原発震災・祈るような思いです・・

15日、いわき市の北の一部が屋内避難指示になりました。勿来地域はいわきの南端にありますので今のところは対象外です。これ以上の深刻な事態になったらと思うと・・祈るような気持ちです。どんな震災にも負けないとここ数日がんばってきましたが、原発震災は防ぎようがありません。「共産党の言うとおりになってしまった」と、次々に怒りと行政に対する非難と悲痛な声です。でも最善を尽くすことでがんばっている皆さんに期待したいと思います。

写真は、断水対策のため水を汲みました。

「私はこうして原発から逃げてきました」と、避難所で聞きました

 14日、原発で仕事中に地震にあって逃げてきたという関連企業のトップクラスの人(SV)に避難所で出会いました。〇この方は、地震のとき第二原発4号機で働いていました、仕事が終わり東電社員の方のチエックを受けようとしていた時、きひどい揺れに見舞われ変圧器にスプリンクラーが働いてみんな外に出た。上から携帯に直ぐもどれと指示があり、走って郊外に出た。その時南と北の土手が崩れ砂埃が上がった。坂の上の事務所にたどり着いたら発電所の入り口を越えて駐車場の車が一斉に流れた、このとき東電の社員は運転のために残った

〇(第一原発の1・2・3と次々と)津波で冷却用モーター動かない、非常用のモーターも動かない要因をどう見るかの問いに対し、第二原発の方が第一原発よりレベルが高い、水準が高い、だから第二は問題が出ないとではといいます。第二原発は関連会社との連携もいい、仕事しやすい、動きも早い、指導も良くできるといいます。〇避難場所に集合して、安否確認をして、自分の車で勿来に向かった。6号国道を避けて36号線を南に逃げて来たといいます。

原発からの避難の人も・「雇用促進住宅に入りたい」など避難所要望聞き取り

14日、今日は朝から各避難所を訪問しました。食べ物・飲み物・寒さ対策・情報など要望がたくさんありました。原発からの避難の方も目立ちました。いわき市北部の久ノ浜はバス30台で内郷などに避難しました。その他の方では自主避難したかたもいました。中には、地震の時原発で働いて逃げてきた人の話も聞きました。市の職員の方も消防の方も不眠不休でがんばってくれています。

雇用促進住宅に入りたいという要望が多くあったので、市対策本部・県・共産党国会議員にも要請しました。勿来には空いている雇用促進住宅がたくさんあります。

写真は、避難所で要望を聞いているところ。

写真は、通学路に落ちてきた岩。


写真は、かわらの修理・各所で。

大地震3日目・九面漁港・錦須加・役所交渉

写真上は、漁協組合長さんと役所交渉

13日、今日は 漁協組合長さんと役所と交渉海岸に沿って南下しながら錦須加と九面漁港を訪問しました。九面漁港では、水も食料もなく、また、船が沈んでいるのを引き上げるためのガソリンもありません。このことで市役所交渉を漁協組合長と行いました。水・食料はOKになりましたが、ガソリンはやっぱりありませんでした。錦須加は亡くなった人は1人でしたが、集落はすっかり破壊されてしまいました。かたずけをしていた人が①雇用促進住宅に入りたい②行き来の橋の補修③まだ避難所に食料などが届いていないなどの要望があり役所交渉を。勿来支所に今日は3回も行きました。夕方は、避難所の汐見小学校を訪問しました。

水道が使えないところが多く、宮川事務所に汲みに来る方も多いです。中には子どもが小さくて本当に困っていたという方も。夜はすっかりダウン。

写真は、上は九面漁港で湾内に船が多数沈んでいるところ

写真上は、漁業共同組合と市場が破壊され無線も使えない、活魚入れも流されたと。

写真上は、やっ来た給水車に皆さんが水をもらいに

写真下は、九面地域の勿来海水浴場脇の民宿

写真下からは、錦須加の状況・ここも壊滅的です

写真下は、宮川事務所で水が出ますと・・

写真下は、すっかりくたびれて・・・

大地震2日目・大変な勿来の状況・心からお見舞い申し上げます

 

