月別アーカイブ: 2014年9月
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9月30日、一問一答の総括審査会で日本共産党からは長谷部あつし議員が質問に立ちました。
灯油の値上がりが厳しくなることが予想される中で、年金や生活保護削減など低所得者の実情は深刻、福祉灯油の実施を今から準備すべきと質問しました。
医療介護総合法は、国が地方に責任を押し付け地方は住民に「自助努力」と切り捨てると指摘、また、国保の市町村から県に移譲することについて県は、国からの財源の具体的提起はないと答えました。
いわき市の医療体制支援については厳しさは指摘の通りで一層の支援努力をすると答弁しました。その他、土砂災害問題については、2001年比で全体予算の0、8%から今年度0、1%になってしまっているというありさまでした。
復興予算で倍額の予算になっているとはいえひどいものです。
写真は、長谷部議員の総括質疑・佐藤雄平知事への最後の質問に
地方の時代どころか疲弊する地方・米価の大幅下落・福島県は原発風評被害もあると
米価の暴落は深刻な事態になっています。
今年の米価暴落は人件費が出ないどころか肥料・農薬などの経費も出ない深刻な赤字で、来年以降の米生産の維持すら危うい事態です。
この米価暴落は、地方の時代どころか地方が疲弊する大きな要因です。気候変動の大きい、また大きな災害が続くこの頃ですが改めて食料の自給率向上・農業の環境に果たしている役割、地方の持つ役割など見直すべきではないでしょうか。米の輸入拡大自由化の推進でいいのでしょうか。30日の総括審査会で県は、原発風評被害もあると答弁。福島県は二重三重の苦しみです。
米価下落は県内で最もひどい状況です。原発放射能の農業に与える影響に加え、国の農業政策は二重の苦しみを県民に与えています。県議補選で頑張っている吉田えいさく候補は次のことを訴えています。
- 米価暴落の実態を真剣に受け止め、実態調査(現場での)を実施する事
- 過剰米の市場隔離を実施すし、備蓄超古米の更新、途上国への支援等あらゆる対策を講じるよう国に申し入れる
- 生産調整の5年後の見直し(廃止)方針を撤回し、政府が米の需給と価格の安定に責任を持つ政策を実現するよう国に申し入れる事
- 県としても来年以降のコメの再生産ができるようあらゆる手立てを尽くす事
写真は、彼岸花も泣いている米価
県議補選は「吉田えいさく」・知事選は「熊坂義裕」・勿来で集会
28日、急に決まったにもかかわらず多くの方に、県議補選「吉田えいさく」を励ます集いに来ていただきました。医療に従事している方が(看護師)国が進める医療介護法は命を全く大事にしない、県の役割が大きい、今共産党がいない福祉の常任委員会に入って頑張ってほしいと切実に訴えてくれました。えいさくさんの握手の手が大きくてあったかい頼りになるという人も。
自主的支援の熊坂知事候補の名前が覚えにくい、クマが坂を上ると言えば覚えてもらえるね、という人も。吉田えいさくさんは、総選挙と同じ定数一の選挙で勝利し安倍暴走に歯止めをかけたい、医療福祉の分野で力を尽くしたい、支持を大きく広げてくださいと訴えました。
写真は、自己紹介をして思いを伝える吉田えいさく
写真は、医療の現場からの話
なこそ授産所35周年記念「障がい者の医療費窓口無料化取り組みましたね」とあいさつ・いわき母親大会・映画「放射線を浴びたX年後」見て意見交換
避難区域営農再開「いいたていちごランド」・災害住宅どうぞ
27日、農林水産常任委員会は飯館村に調査に行きました。避難区域営農再開の「いいたていちごランド」です。ハウスの中は原発放射能の被害はほとんどなく、今は外の空間線量でも0、2μシーベルト程度だそうです。ハウスの中のいちごの栽培も軌道に乗ってケーキ屋さんからの引き合いも出てきているとのことですが、生産量がまだ1000㎡で追いつかず(震災前は4000㎡)生産量増に奮闘中です。食べると酸味と甘味のバランスが絶妙で、熟しても色が変わらず周年栽培が可能で、ケーキにはもってこいです。
