「避難者・被災者支援不十分」補正予算で反対討論

SONY DSC

3月12日、補正予算の採決でした。私は、国の補正予算の問題点を指摘しながら、県の2012年度補正予算は、避難者・被災者支援が不十分、「なんでも原子力賠償で」ではなく、県と国が肩代わりすべき、現行法の枠組みではなく避難者・被災者の立場で支援を行うべき、このことが不十分な補正予算には反対と討論をしました。

写真は、討論

SONY DSC
写真は、採決態度

行動してこそ開ける・「元の生活を返せ原発被害いわき訴訟の提訴」

DSCF2401

3月11日、「元の生活を返せ原発事故被害いわき訴訟・第一陣訴訟があり参加しました。福島第二原発30㌔圏外いわき市民の訴訟です(30㌔圏内は既に提訴済み)。原告は882人・336世帯・0歳~89歳までです。低線量被爆・政策形成を求める・集団提訴というないようです。

DSCF2402
全国公害訴訟団体の皆さんも支援にみえ、代表の九州から来たミナマタ公害訴訟の中山さんは、国は最初から調査をしなかった、健康診断もしなかった、提訴まで10年かかり50年経った今も延々と続いていると言い、経験も含めてしっかり支援をしたいと挨拶しました。
写真は、提訴後の報告会

目に見えない・臭わない・色もない放射能に重装備して視察。どこが「収束」!・原発2年後の実態・志位委員長らと県議団原発視察(1)

3月9日、日本共産党国会議員・福島県会議の各議員団で福島第一原発の視察をしました。参加者は、志位委員長・笠井・高橋の各衆議院議員、神ともこ參院議員と福島県議団です。敷地内の視察は80分でしたが、防護準備も含め約5時間(総時間7時間)でした。目に見えない・臭わない・色もない、放射能は異質の物と実感しました。

壁面が崩れ落ち水素爆発の影響が生々しい4号機の原子炉建家最上部(エレベーターで上がる)や、敷地を埋める放射性汚染水を貯めた巨大タンク群、津波の爪痕がいまだ残る海側や、地震で倒壊した夜の森線鉄塔(これで外部電源が失われた)などです。
3号機建家のそばは、1ミリ(1000μシーベルト)以上との説明がありました。
4号機の使用済み燃料は供用プールに移す計画ですがほぼ満杯なので、今までの冷えた分はキャスクに移すといいます。10年くらい経っているのであったかい程度だと言ってました。

視察を終えて記者団の質問に答えた志位委員長は、収束には程遠い、事故真っただ中にある状況で、特に汚染水の問題が深刻と述べました。

志位委員長は、原子力発電所免震重要棟で作業中の皆さんに「過酷な条件のもとでの仕事に敬意を表します、非常に長く多くの困難が予想されますが健康と安全を第一に力を尽くしてください、国政に身を置くものとしてがんばります」とねぎらいました。

作業拠点になっている、南側のJビレッジから20㌔北側の第一原発に行く途中、放射能濃度が高いため立ち入り禁止になっている大熊町は、人影もなく荒れ放題なった田畑家々が続いていました。6号国道の原発入口交差点は、24μシーベルトでした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
写真は、まずJビレッジでWBC(ホールボデカウンター)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
写真は、事前説明

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
写真は、WBCの前で紙ともこ参議院議員と懇談する志位委員長

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
写真は、最後に記者のみなさんの質問に答える志位委員長

※原発敷地内の写真は、赤旗記者など特定の人しか写せなかったので手に入ったらアップします。

他県からの応援も予定の7割・やめる人は1,5倍も、予算執行の困難も人手不足?総務常任委員会

8103

8日、補正予算に関して総務常任委員会の審議がありました。審議の中で、大震災・原発事故を受けて福島県は他県からの人的応援を求めていますが、今年度は他県からの応援も予定人数の73%で、315人の予定が230人になったこと、また、昨年12月現在でやめた職員が、予定より1,5倍も出てしまったとのことです。大幅な予算執行減が出ましたが、このことも要因の一つではないでしょうか。

