とてつもなく大きく長く続く原子力災害との戦い・農林水産常任委員会審査

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原子力災害・放射能被害を受けて4年、福島県の農林漁業の課題はとてつもなく大きく長く続くことを改めて感じました。様々な取り組みも進んでいますが、今度退職される幹部の方が「震災後県職員として入った方が退職されるまで続くだろう取組」と言われたことを実感しました。

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審議は12日・13日と続きました。風評被害の中での米価下落対策で種もみ支援で3億円、イノシシ対策で県がイノシシを管理することに、全町避難の大熊町の復興支援のシンボルとして植物工場(雇用15人)に12億円、農業用ロボット開発事業、避難地域農業支援で浜農業再生研究センター本格軌道に、漁協の自主検査支援、農業短大支援、緑資源問題で負担金の支払いがH43年度までに129億円、地震で大きな被害を受けた藤沼湖事業費補正+8億4千万で工法変更・物価上昇・土の購入変更など。ほとんどが原発放射能被害と切りはなせません。

写真は、農林水産常任委員会の審査

福島県主催の東日本大震災追悼式・「県内原発の全基廃炉を求め、再生可能エネルギー先駆けの地を創る事」と知事メッセージ・・・でもそれだけでいいのか

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3・11福島県主催の東日本大震災追悼式があり出席しました。内堀知事は、3・11知事メッセージ起草委員会(委員長知事)で起草された、福島の未来2015年メッセージを読み上げました。その中で「県内原発の全基廃炉を求め、再生可能エネルギー先駆けの地を創る事」と。しかし、私は人類と原発が共存しないことを発信する内容があれば発信力がもっと増したと思いましたが。
写真は、追悼式
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写真は、阿部県議と私

3・11・大震災原発事故から丸4年、いわき市で一番人的被害の大きかった薄磯

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写真は、4年前の薄磯地区(上)

今日は2015年3月11日です。大震災・原発事故から丸4年です。今日に先立ち福島県いわき市はさる8日に各地区で追悼式が行われました。私はいわき市南部を中心に海岸沿いを歩いてきました。被害の大きかった各地域は大型重機が入りまったく様相が違う状況になっていました。

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写真は、現在の薄磯地区(上)

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写真は、大震災前の薄磯地区(上)(復興事務所のパネルより)遠くに豊間の灯台が見えます・灯台の下は美空ひばりの碑・地震と津波でも大丈夫でした。

いわき市で一番人的被害が大きかった薄磯地区も様変わりでした。地区の復興事務所にいた方が「高台移転の宅地開発が進んでいるが350世帯のうち100世帯くらいしか戻らないかも・・・」と言います。そして「原発で戻れない双葉群の方たちをここに迎えてはどうか」とも。また、建築関係の人材不足解消にCLT(ひき板を並べた層を板の方向が層ごとに直交するように重ねて接着した大型パネルの意味)工法利用はどうかなどのご意見も。

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写真は、避難の方が詠まれた短歌

原発放射能の影響が多大・農林水産常任委員会。議会運営委員会も。

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補正予算の審議が終わり、10日から新年度予算の審議が始まりました。私は農林水産関係の担当で、今日は、農業・林業・水産業・酪農など、原発放射能被害の対応や安全安心対策や風評対策、そして長くかかるこれらの取り組みのための人育成材研究など膨大なものです。自民党政治の下での農業つぶしの問題も深く横たわっています。
全体予算は1兆8千994億円で原発事故前の2倍以上で、農林水関係予算はも1千億円を超す1131億円で過去最高です。今日は説明だけで終わりました。
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写真は、農林水産常任委員会審査
写真は、私は議会運営委員会のメンバーで、議会運営に関して随時開かれるので対応です。

いわき市南部の・大震災4年目・関田・須賀・岩間・小浜地区

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026写真は、県境の勿来町関田・4年前と現在(上の写真)

