7400億円?膨大な減容化施設費、天井知らづの放射能対策費

12日、放射能の影響が強く帰還困難区になっている葛尾村の放射性廃棄物を焼却減容化する施設を視察しました。思ったより大きく膨大な費用が掛かっています。葛尾村の施設は中規模と言いますが費用は搬入路などは別で371億円と説明されました。建設1年・稼働2年・解体1年です。たった2年の稼働でこの値段です。葛尾村のほか県内20か所に計画があります。単純に計算して、371億円×20か所≒7420億円です。原発は一度事故を起こすと元に戻すには気の遠くなるような費用が掛かります。電気代と税金で賄う事になります。

土以外の落ち葉や解体した家など、燃える物を燃やして十分の一程度にすると説明されました。燃えカス灰は濃縮されて放射能濃度は約5倍に、飛灰は約33倍になる、10万ベクレル以下は埋設、それ以上は予定されている中間貯蔵施設に運ぶと言います。説明は環境省の方と、建設にあたった、共同企業体の方でした。

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写真は、減容化施設全景

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写真は、管理棟で説明を受ける

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写真は、廃棄物処理の流れ

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写真は、外形

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写真は、内部

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全町避難で初めて戻る楢葉町・町外拠点整備と双葉町の復興と両方の取り組み

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11日、日本共産党の5人の県議団と岩淵ともさん(参議院比例候補)は、福島原発事故で避難中のいわき市に仮事務所がある楢葉町の松本幸英町長と同双葉町の伊澤史朗町長と懇談しました。

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楢葉町の仮役場はいわき市中央台にあります。松本町長は平成24年8月に警戒区域見直し以降、除染やインフラ整備に取り組んできた、昨年5月「帰町の判断」をした、全町避難で初めて帰えることになるので慎重にやらなければならないと言います。

解決すべき問題として①フォローアップ除染など町民の不安除去②減容化施設の早期実現と安全対策③飲料水の安全安心対策④放射線と原発不安解消⑤子どもを安して産み育てられるように⑥域外派遣職人の宿泊施設支援⑦復興住宅の入居緩和⑧竜田駅東側地域開発財政支援⑨コンパクトタウン支援⑩産業の集積と創出などの要望を受けました。

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双葉町の借り役場はいわき市南部の東田町にあります。課題は複雑多岐にわたっている、先の見えない土地に根付いてない自治体がいかに大変かなどの話や、また中間貯蔵施設受け入れは国の責任を明確にするこが地権者の協力も得られることなど一致しながら話し合いました。

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双葉町北部の放射線量の少ない地域の復興計画やいわき市南部・勿来町酒井地区の「双葉町外拠点」づくりが進みつつあることなどの懇談をしました。町民が県外に42%も避難してる、職員の心のケアも必要など深い困難な話もあり寄り添った対応が必要と思いました。

最後に田人の四時ダムの発電施設も視察してきました。

オスプレイ3600億円・社会保障削減3800億円、これが怒らずにはいられない!

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10日、常磐地区で街宣をしました。「オスプレイ3600億円・社会保障削減3800億円、これが怒らずにはいられない!」と訴えると皆さんこちらを向きます。天気がいいので立ち止まって聞く人、車の窓から手を振る人、連休明けから始まる国会審議に影響を与えるくらい頑張りたいと思います。

写真は、オスプレイ・阿部県議の写真から

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写真は、街宣

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写真は、皆さんとおいしい食事

「オスプレイ購入費は社会保障削減予算と同じ」と街宣・話を聞きに出てくる方が各所で

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青空の元街宣をしました。今日の日刊赤旗新聞に「アメリカから購入するオスプレイが想定価格の2倍で購入する17機分は社会保障削減予算(3800億円)と匹敵する」と街宣。田んぼの中で・畑の草むしりしながら・花壇の手入れや植木の選定をしながら皆さん聞いてくれました。中には出てきて握手を求めてくれる人など反応は抜群でした。

写真は、話を聞きに出てきた方と一緒に

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写真は、花も歓迎

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写真は、日付赤旗新聞・米国製のオスプレイは当初イスラエルに輸出する予定でしたが、同国が取りやめたため日本が最初の購入国になりました。配備は空港の軍事利用を否定している佐賀空港配備を前提にしています。

もらったり取ったり・山菜系オンパレードの料理

連休も残り少なくなりました。家でのんびり山菜系の料理作りです。もらったり取って来たり、楽しんでます。

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カボチャはコンクリートのたたきに落として割る

003うまく割れました

008もらった山蕗とたけのこはゆでて

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天元台で取ったフキノトウとこごみ

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写真は、山蕗の皮むきは、るかちゃんにSOSで頼む

憲法記念日・アンダースタンド・下に立ってこそ・丸腰こそ、佼成会・外務部長根本昌廣氏講演

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3日、憲法記念日は立正佼成会・外務部長・根本昌廣氏の講演を聞きました。いわき9条の会主催です。対話を大事にする、アンダースタンド・下に立ってこそ本当の理解が、丸腰こそ原点、だれかの犠牲の上に安全保障はあり得ないなど本当に深い話でした。また、自民党菅官房長官に直接会っての申し入れ、また長年自ら紛争国・地帯に行っての活動など行動に裏打ちされた「理想主義的現実主義」は皆さんの納得のいくものでした。

