吉田県議が討論・福島県議会12月定例会閉会。

21日、福島県議会が閉会しました。最終日吉田は吉田英策県議が、県議団を代表し、昨年度の一般会計決算、議案や請願・意見書について討論しました。

今回は、自民党会派が、緊急事態を口実に改憲論議を求める意見書を提出したことから、共産党だけでも50通これを通すなというfaxが届きました。自民党や公明党会派にはこれ以上届いたと思います。 採決では、立憲などの県民連合会派も共産党と同じく否決。しかし、自民・公明は多数で可決しました。
共産党が提出した「憲法違反の敵基地攻撃能力の保有を含む大軍拡方針に反対する意見書」は共産党のみの賛成で否決。

岸田政権は、先制攻撃を含む危険な戦争する国づくりを掲げ、GDP比2%今後5年間で軍事総額43兆円をめざすことは、世界第3位の軍事大国になる。大軍拡と増税は、国民の暮らしを破壊すると厳しく批判し、直近の毎日と朝日の世論調査でも大増税に反対は60%を超えていると指摘し討論しました。。

さらに、自民・公明は、教育署名実行委員会が今議会に提出したばかりの教育予算の拡充を求める請願始め、20人学級や義務教育費国庫負担1/2へ、消費税5%への減税とインボイス制度導入中止、高齢難聴者への補聴器補助を求める意見書等には、ことごとく反対し否決しました。

緊急事態を口実にした「憲法改正促進を求める自民党の意見書」提出を許すな!の緊急行動

19日、憲法共同センターとともに昼休み宣伝行動で、自民党が今議会に提出している緊急事態の憲法論議の促進を求める意見書に抗議の宣伝を行いました。コロナ対策や災害対応が不十分なのは憲法上の限界がある、大震災のようなときのために必要などと言う内容ですが、政府が国民のいのちと財産を守るための適切な対策を怠ったことこそが問題だなどと訴えました。本音は憲法9条改正です戦争する国造りです。

復興加速化・安心安全な県つくり特別委員会、公共交通充実に本腰を

19日、「復興加速化・安心安全な県つくり特別委員会」が行われました。代表質問でも取り上げ、他会派からも求められ、地域の声も大きい公共交通対策に、予算も含め本腰を入れるように求めました。たった1億5000万円の予算で推移している・抜本的予算の増額を、各市町村で行っている実証事業の経験を全県的に水平展開するように求めました。

鳥インフル対策支援を・危機的状況の畜産農家支援や農業者支援を・農林水産常任委員会

15日、農林水産常任委員会でした。福島県で初めて鳥インフルが発生しましたが、その対策養鶏農家支援、危機的状況の畜産農家支援や肥料高騰の農業者支援で論議になりました。また、電気料金の高騰で各施設のかかり増し支援も。

鳥インフルの方は、1例目は11月29日発生、2例目は12月7日発生、処理はすでに完了して、再開支援費用等はすべて国と一部県の支援で行われている、すでに出荷も始まっているとの県の答弁でした。運転資金は、3年据え置き・7年返済・無利子の制度がある事、鶏舎建て替え等の支援は、近代化資金(据え置き。15年返済・1600万円限度)利用をとの説明でしたが、ネット費用支援や消毒支援は原則農家でというのみでした。

危機的状況の酪農家支援は、輸入飼料の高騰等で今の国県の支援では生き残れない、輸入飼料に頼らないことも含め継続して酪農経営ができるように飼料生産等の計画を作るべきなどの意見が。