29日、ふくしま復興共同センターは、東京電力に対し原子力損害賠償に対する申し入れをと抗議をしました。内容は①被災者個々に謝罪し、手続きは個々に行うこと②「本補償」と言うのは撤回すること③3カ月単位でなく毎月の請求にすること④東電の請求様式以外も受理することなどです。福島原子力補償相談室地域相談グループ・紫藤英文部長は「・・・一切の異議・追加の請求の請求を申し立てません」の文書を削除した事をお詫びしながら言いました。
集まったみなさんの申し入れと抗議は2時間半に及びました。
東電に対しての申し入れ・交渉
月別アーカイブ: 2011年9月
「宮川さんの県議会報告と違う!いわき市も15歳以下の子どもみんなにガラスバッチを!」と、署名行動が始まったらいわき市は早速実施!
9月27日、いわき市は「小中学生と保育所・幼稚園の子どもたちにガラスバッチ式線量計の配布をする」と発表しました。他市から避難してきている子どもも対象です。これは一定期間着用してもらい健康管理の参考にするものです。学校等を通じて配布し回収します。実施は11月1日からです。 福島県は、さる6月県議会で15歳以下に配布と決めていましたが、いわき市は当面3歳以下と妊婦さんにデジタル式小型携帯線量計の貸し出しだけを実施することにしていたのです。しかし、子どもを持つお母さん方からは、早く15歳以下にしてほしいと強い要望があったものです。 このことを強く要望していた「放射能から子どもを守るいわきママの会」では、引き続き放射能から子どもたちを守る署名を行うと頑張っています。
写真は、「私の6月県議会報告」と「9月28日付けの福島民報新聞報道」
写真は、引き続き行われる「放射能から子どもを守るいわきママの会」のチラシと署名簿
「こんな事絶対に許せない!」・年間5ミリシーベルト(1μシーベルト/時)以下は除染費用を出さないと国が発表。あらためて民主・自民・公明・社民が決めた「20ミリシーベルト以上しか国が責任を持たない法律」の改正を強く求めるものです
国は、放射能除染に対する費用負担等について9月28日福島県に来て、市町村の担当者を集め発表しました。内容は①年間20ミリシーベルト以上は(ほとんど避難区域)国が責任も費用も持つ②同20~5ミリシーベルトまでは自治体が責任を持ち国が費用を持つ③同5ミリ以下(1μシーベルト/時)は、責任も費用も出さないという内容です。
説明を聞いた市町村の担当者は「本来国がやらなければならない事なのにおかしい」と一斉に反発をしたとのことです。意見をくれたある方は「放射能はだれが降らせたんだ!こんなことはとても納得できない」と言いました。
8月26日成立した、民主・自民・公明の議員提出法で社民が賛成した「20ミリシーベルト以上しか国が責任を持たないという法律」に基づいたもので怒り心頭です。
写真は、国の除染費用の考え方を伝えるテレビ(9月28日夕方)
「ゲルマニュウム半導体検出装置を調査しました・原子力センターにて」
28日、福島市にある県の原子力センターで、放射能検出装置の調査に行きました。原子力事故後は全国の支援をもらって体制をとっていると言いますが、分析やモニタリングなどで体制は厳しい状況でした。
航空機で放射能の状況を見て、車で走行して調査をして、その後詳細調査を人海戦術で測定をする仕事、また、放射能各種分析装置で、土壌・水・降下物・海水・河川・原乳・肉・卵などの分析をしています。原子力センター内に8台あるゲルマニュウーム半導体検出装置はガンマー線を出すヨウ素セシュウムを図れます・1台あたり値段はおよそ2000万円弱です。
写真は、車で放射能を測定できる装置一式・京都大学で開発した「クラマ」
写真は、シリコン半導体検出装置・低バックグランドガスフロー計数装置・液体シンチ レーション測定装置のある部屋
福島県議会9月定例会開会・大震災対応など知事提案要旨説明。宮川質問は、10月5日の午後2時ころです、お出かけください。
どこでも頼まれる地震の被害・見たことのある顔
「聴覚障害情報提供施設の早期設置を」など、大震災原発事故は弱い立場のみなさんが本当に大変な思いを・要望を聴く会(2)
21日、各団体のみなさんが来年度の予算要望に見えました。大震災・原発事故でみなさん本当に大変な思いをなさっていました。特に、障害者など弱い立場の方々の苦労は涙が出るようでした。聴覚障害者の方は、「地震と津波の被害だけかと思った、何のための避難かわからなかった」と言い、原発・放射能の被害はわからなかったと。役場から何の連絡もなかったと。そして、避難所でもパニックになっていられなく馬小屋に寝ていた人や、いまだにどこにいるかわからない多くの障害者の方がいます。
この方たちの要望は、県議会でも一致して作ることになっている、しかも、H23年2月22日に厚労省が開いた全国の「障害者保健福祉関係主幹課長会議資料の『聴覚障害者情報提供施設の早期設置』が挙げられている」との事です。その直後の再震災でした。遅れてきた福祉関係が被害を大きくしました。このような要望を今回の大震災を教訓にして整備すべきです。
TPPは中止を・原発被害対策など真剣深刻な要望が・来年度の予算要望をお聞きする会。「(原発問題)共産党の言っていたことが本当だった、すごい事だ」と。
21日、日本共産党県議団の要望をお聞きする会があり、多くの団体のみなさんが見えました。TPPは中止と農業関連団体のみなさん。また、原発事故では多くのみなさんが大被害を受けており、真剣・深刻な要望がたくさん出されました。中には「原発は危ないと共産党が言っていたが本当かな?と思っていた。こうなってみると先見の目があったということだなぁ」と言う代表の方も。見えたみなさんは①腎臓病協議会②福島県私学団体総連合会③福島県農業会議④復興共同センター⑤福島県聴覚障害者団体⑥きょうされん福島支部⑦JA関連団体⑧新日本婦人の会福島支部。資料のみいただいたみなさん⑨福島県漁業協同組合⑩県水道協会⑪県町村会・議長会、同大震災と豪雨災害要望⑫県市長会⑬視覚障害者団体です。
写真は、要望をお聞きする会で
放射能にかかわる正確な情報と知識が信頼しうる形で国民のもとに届くように・申し入れ・花火打ち上げ中止問題で
20日、日本共産党福島県委員会・東日本大災害原発事故対策本部と県議団は佐藤雄平福島県知事に「放射能差別を繰り返さない対策を国に求める事について」の申し入れを行いました。愛知県日進市で開催された花火大会で「放射能が心配」と中止されたと報道された事などにかかわってです。この問題は今回の問題だけでなく必要な対策がなされなければ福島県民への偏見と差別につながりかねないものです。
これは「苦情」を寄せた市民の問題ではなく科学的説得力のある情報の不足から来るものです。ですから、国が責任を持って国民のもとへ、信頼しうる情報を提供する事が必要です。このような立場で申し入れを行いました。
花火を製造した福島県川俣町の煙火店の社長さんは「花火作業は保管も作業も屋内で行うもので、まして今回の花火は震災前に製造したものだったので非常に残念だ」と話をしていました。
写真は、災害対策本部に申し入れ