大規模に繰り広げられる除染のための仮置き場・楢葉町。原発収束の最前線基地の役割を果たしたいと町長・広野町。

5日、日本共産党福島県議団は原発震災で全町避難になった、楢葉町と広野町の現地調査と要望の聞き取りなどを行いました。広野町はいわき市の北部に隣接し原発から20~30キロ、楢葉町はそのまた北側で原発から20キロ圏内です。
楢葉町は昨年8月10日、警戒区域が解除され避難指示解除準備区域(自由に出入りできるが寝泊まりはできない)に再編されました。楢葉町も広野町も国の責任で放射能を取り除く除染を行っています。
楢葉町の田んぼの真ん中の広大な敷地にある仮置き場は、木や葉っぱなどの減量化施設や水処理施設もあります.
仮置き場は町内6か所にあり、一か所に9人の方が働いているとのことです(水処理施設は一か所のみ)。
また、田んぼの除染も行っており反転耕で作物を作るための対策も行っていました。

広野町では、山田町長と懇談をしました。帰還宣言をしたがまだ町内で暮らす人は1割強で、賠償や医療の打ち切りは大問題と言い、原発収束のための前線基地の役割を果たしたいと言っていました。

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写真は、楢葉町の仮置き場・田んぼの中の広大な敷地に減量化施設や水処理施設

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写真は、楢葉町の仮置き場・テントの中の減量化施設

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写真は、仮置き場の水処理施設

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写真は、反転耕の後の田んぼの放射能測定・90%が完了とのこと

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写真は、楢葉町役場の案内で住宅除染の説明を受ける

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写真は、山田広野町長との懇談

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写真は、広野町役場の前で、畑中大子広野町議と

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写真は、津波火災でそのままのいわき市北部の久ノ浜地区