危険手当は正当に支払え・高線量作業を知らされず・原発労働者裁判報告会

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9月3日、いわき市平・文化センターで開かれた原発労働者裁判報告会・支援集会に参加しました。今日の午前中は「原発労働者に正当に危険手当を払え・拘束時間も賃金の保証を」の裁判の提訴、午後は「予測できた高線量被ばくを知らされず無用の被ばくの責任」の第一回裁判でした。二つの裁判は同時並行的に行われるとの報告でした。

4人の労働者の裁判ですが、危険手当が本人に行かないのは全くおかしいことで、裁判までしなければならないなど言語道断と思いますし、タービン建屋に高濃度汚染水がたまっていたことは、東電は当然予測できていたことです。訴えた原発労働者は、まじめに働いて報われないのはおかしい・除染作業は危険手当は出ていたのに原発は出ない・皆さんに支えられて後に続く人のためにも頑張りたいなど、それぞれ報告してくれました。

支援者代表のあいさつで伊東達也さん(賠償の会・いわき訴訟代表)は、長年のピンハネ賃金をただす時・200万県民の健康と安全がかかる・原発労働者の被ばく線量低減のためになど、また、各支援団体からの激励の挨拶がありました。

写真は、報告集会と支援集会

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写真は、報道・東電を提訴・いわき地裁

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写真は、報道・提訴した労働者が記者会見

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写真は、報道

印象に残った話では、多重下請をそのままにしておく問題、チエルノブイリでは立ち入り禁止区域の入り口に収束にあったた労働者をたたえる大きな像が立っている日本との大きな違い、除染では二流の会社なのに危険手当が出されているのに原発は一流の会社がやらない(一日一人1万円の危険手当を25人雇用のの会社がやったらいくら懐に入れる事になるか?ものすごいぼろもうけ)、これまで労働者の放射能被ばくは隠されてきたその人数は膨大だなど、今回の裁判はものすごい意義のある画期的な裁判と思いまいした(宮川)。

消費税再増税・集団的自衛権・原発再稼働の安倍政権は一刻も早く退陣を!赤旗新聞と共産党のお勧め・相談いろいろ

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知事選挙があるので9月県議会をはじめ日程が前倒しで日々の行動も込み合っています。県議会のある福島まで2時間半かかるので自宅にいるときは一挙に様々な日程が入ります。また、世の中が悪く暮らしにくくなっているのか相談事もかなり入ります、まあ体は一つですからやることは限りはありますが。

それにしても消費税増税は暮らしをじわじわひどくしています。ガソリン入れる時は財布をのぞきながらと皆さん言います。消費税再増税絶対反対!街宣にも力がこもります。

写真は、常磐地域で街宣

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写真は、スーパー前で憲法9条守れの署名活動・今日は若いお母さんの反応が良かったです。女性は総じて反応がいいです。若い男性も寄ってきて署名してくれました。

しみじみ福祉と教育の弱さを思う・要望聴取会2日目

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各団体の皆様から要望をお聞きする日本共産党の要望聴取会を開きました。今日は、林業会議・農業会議青年連盟・JA関連の5団体の皆さん・民青同盟・学童クラブ・教職員組合・公立夜間中学を作る会・共同センター子どもチーム・社会福祉協議会・難病連・ろうあ協会・県漁連・水道協会・市町村会・同議長会の・母親大会実行委員会のみなさんです。原発事故を受けてそれぞれ切実な要望でしたが福祉教育の弱さが非常に目立ち国の悪政と相まってしみじみ弱さを思いました。県議団が何としても福祉の常任委員会に入る必要があります。6つの常任委員会なので6人の県議団だと文句なしに入れるのですが(現在5人です)。
写真は、みなさんの要望をお聞きする

避難後の自殺に賠償命令・東電を断罪

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8月26日、福島県川俣町山木屋の渡辺はま子さんが自殺したのは東京電力が引き起こした原発事故によるものとする判決が福島地裁で出されました。東京電力を断罪したと報道されました。生まれ育ったその土地を放射能で汚されて帰えることができなくなった・・その無念はいかばかりだったでしょう、だれも何の責任を取らない無責任が原発再稼働を進めるのです。

写真は、避難後の自殺に賠償命令・東電を断罪したことを報じるニース

各団体から「日本共産党のご要望を聞く会」

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25日、「各団体から御要望をうかがう日本共産党の会」を開きました。今の時期各会派が一斉に開きます。今日は、「福島県腎臓病協議会」の皆さんが医師看護師不足や患者の高齢化対策など切実な要望で、「福島県農業会議」の皆さんは二本松で開かれた日本共産党主催のシンポは勉強になった、国の農業問題改革は現場の実情を見ていない強い怒りを感じている、「県私学団体総連合」の皆さんは原発事故や少子化で何事も困難になっている国の交付金より少ない財源措置になっている(小中学校運営補助金が)など切実深刻な要望が出されました。
写真は、要望を受け取る
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写真は、皆さんから要望を聞く