写真上は、植田町根子屋川に流れてきたかん木

電話も通じない、車も渋滞であまり走れないので勿来の情報のみですが、今日一日歩いたことを報告いたします。

写真上は、鮫川河川敷グランドゴルフ場なすっかり泥の海

①鮫川バイパスの段差が激しく6号国道は交通ストップ・復旧には相当かかるだろうとのこと②新しくできたばかりの新鮫川橋も一時ストップしたが午後から通れるように③古い鮫川橋はまだ大丈夫だった、2本の橋が通れず交通渋滞に④朝1時間ほど歩いて勿来支所の対策本部に行く、途中であちこち要望を受ける⑤着いたが、本部もパニック状態。23箇所程度・約300人の避難所の食事・水・トイレ・毛布などの対策であたふたしている⑥死亡者は岩間5人、小浜2人などの不確定情報⑦遺体安置所は勿来市民会館との事。スーパーはあるだけ品物を売ったら終わりなどの張り紙が張り出されていた

写真上・下は、常磐共同火力発電所卑近・津波の大きさがわかる

写真上は岩間地区、堤防がすべて破壊されてこの地区は全滅。死亡者6人・行方不明者6人(消防の話)。お墓もぐしゃぐしゃ。

⑧もっともひどい・岩間地区に何とか行ってみた・堤防がずっと切れてしまい海がまともに大津波となって押し寄せたようだ・コンクリートの堤防がなくなり、岩間地区が壊滅状態・ コンクリートの堤防がこんなところまで流されるのかと唖然とする、道路をふさいでいた・道路は、車や建物などが流されたり壊されたり大変な状況。

写真は下は、小浜渚地区、家がすっかりない。左に見えるのは海。

 

写真下は、小浜地区、すっかり破壊されている、この地区の死亡者は2人、不明者は?

⑨小浜地区も堤防が一部壊されているようで、岩間のような状況が海よりの地区で同じようになっていた⑩ 根小屋地区は土壌が悪いせいか流動化現象、段差の状況がひどく通れない道路続出⑪ なんと言っても水が出なく水を求める人が多い。幸い、宮川事務所の水が出たのでみんなに呼びかけ汲みに着てもらう。⑫ いつ水道が復旧するのか不明なのでみんなのイライラが募っている、市に要求したがはっきりしない、一生懸命やっているというのみ。⑬水で掃除をしないと津波で道路家が泥だらけの状況。ガソリンは売り切れ⑭ 津波は海が直接入ってきたところの他、川を逆流して町や住宅地にも入っている。⑮  植田保育園の園児を両脇に抱えて避難したという人も。⑯消防団も錦須加の皆さんに避難を必死で呼びかけたりした、あちこちで消防団の活躍⑰ 道路・堤防の亀裂対策など多数。

写真下は①陥没した根小屋の市道。 その下は②根小屋川の底が持ち上がった川底。 その下③根小屋市営住宅の地盤低下。

大地震第一日目・議会を終わって福島市からやっと帰る

福島市から、2時の高速バスで帰る途中常磐高速道路上の小野町近くで大地震に遭遇。高速道路陥没のため国道49号に出るがここは大丈夫だった。平の好間からは山道を通って勿来の宮川事務所に向かう。途中は信号はところどころだめ・道路はあちこち亀裂・水道管は破裂・ブロックが倒れている・電線らしきものがぶら下がっている・2倍の時間がかかったが何とかたどり着いた。断水・停電の地域は多い。自宅は電気は来ていたが水道がだめ。息子は2時間かけて歩いて帰ってきた。平に勤めている弟は近所のビルが倒壊したとのこと。スーパーマルトは閉店。セブンイレブンは水・食べ物売り切れ。夜10時ころ家が半壊して入れないという相談の電話があり災害対策本部に相談した。ガソリンは山田の方に行って入れた。水はやはり山の方の自動販売機で多く買った。道路の真ん中で水道管が破裂していた。そこに水を汲みに来ていた人もいた。原発の安全を祈るばかりです。

