食品等の放射能検出調査に使う「ゲルマニュウム半導体検出器」が、福島県には8月末現在26台がある事がわかりました。
共産党県議団の調査で県が示しました。
内訳は、郡山の農業センターに6台(購入金額136,881,150円)・借用分4台独立行政法人原子力安全基盤機構(無償)、福島市の原子力センターに4台(購入金額76,979,350円)・借用分12台国経済産業省と文科省(無償)です。そのほか各自治体や民間にあります。
厚労省は食品の検査は都道府県に行わせていますが、検査機器も体制も足りないため、実態の正確な把握には程遠い状態です。自治体任せにせず国の責任で、民間の能力も活用して最新鋭の検査機器を最大限に確保し、抜本的強化を図るべきです。
さらに、暫定規制値を検証して必要な見直しを絶えず行うことです。そして、生産者に損害を与えない万全の措置を取るべきです。生産者への賠償は東京電力に負担させることまもちろんです。
自分で作った農作物を孫に食べさせたらいいかどうかわからない、基準以下と言ってもどのくらいか知りたい、このような声にこたえられるように、どこでも食物や水などの放射能を測定できるように、国や自治体は大至急答えるべきです。
写真は、県が提出した資料とこの問題を報じた週刊東洋経済(2011・9・10日付)