9月県議会に向け原発10基廃炉を強く求める、喜多方市・北塩原村の台風11号による水稲被害対策など・知事申し入れ

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25日、9月定例県議会に向けて知事申し入れを行いました。県内原発10基廃炉や集団的自衛権やめよ消費税増税中止など国にはっきりものをいうべきなどとともに①原発事故責任の明確化と事故収束対応について②除染の促進について③原子力損害賠償について④被災者支援について⑤子育て・教育・医療・福祉の充実について⑥産業支援と雇用拡大、再生可能エネルギーの普及促進について⑦災害対策についてです。
写真は、申し入れ
台風11号による会津の喜多方市・北塩原村など水稲の変色被害を調べ空中散布など県の支援を求めました。被害がこの2市村だけでも1200ヘクタールに及んでいて品質低下と収量減収が心配されるなどです。
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写真は、会津の台風11号による水稲被害を示す神山団長

原発避難の双葉町がいわき市勿来地区に小中学校と幼稚園仮校舎新築・「せんだん太鼓」思いを込めて

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写真は、町長挨拶

24日、原発避難の双葉町が、いわき市南部の勿来地区に小中学校と幼稚園の仮校舎新築を建設し今日は落成式がありました。小中学校とも少人数ですが、行き届いた教育が行われると思いました。ただ近くのいわき市の学校に馴染んでいる子どもたちも多いので課題は多いと思います。場所は鮫川の脇で環境はとてもいいところです。

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写真は、学校の中

思いを込めた「せんだん太鼓」の演奏が行われましたが、怒りと悲しみとそして未来を開きたいという思いが込められているようで涙がこぼれました。

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写真は、せんだん太鼓の演奏

「福島第二原発廃炉は当社が判断する・まだその時期でない」・全員協議会

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20日、東京電力を呼んでの全員協議会が開かれ、日本共産党県議団からは宮本しづえ議員が質問しました。宮本議員の福島第二原発廃炉要求に対し、東電の広瀬社長は「福島第二原発廃炉は当社が判断するがまだその時期でない」と拒否しました。宮本議員はこのほか①津波の被害対策をしなかった東電の責任②柏崎刈羽原発の再稼働を止めること③事故収束作業④原子力損害賠償問題を質問しました。他党の議員も東電・特にADRはお互いの和解案なのだから100%飲むべきなど東電の不誠実なことへの問題や事故収束に全力を挙げていないなど厳しい質問も目立ちました。

平出議長(自民)は最後に、原発の安全確保が重要、あらゆる経営資源を集中すべき、賠償は被害者に寄り添い十分迅速確実に最後まで行うようにと締めくくりました。

写真は、質問する宮本議員

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写真は、答弁する東電の広瀬社長

国も東電もまったく無責任・福島原発汚染水対策「失敗」見通しのなさ

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東電は19日、福島第一原発2号機海側で電源ケーブルなどが通る地下道(トレンチ)の凍結工事が難航している問題で、これまでの手法では流れを止められないこと、手法を変えざるを得ないことを発表しました。しかし見通しは全く立たず疑念の声が上がっています。国も前面に立って汚染水問題に対応するとしていましたが国の全面的責任が問われます。さる18日、日本共産党・長谷部あつし県議が国・規制委員会を呼んでの全員協議会で国の責任を問いましたが、この時も東電任せの対応がありありでした。「再稼働に走る国のいい加減さが出た」「凍土壁も含めいったい今後どうなるのか?」と心配の声が上がっています。

写真は、汚染水対策の失敗を報じる各新聞

要求金額500億円超える補正・9月議会向け政調会

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19日、9月定例県議会に向けて、日本共産党県議団が執行部の考えを聞く政調会が行われました。補正予算の概算要求額が500億円半ばを超えると総務部長から説明がありました。避難区域等の地下水資源調査・復興公営住宅対応・多方面にわたる原発関連問題・県営住宅に自主避難者が優先入居可能になど盛りだくさんの説明がありまる一日かかりました。
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これを受けて25日に知事申し入れを行います。さらにこれをベースに9月県議会の質問もまとめます。9月県議会は9月12日~の予定で知事選が入るので早まっています。
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写真は、執行部に説明を求める共産党県議団