3月12日、補正予算の採決でした。私は、国の補正予算の問題点を指摘しながら、県の2012年度補正予算は、避難者・被災者支援が不十分、「なんでも原子力賠償で」ではなく、県と国が肩代わりすべき、現行法の枠組みではなく避難者・被災者の立場で支援を行うべき、このことが不十分な補正予算には反対と討論をしました。
写真は、討論
3月9日、日本共産党国会議員・福島県会議の各議員団で福島第一原発の視察をしました。参加者は、志位委員長・笠井・高橋の各衆議院議員、神ともこ參院議員と福島県議団です。敷地内の視察は80分でしたが、防護準備も含め約5時間(総時間7時間)でした。目に見えない・臭わない・色もない、放射能は異質の物と実感しました。
壁面が崩れ落ち水素爆発の影響が生々しい4号機の原子炉建家最上部(エレベーターで上がる)や、敷地を埋める放射性汚染水を貯めた巨大タンク群、津波の爪痕がいまだ残る海側や、地震で倒壊した夜の森線鉄塔(これで外部電源が失われた)などです。
3号機建家のそばは、1ミリ(1000μシーベルト)以上との説明がありました。
4号機の使用済み燃料は供用プールに移す計画ですがほぼ満杯なので、今までの冷えた分はキャスクに移すといいます。10年くらい経っているのであったかい程度だと言ってました。
視察を終えて記者団の質問に答えた志位委員長は、収束には程遠い、事故真っただ中にある状況で、特に汚染水の問題が深刻と述べました。
志位委員長は、原子力発電所免震重要棟で作業中の皆さんに「過酷な条件のもとでの仕事に敬意を表します、非常に長く多くの困難が予想されますが健康と安全を第一に力を尽くしてください、国政に身を置くものとしてがんばります」とねぎらいました。
作業拠点になっている、南側のJビレッジから20㌔北側の第一原発に行く途中、放射能濃度が高いため立ち入り禁止になっている大熊町は、人影もなく荒れ放題なった田畑家々が続いていました。6号国道の原発入口交差点は、24μシーベルトでした。
※原発敷地内の写真は、赤旗記者など特定の人しか写せなかったので手に入ったらアップします。
3月4日、日本共産党を代表して追加代表質問を行いました。「双葉町の避難先である埼玉県加須市・旧騎西高校から近隣の民間住宅に転居する場合、災害救助法で早急に支援できるように国に求める」と原子力損害賠償担当理事が答弁しました。私は、早く対応してほしいという要望が、加須市・旧騎西高校の入居者から求められていると強く求めました。
知事には、いまだに15万4千人にのぼる避難者が展望のない状況にあることを述べ、現行法で対応できない避難者への支援を国に求めるよう質問しました。
このほか、復興住宅の建設促進、産業雇用創出、再生可能エネルギー推進などについて質問しました。
一昨年上限を200億円に引き上げた、ふくしま産業立地補助金の指定状況は、大企業で45社・48件・補助予定額は805億円・新規雇用予定は1232人、中小企業で240社・243件・1056億円・新規雇用2796人となっていることなどが示されました。
介護の人材不足対応では、特に浜通りが深刻で、全県的に新年度1000人の人材を育成したいとしていますが、予算は2億3千万程度です。
企業誘致そのものも積極的に行うことは必要と思いますが、、そこに多額のお金をつぎ込むことに疑問と不安を感じます。製造業関係はいかにして人を減らすか合理化をするかを目標にしているからです。介護で雇用を増やすことにもっと支援をすべきではないでしょうか。
写真は、質問