(4)鮫川改修調査・錦御宝殿地区、県の人で不足が問題、古い水門の撤去を。避難も困ってると。

鮫川改修についてこれまでの経過、(1)勿来土木事務所に・8月16日、(2)いわき建設事務所に・8月31日、(3)本庁河川課に・9月13日、(4)錦御宝殿に区長さんと地元の方で現地調査。

9月16日、地域の方と区長さんの案内で、鮫川改修問題で御宝殿地区を調査しました。使われていない水門の撤去などの要望をいただきました。また、県の体制が悪い、地元やいわき市などともっと協議をして工事を進めてほしい、5回も設計変更がされて工事が遅れていると苦情も。

<地元やいわき市との調整を密にして工事の促進をと区長さんから>

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御宝地区から下流を見る。下流のJR陸橋の下は、3年前の豪雨以降補強されたようだ。8月3・4日喜多方豪雨で陸橋が流されたこともあって補強されたのかなと。使われていない水門の撤去は急がれるとも。古くなった水門が流されてJR陸橋に当たったら大変だとも。JR下鉄橋橋脚補強、大きな石?が敷かれた。 3年前の豪雨で、いっそう川の中にたまってきた土砂。 地元市道との取り付けとの関係で設計変更と説明受ける、御宝殿側の土盛りはしないことに。

上流のダムからの放水を知らせるサイレン。避難も高齢者が多くなってきて思うようにいかない。南の森の避難所はすぐ満杯になるし、近くの学校への避難はどうなのか、避難をもうあきらめている人も多いと。区長さんの悩みも深いです。

(3)鮫川改修要望・本庁河川課に鮫川等改修要望をしました

13日県議団控室で、いわき市南部に位置する二級河川(県管理河川)鮫川の改修要望を吉田英策県議と行いました。河川整備課・伏見副課長が対応で意見交換をしながら要望をしました。鮫川は2019年の台風19号で水位が堤防すれすれになった地域もありました。堤防のかさ上げや補修は進んで来ましたが、河川の堆砂除去や灌木の伐採は一部進み始めましたが(江栗大橋上流・左岸等)、全体的にはなかなか進みません。河川の中とはいえ、その土地の地主が不明で連絡がつかない等、用地買収が進んでいないこが大きな要因です。

用地買収の交渉にあたる職員不足が大きな要因で、職員の増員や作業の効率化などを要望しました。職員不足は出先機関でも大きな課題になっていました。

それでも、江栗大橋下流の右岸(錦地区)は、ほぼ用地買収がまとまって、来年度から灌木の撤去や堆積土砂の撤去作業に入れる見通しとのことです。上流部分はまだ用地買収が必要な個所は20~30か所残っているとのことです。

下流のJR近辺・左岸(植田側)は、手つかずになっていますが、早期用地買収を進め堆積土砂の撤去を求めました。

県は、人員確保に努力したい、用地買収は信頼関係が大事で個人情報なので基本は県職員が対応に当たるが専門家に委託など、効率的運用も図りたいと言います。また、用地買収が一定進んだら全部完了しなくても、灌木の撤去などを先行したいと答えました。

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鮫川広域基幹河川改修事業(図面)L=8、843mは、2016年~2046年間・30年間の長期事業です。気候危機が進む中で予期せぬ水害が多発しています。住宅密集地区を中心に一刻も早い改修が進むよう全力を挙げるよう求めました。

地域の皆さんと、勿来土木事務所(8月16日)と、いわき建設事務所(8月31日)と要望してきましたが、地域の皆さんのご意見を伺いながら今後とも取り組んでまいります。