「原発事故前は安全神話にどっぷりつかった思考停止・今度は右翼化した全体主義にあらがう事も出来ない思考停止」と集団的自衛権行使容認の自民党意見書に反対の討論。6月定例福島県議会閉会

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7月2日、6月定例福島県議会が閉会しました。安倍政権が進める集団的自衛権行使容認の意見書を自民党会派が提出したことに対し、共産党の長谷部あつし県議が反対討論を行いました。「原発事故前は安全神話にどっぷりつかった思考停止・今度は右翼化した全体主義にあらがう事も出来ない思考停止」と満身の怒りを込めて討論をしました。賛成は自民党会派だけで通りましたが、県議会の歴史に文字通り汚点を残すものになりました。集団的自衛権に対する本格的戦いはこれからですね。長谷部討論に対しては執行部や他党派からもまったくその通りと声があちこちから寄せられました。
写真は、満身の怒りを込めて討論する長谷部議員
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写真は、集団的自衛権行使容認の自民党意見書に対する態度・共産党と民主県民連合とみどりの風が反対、未来ネットと公明が退席、自民党が賛成。
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写真は、集団的自衛権行使容認反対の共産党の意見書に対する態度・共産党とみどりの風が賛成、民主県民連合と未来ネットと公明は退席、自民党は反対

福島県議会で「集団的自衛権推進の意見書採択の動き」・緊急な要請をお願いします

福島県議会は明日7月2日閉会日ですが、自民党が「集団的自衛権推進の意見書」を強行採決しようとしています。全国の地方議会からは集団的自衛権行使に反対の意見がどんどん上がっていますが、原発被災県の福島県議会は異様な状況です。6月30日現在では(NHK報道)192議会から行使容認反対の意見が上がっており、岐阜県議会では自民党の会派が「国会で十分な時間をかけた審議を行うよう・・慎重な検討を求める」とした意見書が出ています。皆様の意見を各会派に寄せていただければと思います。FAX番号は、

推進 自民党議員会・024-521-8841 

退席の方向 公明党・024-521-1190

退席の方向 ふくしま未来ネット・024-523-1550

反対 民主県民連合 024-523-2493

反対 福島みどりの風 024-521-6141

反対 日本共産党 024-523-3256 

村上元行革相が「反対」表明=自民

集団的自衛権の行使を認める閣議決定案を了承した1日の自民党総務会で、村上誠一郎元行政改革担当相が「反対」を表明した。ただ、野田聖子総務会長は、賛否を問うた際には意思表明がなかったとして「全会一致」とみなした。(時事通信)

 

 

「代表質問全文アップしました!」ぜひお読みください。下のアドレスをクイックしてください。

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6月定例県議会のトップバッターで代表質問を行いましたが、質問・再質問・再々質問まで県議団事務局でまとめてくれました。「えみちゃんブログ」にアップしましたのでぜひ参考にしてください。下のアドレスをクイックしてください。

 http://www.jcp-fukushima-pref.jp/houkoku/2014/data/140630_01.pdf

「津波被害データーの開示を東電に求めて」と・国と東電の責任で福島県民の生業と地域の再生を・福島原発訴訟団の皆さんが県に要請

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写真は、議長に要望
30日、「生業を返せ、地域を返せ」福島原発訴訟原告団が、議会の各会派と議長、執行部に現状報告と懇談・要請を行いました。共産党県議団は、執行部との懇談に参加し、訴訟団のみなさんを励ましながら、全県民の願いである、生業の再建・地域の再生を求めることが前面になる裁判を支援していくことを確認しました。訴訟団は、東電が事故前に試算した津波被害のデータの開示を県として東電に求めることなどの4項目を要請しました。。
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写真は、県執行部と懇談、要請も
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写真は、各会派訪問。

どこでも集団的自衛権反対の声・生協総代会・勿来9条の会

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29日、午前中は小名浜・浜通り医療生協総代会で日本共産党を代表してご挨拶。午後は、勿来9条の会の署名(憲法9条にノーベル平和賞を)です。署名活動に妨害が入りました。推進側も相当世論を気にしているようです。まあとにかくどこに行っても集団的自衛権反対です。夜は地域要望で懇談と対策会議。赤旗のお勧めと・・。政治が悪いと忙しいです。

写真は、勿来9条の会署名

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写真は、浜通り医療生協総代会でご挨拶

「海外で戦争する国にさせない」「ストップ増税」のポスター貼り・各地で議会報告と政治の問題懇談会

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28日、県議会中ですが、今日は休会日なので事務所で新しいポスターの準備、各地区で議会報告と懇談会です。最近は意見がいろいろ出ます。集団的自衛権問題では、1歳で戦争で父を亡くしたという人が切々とお話を。また、原発事故問題では、若い人がまだ避難して帰っていない、米とジャガイモを作っても食べてくれないという人が。