大震災4年目のいわき市南部・関田・須賀・岩間・小浜地区を見て歩きました。

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写真は、錦町須賀・4年前と現在(上の写真)

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写真は、岩間町・4年前と現在(上の写真)

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写真は、小浜町・4年前と現在(上の写真)

大震災から4年・いわき市鎮魂の集い・夜はこたつ懇談会

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3・11を間もなく迎える、8日の日曜日各地区で鎮魂の集いがありました。いわき市全体ではアリオスで南部の勿来では岩間町で。各海辺はものすごく高い堤防ができてきました。地元の人は復興が進んでありがたいが海がが全く見えず複雑という声も。

写真は、いわき市全体のアリオスでの鎮魂の集い

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写真は、いわき南部の岩間町の集い

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写真は、夜はこたつ懇談会。原発の話やら集団的自衛権やら、共産党の歴史やら地元山田の共産党の歴史も

福島県特集の8日付赤旗日曜版をどうぞ・資料に埋もれる日々

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3月8日付週刊赤旗新聞は、大震災原発事故から4年目を迎える中、福島特集のような記事です。一面は①賠償問題で内堀雅雄福島県知事と浪江の商売をなさっている方②4・5面は商工会・酪農の方と高橋衆議院議員③18・19面は被災者の叫び④33面は県漁連会長さんと汚染水問題などです。

写真は、8日付週刊赤旗新聞・月823円です、購読もお願いできれば・・

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写真は、私は、毎日毎日来る山のような資料と格闘中です・資料の山に埋もれた私

 

 

これじゃあ国にはっきり言えないね・国も県もゆるゆる!原発汚染水外洋放出問題

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3月5日、今日の民主党の一般質問で、福島県が高濃度汚染雨水を含む排水(K排水路)の外洋放出を昨年1月に知ったのに見逃したのではないかと言う質問がありました。今日の地元紙の報道でも「国の原子力規制委員会(国)と県も対応が後手に回ったのではないか」と報道しまました。

私は、2日の日本共産党の追加代表質問で「原子力規制委員会は東電がこのことを報告していたのに規制する機能をはたしていないことが最大の問題」、県は海を汚さない立場を東電と国に求めよと質問しましたが県の対応はまったくはっきりしませんでした。やっぱりこれでは言えないよね、と思いました。

写真は、汚染雨水外洋放出問題を報じる地元紙・福島民報・5日付け

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写真は、2日の宮川の追加代表質問

賠償問題・宿泊業の現状と課題で懇談。一般質問が続行。

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夕方、問題になっている賠償問題で、ホテル華の湯社長・県旅連会長さんと懇談しました。県外・国外の宿泊客は微増だがまだまだ、県内の宿泊業は二分化している、浜通りは原発や除染や工事関係者の宿泊の半数を占めるなどの話も出されました。
①風評の払拭②復興対策と地域創生③人材確保と人材の育成④今後賠償されなければ、風評が払拭されない中事業の存続に不安、震災前の水準になることを前提に期間を設定してもらいたいと要望されました。特に家族旅行と修学旅行復活が前提に、また、コンベンションやバス代や子どもへの支援がポイントとも。
 
写真は、ホテル華の湯社長・県旅連会長さんと懇談
今日は県議会一般質問が続行です。自民・民主・公明のみなさんでしたが、国に対し県民の立場ではっきり物を言う・現場の声をよく聞く、この立場にないと聞いてても面白くないですね。
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福島県議会議長に東電と国を招致して「議会全員協議会の開催申し入れ」

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3月4日日本共産党福島県議団は、福島県議会平出孝郎議長に東電と国を招致して「議会全員協議会の開催申し入れ」を行いました。このところ続いている東京電力の、汚染された雨水の外洋放出・賠償打ち切り・中間貯蔵施設・労働者の相次ぐ死亡事故等について直接国と東電に問いただすことが必要と県議団で求めたものです。

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写真は、平出県議会議長に申し入れ