150503 憲法講演会・根本/宮川➁

9条は人類の宝であり、日本だけ持っている戦争放棄は世界遺産にと。根本さんは、私と同じ錦出進で(勿来地区)ご縁があります。

開会あいさつは、宗教者9条の会呼びかけ人・明賢寺住職、閉会挨拶は、いわき市キリスト教者9条の会・住吉英冶さんでした。

山形県南陽市(夫の実家)・宮城県丸森(嫁さんの実家)・ぐるっと回って訪問

連休初日の5月2日~3日で大急ぎ、山形県南陽市(夫の実家)・宮城県丸森(嫁さんの実家)をぐるっと回って訪問しました。1日はメーデー、3日は憲法記念日の講演会があるのでその間を縫っての訪問でした。日程のあった孫2人を連れて大忙しの日程でしたが、緑は素晴らしく、訪問先でも喜んでいただいて、さらに全線開通した常磐自動車道を視察できて有意義でした。

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写真は、山形天元台頂上(1300メートル)でブランコとフキノトウ取り

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写真は、山頂はいい天気

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夫の実家は、お墓詣りと皆さんの顔を見て一泊しました。夫の実家に44年前に私が夫を描いた絵が残っていました。なかなかいい男でしたね。今もかな?

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写真は、1971年にクレパスで描いた絵。

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写真は、帰りは前線開通した常磐高速道、事故原発の脇を通ると高速道路上にもかかわらず、5、6マイクロシーベルト、道路脇は除染した土砂が。

県立いわき養護くぼた高開校。怒りのメーデー。

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県立いわき養護くぼ1た高開校が開校されました。いわき市は広域な面積を持っているので南部にできてよかったです。ただ学区はないので通いたいと思う生徒は自由に通えるとのことでした。

写真は、いわき市南部に開校された福島県立いわき養護学校くぼた高

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青空の元開かれたメーデーは、安倍首相がアメリカに言われるがままに戦争法・TPP約束など「どっちに顔向けてんだ!」と怒りのメーデーでした。沿道からは手を振る人がいっぱい。

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写真は、第86回メーデーいわき集会・長谷部さんと私・各労組からの出し物・デモ。

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中間貯蔵施設のパイロット事業視察・地権者の皆さんと懇談

30日、日本共産党国会議員・環境委員会の市田忠義参議院議員と同島津幸広衆議院議員、5人の県議団と関係者は、環境省の案内で中間貯蔵施設関連施設を視察しました。

中間貯蔵施設の具体的配置に沿って本格工事が始まるまでの間、施設予定地内に除染土壌等一時保管する場所を整備するパイロットプランです。とりあえず各市町村から1000㎥程度を運び込み安全性の確認をするとのこと。

福島県内の除染土壌などは、減容化(焼却など)しても1600万~2200万㎥と推計されます(東京ドーム13~18倍)。気の遠くなるような放射能汚染土壌等です。

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写真は、各市町村から持ち込まれるフレコンバックの仮置き場

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写真は、同場所で説明を受ける

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写真は、別の予定されている仮置き場

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写真は、同・放射能濃度は10マイクロシーベルトも・津波被害そのままの水産試験場跡地

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写真は、丘の上から事故原発・第一原発を見る・原発の周りを囲むように中間貯蔵施設の予定地とされていますが、地権者の了解は得られていません。

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写真は、荒れた家々に新芽が出ている

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視察が終わって、中間貯蔵施設の地権者の皆さんと懇談をしました。国が自ら招いた原発事故の責任を取る立場になく、上から目線が目立つこと、地権者の声をもっとよく聞いてほしい、協力はしなければならないと思っているなど率直な意見をいただきました。

写真は、地権者の皆さんと懇談

常磐地区・県道歩道に転落防止柵完成。シャガ満開の高蔵寺

30日、市議の溝口民子さんと要望していた常磐地区の歩道転落防止柵が完成したので、区長さんや近所の方にご挨拶しながら視察しました。いわき市は大震災で3回も大揺れし道路や家々が大きな被害を受けています。

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写真は、完成した転落防止柵

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高倉町鶴巻の高蔵寺境内のシャがが満開です。私の家からすぐなので写真を撮ってきました。毎年見ても素晴らしいです。

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写真は、高蔵寺のシャガ

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