写真は、ポスターを張る準備

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写真は、懇談会で報告

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写真は、懇談会では質問いろいろ

三ツ森ため池災害復旧現地・豚流行性下痢(PED)の対応状況・農林水産常任委員会視察

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27日、農林水産常任委員会は、3月11日の大震災で大きな被害をうけた「三ツ森ため池」災害復旧現地調査と豚流行性下痢(PED)の対応状況に大玉村の(有)本宮ポークにを視察しました。三ツ森ため池は天端の中央部に幅60㎝・長さ130m・深さ6m位の亀裂が生じ大変な工事になっています。基礎部分からの抜本的対策が講じられていて、工事金額は8億5千8百万で今年度末までかかります。受益面積は750戸・750haです。溜池といっても高さ28メートルなので実際はダムと同じです(ダムは高さ15m以上)。

写真は、ダム全景

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写真は、ダムの天端の上で説明を受ける

 

本宮ポークは、豚流行性下痢(PED)対策の防疫状況を調査しました。防護服を着て敷地内に入りましたが、豚舎には近づきませんでした。PEDは非常に感染力が強く感染経路も不明で消毒強化が重要なこと、県が消毒剤の補助を予算措置をしてくれることを継続してほしいと要望されました。小規模養豚農家が減っていること原発の避難区域には9戸あったこと、円安で飼料が高騰していることなど厳しい状況の中の経営と説明がありましたが、今は減少状況も止まってきていると話がありました。ちなみにPEDは、人には感染しない・子豚以外はほとんど発症しないなど、口蹄疫や鳥インフルとは違い法定伝染病とは違うという事です。

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写真は、本宮ポークにて。ここの肉は、取引は生協が中心でネット販売も可能で、大変評判がいい肉になっているとのこと。

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写真は、現地事務所で説明を受ける。

 

農業用汚染物対策・避難地域の農業再開支援・あんぽ柿拡大支援・等、放射能対策が農林水産常任委員会の最大問題

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26日、今日から常任委員会審査で、私は農林水産常任員会で審議をしました。補正予算の審議の多くは土壌が放射能汚染されているので、その対策が主流です。今度の補正予算も、稲わらや堆肥牧草など農業用汚染物処理対策・避難地域の水田など再開するための対策・あんぽ柿を昨年度の2倍に拡大するための支援等、放射能対策が福島県の農林水産常任委員会の最大問題課題です。
また、国がTPPをにらんで農地の大企業売渡し・JA解体などを進めようとしていますが、このことに対して「強行するのをやめよ」という国への意見書もまとまりそうです。それにしても同じような内容なのに他党が出したものには反対というのはおかしいですね。最大会派の見識が問われます。
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写真は、常任委員会で鮫川村の森林整備状況を視察(6月3日)

高齢者に寄り添ってない知事答弁・宮本議員の質問

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24日、今日は一般質問でした。日本共産党は宮本しずえ議員が賠償・除染・避難者支援・医療介護総合確保法・高齢者対策・がん対策・国民健康保険税などについて質問しました。
高齢者が元気に生活できる福島県の実現に向けてどう取り組むかとの質問に対し、佐藤雄平知事は、生きがいつくりに取り組むなどと答え、国の介護や病院締め出しが大問題になっていることについての回答はなく、高齢者に寄り添ってないと思いました。
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今議会これまでの代表・一般質問を通じて思うことは、総じて知事自身の言葉による答弁がなく、リーダーシップがないという指摘がうなずける感じでした。
写真は、宮本議員の一般質問

「戦争というものはこれほど残忍でこれほど恥辱にまみれたものはない・・このなまなましい体験の前ではいかなる人でも戦争を肯定美化することはできないはず」と、沖縄戦終結慰霊の日。県議会に自民党から「集団的自衛権行使容認…」の意見書(案)が出る!

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写真は、沖縄県平和資料記念館にある「言葉」(赤旗報道)
69年前、太平洋戦争の末期、沖縄戦が組織的戦争が終わったとされる6月23日の「慰霊の日」に、平和を誓う戦没者追悼式が糸満市摩文仁の平和記念公園で行われました。沖縄県平和資料記念館にある「言葉」、は次のように書かれています。沖縄戦の実相にふれるたびに・戦争というものはこれほど残忍で・これほど恥辱にまみれたものはないと思うのです・このなまなましい体験の前ではいかなる人でも・戦争を肯定し美化することはできないはずです・戦争をおこすのはたしかに人間です・しかし・それ以上に戦争を許さない努力のできるのも私たち人間ではないでしょうか・戦後このかた・私たちはあらゆる戦争を憎み・平和な島を建設せねばと思い続けてきました・これがあまりにも大きすぎる代償を払って得たゆずることのできない私たちの心情なのです。
この6月福島県定例県議会に、自民党会派から「集団的自衛権の行使について国民への十分な説明と理解が得られることを求める意見書(案)」が提出されました。こんなことを許していいのでしょうか。
014写真は、米軍の呼びかけに応じてとどろき壕から救出される避難住民(同)
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写真は、昨年7月29日、常任委員会で訪れた沖縄・今はしずかな海