写真は、いちごハウスで説明を聞く・菅野村長も同席していただきました。
写真は、酸味甘味バランス抜群・ケーキ用いちご
帰りに飯館村の災害復興住宅を見ました。飯館村の隣の隣の福島市(飯野地区に)に作られています。菅野村長は、元の住宅より良いものを提供したいと言ってましたが、ほんとにいい環境で若い人が安心して住んで交流ができそうでした。
写真は、飯館村を通って・除染廃棄物
写真は、復興公営住宅はより良くの思い
米価暴落で集中論議・農林水産常任委員会
25日、今日から常任委員会の審議で私は農林水産常任委員です。
米の値段が全国的に下がっていますが福島県も深刻です。農民連ふるさとネットワーク調べて、福島県を会津・中通り・浜通りに分けるとコシヒカリで農協前渡し金が、会津は10000円(昨年比▲2100円)・中通り7200円(▲3900円)・浜通り6900円(▲4200円)となっています。過剰米の市場からの隔離と自給調整に乗り出す、今年度の直接支払金の半減措置の制限などを国に求めながら県としても対応策を求めました。県は、知事会を通じて国に申し入れた、ムギ・大豆・そばなどの生産の継続、福島ならではの品種生産、意欲減退策の促進などと答えました。農家の収入をどう確保するかだなどの意見など委員の皆さん地元の実情を踏まえて活発なしかし深刻な論議になりしまた。
やはり基本は食料の自給、農業の環境を守る役割、それこそ地方の産業として過疎化対策としてなどヨーロッパ並みの対応保護政策が必要です。
あんぽ柿は昨年から再開できたが、580戸(震災前1070戸)、200t出荷(同14%)、来年度はモデル地区を23─→61地区に、検査機器を+10台にする方向との説明でした。また、漁業の非破壊検査機器開発も進んできている、福島産農産物の使用拡大問題などの論議もされました。
写真は、農林水産常任委員会を終わって控室に
福島県知事選は熊坂義裕氏・元宮古市長・自主支援・共産党も加盟する「みんなで新しい県政を作る会」記者会見。自民党は手のひら返して佐藤雄平知事持ち上げ
24日、日本共産党も参加する「みんなで新しい県政を作る会」は記者会見を行い、10月26日投票で行われる福島県知事選挙で熊坂義裕氏・元宮古市長を自主支援する事を発表しました。県民共通の願いは、事故収束宣言を撤廃し県内原発全基廃炉、国と東電の加害責任の明確化と除染完全賠償、原発事故から子ども県民の健康を守る医療体制な確立、暮らしと生業県民一人ひとりに寄り添う復興と立場ですが、熊坂氏はこの立場で、加えて国にはっきりものが言える候補者です。また、一歩踏み込んで原発再稼働やめよなど国の危険な方向にも反対の立場をはっきりさせています。
今日は、一般質問で自民党は2人が登壇しました。先の2月・6月議会でさんざん佐藤雄平知事に代わる自民党独自の候補者を出すと議会で言っておりましたが、今日は歯の浮くような持ち上げをしていました。筋が通らないというか節度がないというか。
写真は、記者会
写真は、25日付けしんぶん赤旗より
外国の軍隊参加・欠陥オスプレイ参加やめよを自衛隊に要請を・「みちのくアラート2014」についての申し入れ
24日、福島県労連や平和委員会などが県に対し、外国の軍隊参加・欠陥オスプレイ参加やめよと自衛隊に要請をするよう申し入れました。共産党県議団も同席しました。これは11月6日~9日にかけて自衛隊が東北で行う災害訓練「みちのくアラート2014」に関する事についてです。
福島県では2005年2月18日に授業中の相馬市中村1中グランドに自衛隊のヘリが間違って着陸、市が連絡をしたにも関わらず離着陸を3時間半にわたって繰り返した事件がありました。安倍政権が集団的自衛権を推進しようとしている中、自治体を巻き込む体制を進めようとしている時にチェックは重要です。
写真は、県へ申し入れ
写真は、学習会の案内・9月30日(火)午後6時半~・福島市アオウゼ4F大会議室・入場無料・講師(東森英男・安保廃棄中央実行委員会事務局長)・どなたも自由に参加できます