いわき市でもやっと「福島原発全面廃炉」の意見書が通る・新盆まわり


写真は、自宅前で

 さる8月10日、いわき市議会が今期最後の議会で「福島原発全面廃炉」の意見書を採択しました。

また、「賠償させる会」が1万1千166人分の請願署名で提出した「廃炉請願」も採択されました。日本共産党の4人の市議団が粘り強くがんばり、市民世論が高まった結果です。

自民党系と電力から支援をもらっていた市議の事実上の反対で3度も廃案にされていましたが4度目でやっと採択されました。福島県内13市中最後にやっと決まりました。

 13日は、ご近所と親戚の新盆まわりに夫と行きました。お年寄りの方々の中には大震災の環境の変化で命をちじめてしまったという家族の方が何人かいました。

写真は、自宅の庭に咲いた珍しいランの花とせみの抜け殻

「食物工場でレタス作り」の大阪府立大学・総務常任委員会視察

8月7日~9日まで総務常任委員会の調査で、滋賀県防災危機管理、京都府市町村権限委譲推進会議、公立大学法人大阪府立大学、関東広域連合、専修学校と産業界の連携による職業教育、総務部の出先機関大阪事務所を視察調査をしました。

大阪府立大学の「食物工場」でのレタス作りは、福島県川内村で実施されるとの事でした。安全性での責任が明確・種から収穫まで4週間で早い・成分調整ができる・水利や耕地の心配が要らない・電気さえあれば(発光ダイード使用)トンネルでも地下でもできる・自然栽培より労力がいらない・値段は自然の物の三分の一程度といいます。

本来宇宙開発の技術から始まった、放射能問題のある福島県から実施しすることに意義がある風評被害を克服したいと研究暦30年の村瀬治比古(はるひこ)工学研究科教授・植物工場研究センター副センター長はいいます。時代の先取りとは思いますがさびしいと感じました。


写真は、大学での調査


写真は、「食物工場」でレタス作りの説明を受ける、窓の向こうはレタスが発光ダイオウドで成長しているところ

写真は、同上での説明図

写真は、視察に行った総務常任委員会のメンバー

「一部損壊支援策を・青年に未来ある展望を・いわきから原発廃炉を発信して」伊藤ひろゆき・宮川えみ子議会報告会

8月5日、伊藤ひろゆき市議と宮川えみ子の議会報告会がありました。

今度の9月の市議選がどのような意義を持っているか、共産党の役割と具体的な政策の話をしました。

伊藤市議の話からは、3度にわたり「福島原発全面廃炉の意見書」に事実上反対していた議員や会派が、今開かれている今期最後の議会で、賛成にまわりそうだが、共産党が提案した意見書に賛成したくない思惑でいろいろもめている?様子が出されました。

 いわき市の「原発事故の完全賠償をさせる会」から、さる7月30日、いわき市議会に1万1千166人の「県内すべての原発の廃炉を求める請願署名」も提出されましたが、確実に市民の声が市政を動かしている状況になってきています。

会場からは「地震による一部損壊支援を実施して欲しい」「青年に未来ある展望を示して欲しい」などの意見や要望がが出されました。


写真は、訴える伊藤ひろゆき市議

写真は、応援に来ていただいた元兵庫県南光町長・山田兼三さん

写真は、宮川えみ子

「福島原発全面廃炉意見書」をめぐりホットな話・地震の地下水枯れ対策ありがとうと田人で懇談会

8月3日、田人で懇談会がありました。小さな集落ですが、たくさんの方々に集まっていただきました。伊藤ひろゆき市議は今開かれている市議会のホットなニュース、特に「福島原発全面廃炉」の意見書をめぐって今まで反対していた議員が、賛成に回らざるを得ない経過などリアルに話をしました。

また、現在開かれている今期最後の市議会で、限定的だが「宅地崩壊への支援策ができた事」などを報告しました。

参加者からは、原子力推進政策や事故対応に対して強い怒りが出されました。地震での地下水枯れに補助金が出るようになったのはありがたかったなどの話や、原子力賠償・農産物の検査体制改善・地震での一部損壊住宅支援策実施を実現して欲しいなど色々な要望が出されました。

写真は、懇談会

東北電力ガス火力発電と太陽光発電(3)

3日は、仙台にある東北電力のガス火力発電と太陽光発電でした。太陽光発電は不安定なので火力発電と組み合わせることで安定供給をするという説明です。仙台火発4号機はガスタービン発電と蒸気発電を組み合わせることによって熱効率を飛躍的に向上させた、CO2の排出量を約60%削減したといいます。
太陽光発電はこの発電所だけで600戸の発電ができるとの説明でした。水力・地熱・風力・太陽光と実施しているようですが蓄電池の開発など力を入れることが重要ですが、何と言っても原発に決別することが飛躍的発展に欠かせません。

写真は、ガス火力発電を見る

写真は、太陽光発電の前で

地域の宝を生かした産業振興・再生可能エネもこの中で、水俣と同じあやまちをした原発(2)

2日目は宮城県の大崎町鳴子でした。人づくりを大切にし地域の宝を生かしたまちづくりをしてきました。危機意識を共通にして地域資源・宝を生かしたまちづくり田んぼ作り・大豆プロジェクトなど観光などと一致させる素晴らしいものでした。特に「冬水田んぼ」はプロジェクトは、渡り鳥の飛来地を確保して「月に雁」自然と人間の共生をテーマに食べ物・観光・農業・子どもをつなぎ絵本まで作っての大変壮大な計画でした。

熊本出身の部長さんが、原発放射能の問題での質問に対し、難しい問題だ綿花の栽培など食品以外産品なども考えられるが時間がかかる、(原発は)熊本・水俣のようなあやまちをしたと言っていたのが印象的でした。

写真は、旅館の食べ残しを観光客が自ら持ってきて発酵ガスを利用してガス灯をともすプロジェクトです。

高齢者福祉策を考えた災害復興住宅必要だが町負担が心配と亘理町、飛行機があったら大災害になったかもと仙台空港。特別委員会視察(1)

7月31日~8月2日にかけ、「産業振興・雇用・県土再生対策特別委員会」が宮城県亘理町・仙台空港・宮城県庁・大崎市・東北電力仙台火発と太陽光発電を視察しました。

1日目の津波被害の大きかった亘理町では災害復興住宅建設問題を中心に聞きました。津波の大被害を受けた町では災害公営住宅建設にあたり、車いす対応や空間確保や設備など高齢者福祉策を考慮した整備を進めたいとしていましたが、坪単価50万円といわれているが足が出ると町負担になるのではと心配していました。

写真は、地震で使えなくなったため仮設の役場で対応していただきました。

仙台空港は素早い復興がなされたようでしたが、幸いにも着陸していた飛行機が1機もなかった、燃料を満タンにしていて火災があったら、乗客はもちろん近所から避難してきた1700人の方々がどうなったか・・と言っていました。
写真は、津波が3、2メートルまで来た空港。