東電のひどい体制・本気でない国の体制、原発労働者の危険手当と健康管理、総括質問

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19日、日本共産党を代表して総括質問を行いました。原発の汚染水対策などが大変な事態になっていますが、東電のひどい体制の改善と国の責任ある体制を県が求めるよう強く要求しました。
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原発労働者の危険手当が必ず手元に届くように、また健康管理の強化も求めました。賠償と線引きをリンクさせず実態に合った賠償を求めること、地産地消の再生可能エネルギーの促進を求めました。
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オール福島の願いの発信は、県内外に広がっている、自民と安倍政権の「原発推進のエネルギー基本計画」に県民の怒っている、再稼働の中止を県としても求めよと質問しましたが、国が決めることという情けない答弁でした。
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写真は、日本共産党を代表して総括質問
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写真は、ひどい体制が改善されない東電と国の体制のパネル
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写真は、福島県に隣接している原発の距離
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厳しい酪農の復興を新しい形で発展を。かーちゃんの力で福島県の農の再生を。農林水産常任委員会現地調査

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17日、農林水産常任委員会で、酪農共同企業体・ミネロファームと遊休地利用の農産物生産・加工販売など、原発震災から新しい形で復旧復興と発展を目指している2つの事業を調査しました。酪農の方は福島市松川町にある酪農協同企業体で、原発事故により避難した酪農家が共同企業体を作って運営する復興牧場です。支援を受けながら集約型・被災酪農家雇用確保・基盤つくり・多面的機能発揮・環境にやさしいを目標にして休日も月7~8日とれるようにし、障がい者やニート引きこもりの方なども受け入れています。原発後酪農は震災前比で戸数82%・頭数84%です。避難・休業農家戸数は76戸です。
写真は、酪農を取り巻く状況について説明を聞く
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写真は、牛舎内で岡正宏副理事長から説明を聞く
かーちゃんの力プロジェクトは原発事故による避難生活の中、あきらめない心で立ち上がるかーちゃんたちの力で多くの方々から支援を受け頑張っている涙あり元気の出る活動です。
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写真は、かーちゃんの力・プロジェクト協議会・渡邊とみ子代表から説明を聞く

原発災害対策中心の農林漁業予算・農林水産常任委員会議案審議。同時に総括質問つくり

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12日~14日・17日は各常任委員会の審議です。私の担当の農林水産常任委員会の今日の審議は予算が主なものでしたが原発災害を中心にした予算編成でした。放射能一般事業費は598億円で公共事業費分は480億円で、合計1077億円です。
放射能検査をすべて行ってからの対策で、改めての原発被害が農業県を大きく揺るがしている状況がわかりました。国の法改正で「県農業振興公社が中間管理機構」に移行する方向ですが、この関連では新たな耕作放棄地を生み出さないための施策にとどまるだけでした。あんぽ柿はさらに非破壊検査機器を拡大し出荷に備えること、森林林業問題での作業員健康対策は放射能濃度で3、8μシーベルト以上は作業禁止それ以下で2、5μシーベルトまでは緊急作業以外は抑制それ以下で0、23μシーベルトは測定器で遵守でそれ以下は通常との説明でしたが、若い作業員の確保は大変な状況です。浜地域農業再生研究センターは運営経費など今後の課題があります。
イノシシ対策は国から来た補助金利用で一頭8000円の補助を市町村に出すが県の支援は無く問題です。ため池の放射能除去費用は国から出ていませんが、対策準備用で①除去泥の技術開発②濁り水を抑えるカーテンのようなもの③大雨で動きを見張るモニタリング体制などを行うという説明でした。
総括質問つくりを同時並行に行っており、朝早くから夜遅くまでやってます。
写真は、余裕ない顔で総括質問つくり

「確実・迅速・充分な賠償がなされるように全力を尽くす」と知事・神山追加代表質問

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3日、日本共産党の追加代表質問でした。質問の内容は、避難者及び被災者支援・賠償問題・住まいの支援・原発事故の汚染水等問題・子どもの健康支援・教育行政・企画立案参加するために女性職員の管理職登用・グループ支援など中小企業支援問題です。避難者及び被災者支援・賠償問題は他会派がほとんど取り上げませんし取り上げても弱いです。避難者のみなさんや各自治体との懇談を基本に取り上げた質問は、執行部や他党のみなさんも関心を持って聞いていたようです。
写真は、追加代表質問をする神山議員
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写真は、傍聴者の皆さんと感想や意見交換

福島県予算1兆7145億円・昨年比ほぼ同額・震災前比ほぼ倍額

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5日、福島県の2014年度(来年度)予算を発表しました。一般会計は1兆7145億円で、県政史上最高だった前年度(1兆7320億円)に次ぐ規模です。大震災と東電原発事故関連に充てられる予算は8715億円でほぼ半分を占めます。災害公営住宅整備予算など公共事業は過去最大です。これらの予算の手当・維持管理などどうなのか問題をよく見る必要があります。医療・介護・教育の深刻な実状改善についてはあまり見えません。

写真は、5日は雪の県庁前

「戸籍法の改訂を求める意見書」採択・歴史の逆戻り自民党だけが反対!

