住宅供与は終了したとして、ペナルティとして2倍の家賃の支払いを求め裁判に即提訴する議案は避難者が被った犠牲を蔑ろにするもの。④県議と知事や教育長などの特別職の期末勤勉手当の引上げ議案は、物価高騰で苦しむ県民生活からみて引上げるべきではない。
▼県民から出された意見書・請願について
①消費税を5%へ減税し、インボイス制度の廃止を求める意見書と同請願、県立高校のタブレットの全額公費負担を求める請願は、自民、県民連合、維新無所属の会の反対で否決されました。②これ以外の学校給食費無償化など教育関係の意見書は、すべて継続扱いとされました。
▼各会派の賛否、採決態度は
①「維新」(鳥居議員)は県議の期末手当引上げには反対しましたが、特別職の引上げには賛成しました②高校生のタブレット公費負担の請願に維新は自民党と同じく不採択とし、その他の議案でも自民党と同じ態度でした。③「ONE for ALLふくしま」(山口議員)は県立医大の中期目標について、医大からの医師派遣の目標を県全体だけでなく、県内医療圏毎に明示し、医師不足解消につなげるべきと主張し知事提案に反対しました。同議員は他の請願、意見書等ついても共産党県議団と同じ賛否の立場をとりました。