写真は、総務上に院委員会審議

除染・賠償・健康管理について・日本共産党宮本質問

5054

5日、日本共産党宮本しずえ議員の一般質問でした。除染・賠償・健康管理についての質問でした。
除染が進まない事は、避難地域が解除されても戻れない原因であり、避難指示がない地域からも2万8千人近い自主避難者が県内外に入るとして、除染推進を具体的提案をしながら推進を求めました。

5069
原子力賠償問題では、すべての県民を対象に精神的被害に対する賠償を継続するよう求めたことに対し、知事もその立場であることを表明し求めると答弁しました。

写真は、宮本議員の質問
写真は、宮本議員の再質問

「双葉町の避難先である埼玉県加須市・旧騎西高校から近隣の民間住宅に転居する場合、災害救助法で早急に支援できるように国に求める」と県は答弁、宮川の追加代表質問

4055

3月4日、日本共産党を代表して追加代表質問を行いました。「双葉町の避難先である埼玉県加須市・旧騎西高校から近隣の民間住宅に転居する場合、災害救助法で早急に支援できるように国に求める」と原子力損害賠償担当理事が答弁しました。私は、早く対応してほしいという要望が、加須市・旧騎西高校の入居者から求められていると強く求めました。

知事には、いまだに15万4千人にのぼる避難者が展望のない状況にあることを述べ、現行法で対応できない避難者への支援を国に求めるよう質問しました。
このほか、復興住宅の建設促進、産業雇用創出、再生可能エネルギー推進などについて質問しました。

4070

一昨年上限を200億円に引き上げた、ふくしま産業立地補助金の指定状況は、大企業で45社・48件・補助予定額は805億円・新規雇用予定は1232人、中小企業で240社・243件・1056億円・新規雇用2796人となっていることなどが示されました。
介護の人材不足対応では、特に浜通りが深刻で、全県的に新年度1000人の人材を育成したいとしていますが、予算は2億3千万程度です。
企業誘致そのものも積極的に行うことは必要と思いますが、、そこに多額のお金をつぎ込むことに疑問と不安を感じます。製造業関係はいかにして人を減らすか合理化をするかを目標にしているからです。介護で雇用を増やすことにもっと支援をすべきではないでしょうか。

写真は、質問

DSC_0552
写真は、自席で再質問・再々質問

原発再稼働明言・自民安倍首相。高校卒業式

DSCN6760

安倍首相は、2月28日(昨日)の衆参両院の施政方針演説で、事故を引き起こした最大責任者としての反省もなく原発再稼働を明言しました。佐藤雄平知事も福島原発全面を直接求めていましたがオール県民の願いに反するものです。広野町・楢葉町・富岡町の各町長も一斉に強い怒りの声を上げたとのことです。県議会でも取り上げながら思想信条の違いを超えた大きな運動を呼びかけたいと思います。

高校の卒業式に行きました。避難者の子どもも5人通ってきていると言いましたが若さあふれる元気いっぱいの卒業式でした。この子たちが大震災・原発事故を克服し未来を作っていくんだなぁと思ったら胸がいっぱいになりました。

写真は、朝の街宣

オール福島で福島支援を・共産党代表質問

DSC_0489

28日、日本共産党神山議員の代表質問でした。
知事・県当局・福島県議会が立場の違いを超えて「オール福島」で、国と東電に「福島原発10基廃炉」「原発は人災」と認めさせ、子どもたちをはじめ県民がこの福島で安心して住み続けられるようにしようと呼びかけました。

DSC_0502

「安倍政権で先生の多忙・教育の統制が」説明する今年のテーマ・公民館まつり・跳ね歩き

DSCN6758
写真は、「平和のための戦争展」会場前で

議会の合間に全ての用事をこなそうと跳ね歩きました。何しろ県議会に行くと月曜~金曜まで泊まっているので、土日で全てをこなすことになります。相談事・赤旗新聞集金対話・会議・買い物・お通夜・孫の相手まで頑張りました。植田公民館まつりでは「平和のための戦争展」を見ました。今年のテーマは安部政権の下での教員の多忙化と統制問題もテーマの一つです。
手作りの手芸作品や短歌・書道・絵画などなんでもあります。

DSCN6759

写真は、短歌・避難者の方の短歌がいたく心に残りました。

DSCN6752
写真は、「教員の多忙化と統制のお話」

DSCN6757
写真は、長年の戦争体験聞き書きなど「戦争と勿来」