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17日、福島県議会が閉会しましたが、「戸籍法の改正を求める意見書」が採択されました。歴史に逆戻りの自民党だけが反対しましたが、他は全員賛成で採択されました。

内容は、出生届けに「嫡出子」か「嫡出子でない子」かの記録を義務づけた規定を削除する戸籍法の改正を求めるものです。

藤沼ダム復旧工事とあんぽ柿放射能全量検査体制視察・農林水産常任委員会調査

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13日、農林水産常任委員会で須賀川市長沼にある藤沼湖ダム復旧工事と伊達市梁川町にあるあんぽ柿(干し柿)放射能全量検査体制を視察しました。

藤沼湖は農業用ダムで、2013年3月11日の大震災の地震で決壊し8名の方が濁流にのまれるなどなくなりました。全壊床上床下など101棟が被害にあいました。このダムは戦前から戦後にかけて作られていて工事用土砂等問題もあったようです。貯水量150万トンです。様々な検討や説明会などを行い工事が進められているとの説明ですが、3年後の2016年(H28)中の完成を目指して工事が行われています。

写真は、工事が進む藤沼湖ダム

あんぽ柿の放射能全量検査機器はJA伊達みらいの梁川選果場で行われておりました。非破壊型の検査機器として大変苦労して開発されたとのことです(1台は約6千万円×6台)。今年は原発事故後モデル事業として初めて出荷することになったなど、大変な苦労をしてきたことを話されました。

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原発事故から出荷までは、(2011年)は樹体を洗浄─⇒樹高切り下げ─⇒(2012年)は全戸原料柿の検査─⇒樹体内の移行確認─⇒樹高切り下げの効果確認─⇒干場の除染方法の検討─⇒非破壊検査機器の開発・検討─⇒(2013年)は安全なモデル地区を決定─⇒非破壊検査機器での全量検査─⇒工程管理導入─⇒販売再開PR取引先への周知─⇒です。

写真は、あんぽ柿(干し柿)放射能全量検査の機器を前に

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写真は、出荷されたあんぽ柿

臨時議会招集・阿部議員在職10年・各会派役員の皆さんご挨拶・知事申し入れ書作り

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11月13日・14日は臨時議会で今日開会されました。
大震災関連の工事請負契約39件(復興公営住宅・海岸漁港の整備)の提案です。
議案審議は土木だけでしたが各常任委員会も開かれました。私は農林水産委員会担当で今日は全体の所掌事務の説明でした。部署の職員数は1464人です。米の全袋検査や漁業の試験操業問題で質問があったりしたりしました。
明日の知事への12月議会に対する要望・来年度予算にかかわる第一次要望の取りまとめで時間がかかりました。
各会派の役員の皆さんがあいさつに見えたり、セクハラで問題になった県警がお詫びに来たり、人事案件の説明に来たりであわただしい一日でした。
明日は議長・副議長が辞任するという事で選挙がある予定です。
写真は、臨時議会開会
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写真は、阿部議員10年在職表彰
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写真は、自民党役員の皆さんがあいさつ
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写真は、民主県民連合の皆さんあいさつ
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「お金や口だけでなく人も!」と浪江町長。「国は地域の実態をもっと知って支援を」と川俣町長。日本共産党国会議員団と調査

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10日、笠井亮・高橋ちづ子日本共産党衆議院議員と県議団は、馬場有浪江町長と古川道郎川俣町長と懇談をしました。
浪江馬場町町は、お金と口出すだけでなく人的配置もしっかりやってほしい、収束宣言ははっきり撤廃をしてほしい、共産党とは汚染水対策など全く一致していると話しました。
川俣の古川町長は、例えば山林の除染については20メートルだけと言っても急な崖になっていたらどうするのかなど具体的に示し国は地域の実態をもっと具体的に知って支援をしてほしいなど様々な要望をいただきました。

写真は、川俣町長と懇談

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写真は、浪江・馬場町長と懇談

農林水産委員会と議会運営に所属します。議会報告作成してます。

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2年ごとの常任委員会等が改選になりました。6つの常任委員会があり、共産党は前半2年にも福祉公安委員会を希望しましたが入れなかったので、今回は必ずと強く要望していましたが、自民党が数の力で押し切り入れませんでした。県議団は自民党に申し入れも行っています。
私は、農林水産委員会と議会運営に所属します。
総務委員会は阿部裕美子議員、企画環境委員会は長谷部あつし議員、商労文教委員会は宮本しづえ議員、土木委員会は神山悦子議員です。