宮川えみ子の憲法9条守れの街頭演説

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皆さんこんにちは、日本共産党・県会議員・宮川えみ子です。今日は憲法問題を中心にお話をさせていただきます。昨年の総選挙では、自民党や維新の会などむき出しの憲法改憲派が多数を占めましたが、彼らの一番の狙いは、憲法9条を変えて、日本をアメリカとともに海外で戦争できる国に作り変えるというところにあります。
しかし、各種世論調査では過半数の国民が9条は変えないほうがいいと答えています。
さる4月27日の勿来市民会館で行われた9条を守る会の講演会には、会場いっぱいの700人を超える方々が集まり、憲法9条を守れの意思が示されました。今、思想信条を超えて知恵と力を尽くし連帯して頑張る時だと思います。
みなさん、憲法を変えろと言っている方々は9条を変えるにはハードルが高いと見ているのですね。だから国会による憲法改訂の発議要件を衆参両院の3分の2以上から過半数にする、つまり一般の法律と同じようにするというんですね、これが96条の改訂です。

このやり方は、憲法を変えたほうがいいと言っている人も怒っています。9条は変えたほうがいいと言うので有名な・慶応大学教授の小林節さんは、本来権力者を制限するのが憲法なんだから、こんなことをしたら憲法でなくなってしまう、裏口入学のようなものだと言っています。
皆さん、自民党の憲法改正案見たことがありますか、時代錯誤、時代逆光の最たるものです。

まず、多くの人が不安と批判をしている9条は2項を削除し、「国防軍」を書き込んでいます。「戦争はしない」ということをまるっきりなくします。また、基本的人権の96条も全文削除です。表現・結社・の自由も制限しています。雑誌「アエラ」も特集していますが、シュミレーションでは、例えば原発反対デモなども公益の秩序に反するなどと解散させられる可能性も出てくる、国が市民活動監視し制限できると警告を発しています。
アメリカの人権グループはこの自民党の憲法案を痛烈に批判しています。

自民党の閣僚が靖国神社を参拝していますが、この神社はA級戦犯を合祀しているだけでなく、あの戦争は正しかったとまるごと美化し宣伝をしています。一般の人がお参りするだけならともかく、2000万人のアジアの人と320万人の日本国民を犠牲にし、広島長崎の原爆の悲劇を招いたあの戦争が正しかったなどということは絶対に許されないことです。

皆さん、今、北朝鮮問題、尖閣・竹島・千島など領土を巡る問題など紛争は色々あります。だからこそ何よりも大事なことは道理に立った外交交渉による解決に徹することです。首相はこの点でそういう努力をやっていますか?対話よる解決の外交戦略を持っていますか?ただ煽って力と力の立場に立って、この問題を憲法9条の改訂に利用しようとしているのではないですか。
そして、「核兵器を持つことも視野に入れろ」という極右翼政党・維新の会などと組んでエスカレートさせているのではないでしょうか。
みなさん、人類社会で紛争・もめごとをなくすことは難しいかもしれませんが、紛争を戦争にしないことはできます。人類の英知によってできます。アジアでも多国間の対話の枠組みも作られてきています。日本もこのような枠組みに積極的に参加し、日本国憲法9条でその役割を果たすべき時です。私たちはその大事な財産を持っています。憲法9条を守り抜きアジアと世界に貢献して行くために日本共産党は全力を尽くします。
写真は、手作りのプラカードで街頭から訴え

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