写真は、家の前の道路から吹き上がる水、ここに断水になった人が水を汲みにきた

労働組合の組織率は18、1%・労働委員会の審査・もっとPRを

11日、常任委員会では労働委員会の審査がありました。労働組合の組織率は18、1%、戦後間もなくは50%近くあったと言います。最近の問題は非正規雇用の雇いどめなどの相談が多く、明日からどうやって食べたらいいのかという状況がある、しかしもう一方では中小企業はコストを下げないとやっていけないという問題もあると言います。相談は、労働局など権限があるところに相談が多いが連携をとっていきたいとの事です。若い人たちが雇用問題で悩んでの自殺も多い、存在を注目されるような展開も必要なことを求めました。若い人の相談ではメール相談の件数が多くなっていることが報告されました。

労働組合の組織率が少なくなっている中、孤立している働く人の状況は深刻です。問題をため込まないで関係機関に相談をしてほしいと思います。相談窓口・福島県全労連は・電話・024-522-3097です。また、日本共産党にもお気軽にご相談ください。

写真は、終わって控室で報告を書いているところです。

「不登校全国2番目に低い・いじめも低い」、少人数学級の成果

10日、常任委員会は教育庁の審査でした。不登校は全国2番目に低い・いじめも全国で低い方と少人数・30人学級の成果を示しました。また、スクールカウンセラーは小中高とも配置人数は若干増やした事を示しました。新規事業として、学校図書館にも貢献できるボランテァを育てると説明がありましたが、あまりにも予算が少ないので充実を求めました。

全県一斉の学力テストは毎年やる、公表すると言います。文科省の新指導要領の完全実施で、授業量も内容も多くなるところにさらに負担を増やす、競争の激化で子どもの負担が多くなる、本当の意味の学力向上にならないと実施はやめるよう求めました。また、島根県が実施している小中学校の専任司書を県の支援で配置することなどを求めました。

写真は、控室の窓から、日中は良い天気ですが今日も朝は雪が少し積もっていました。

誘致奨励金・土地提供などでどのくらいの雇用が見込まれるのか?

9日、常任委員会審査は「企業局」でした。県は企業誘致のために補助金や土地を造成しての提供などを行っていますが、そのための雇用はどのくらいになるのかあまりはっきりしません。県は補助金は最高35億円、県営工業団地の土地の提供には造成地費用の半分程度で提供します(54億円で造成して29億円しか戻ってきません)。今日の審査では、デンソーは5月段階で100人程度、富士システムはH24年の創業時で100人程度で26年で200人程度、ヤフーデーターセンターは大きな雇用は期待できない・警備も含めて20~30人程度、三菱ガスはどの部門が来るかはっきりしないが将来的には1000人を超えるのではないかと言います。正社員がそのうち何人かという質問では、聞いていない、把握していないと言い、土地提供費用では県がどのくらいの負担をするのかということについては言えないと言いました。また、三菱ガスについて侵入道路と取り付け道路を作ってやることを考えているといいます。莫大な税金を投入する企業誘致ですから、そのために県が負担する費用や雇用の状況をはっきりさせる必要があります。

県の企業誘致は進んでいるようだが、市町村が造成した工業団地との競合がある、圧迫しているのではないかという質問もありました。

リフォーム支援事業は「経済活性で効果はある」と、商工労働常任委員会

8日、常任委員会は商工労働部でした。福島空港のあり方を「有識者で懇談会を開いて検討すること」について、廃止も含めて検討するのかとの質問に、本会議で知事が言ったように、いかに効率的に・新たな展開を目指すと答弁し、廃止は検討に入っていない事を示しました。その他の事項で、住宅リフォーム支援事業については、「土木委員会は請願が採択された、経済効果はある、他県・市町村も多くやっている事は承知している、効果を検証・研究する」と言います。企業誘致・外国進出・金融融資等の政策はありますが、中小零細業者地元業者対策があまりにもないということも含めて住宅リフォーム支援制度は最適と、早急な実施を求めました。

写真は、常任委員会の机で。

写真は、私の机、ずいぶん勉強しているように見えるでしょう?

写真は、のびのびと葉を広げている観葉植物。