議員勉強会「河野広中と県議会」。

15日、代表質問が終わり、議員勉強会でした。テーマは「河野広中と県議会」です。河野広中福島県出身の自由民権運動家。県会(現在の県議会)創設に力を尽くし、自由民権運動にも熱心でした。31歳で県会議長を務め、今年で没後100年、県庁で記念展もやっています。

公共交通の維持確保は共通のテーマに!やっと。県の総合計画にもなかったことを指摘し続けてきました。

14日、自民党の代表質問でした。県内の鉄道路線の廃止問題、バス路線の大幅廃止縮小問題の流れを受けて、さすがに自民党も地域公共交通の維持・確保について質問しました。

知事も11日・今議会の当初の提案要旨説明で、いわき市のバス路線を大幅に再編する計画が出た、県内では少子高齢化・車社会の進展での利用減、深刻な運転手不足で困難になっている、県内全域を対象にした「地域公共交通計画」を今年度中に作ると提案しています。

ちなみに、知事11月28日の知事申し入れで共産党県議団は、いわき市のバス路線が15路線も廃止になることで、県への財政支援等を求めています。宮川はこれまでも議会で何度もこの問題を取り上げ、県の総合計画に公共交通維持確保問題がないことを厳しく指摘してきました。19日の共産党宮本しづえ県議もいわき市のバス路線の大幅廃止・県内の公共交通対策で県が責任をもって行うことを質問で求めます。

下記は、議場の議席です。

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改選後の動き・福島県議会

▼12日午前、私が委員に入った最初の議会運営委員会が開かれました。6つの常任委員会の委員長・副委員長について、自民党独占になる選任書が示されました。これは議運の先例で議長の手元でまとめ提案されると議会事務局が説明。
私は、改選後に会派が6つになったことをふまえて、県民の多様な意見を反映させることが新しい議運に求められている。本県は、原発事故対応や自然災害が相次ぎ、物価高騰など県民の暮らしも大変、医療・福祉など県政の課題は、山積している。各派交渉会で県民連合会派からも比例配分すべきではないかとの意見が出されたと聞いているが、そのとおりだと述べ、西山議長に対し考えを質しましたが、具体的な回答はなく、また、他会派委員は誰も発言せず。
さらに、年間の一般質問の各会派の配分について、 ①6,9,12月定例会1日5人×2日間で10人というこれまでのやり方を見直し、もう1日増やしても会期は変わらない。または、午後から会議開を見直し午前中から開会する、この2つの方法を提案し、全体の質問者数を増やすべきと意見を述べました。
▼午後の本会議で、常任委員長・副委員長選任について、個々に採決が行われました。自民、公明、無所属・維新は賛成し、起立。県民連合、共産党、allふくしまが、12回とも反対し着席のまま。この間、県民連合会派と協議を重ねてきた結果です。

▼12月県議会に当たり、内堀知事が所信の一端を述べ、9月のいわき市など台風13号大雨被害に対する約42億円の補正予算案と条例改正議案等の87議案が、知事から提案されました。

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ガザ侵攻中止を求める決議については、以下の通りです。速やかな対応が引き延ばされました。

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