9日、昨日の政調会を受けて、知事申し入れを作成中です。頭休めに県庁裏を散歩しました。良く晴れて空気も澄んでいて、あぶくま川は秋が深まっていました。
写真は、申し入れ作成中。
写真は、秋深しの県庁裏です。
8日、11月定例県議会に向けて、政調会が開かれました。補正予算は策定中とのことですが、人事院勧告(職員等給与引き下げ)を除き、約60億円程度とのこと。内訳は経済対策関連が増額90億円、事業の確定が減額で30億円程度とのこと。説明では、主なものは、公共事業予算で、H23年度の県立医大入学定員を5名増やし110名にするための関連施設整備、保育所等に絵本整備するための市町村補助などもありました。
写真は、政調会。
農林部では、米の品質低下・価格下落対策に伴う経営安定資金の融資枠拡大を図る、H22年度米の産出額は230億円程度減少するとのこと。TPPは重大な影響を及ぼすので慎重対応を求めるという部長の説明もありました。TPP参加(例外なき貿易自由化)で、農林水産省は4兆1千億円の影響と言いますが、県は、単純な試算はできないが、県の2500億円の48%減の甚大な影響を受けるといいます。
JA福島のみなさんが「TPP交渉反対」の要請に見えました。
5日、福島市のパルセ飯坂で開かれた農業委員の大会でも、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加に断固反対する特別決議が採択されました。TPPへの参加は、これまでのFTA・EPAなどこれまの2国間協議とは全く様相が違い、例外は一切認められません。完全自由化されたら、日本の食料自給率は40%から14%までに下がり、農業関連産業も入れれば340万人の雇用が失われます。また、被害を食い止めるための国内対策費は、今の農業予算の2倍強4兆8千億円が必要(藤原孝農水大臣の国会答弁)となり、日本の農業と地域経済への影響ははかり知れません。
日本共産党は、協議そのものにも入らないよう菅内閣に求めています。
写真は、政調会、JAからの要請書。
写真は、今日のお弁当。
30日、今日は常任委員会の教育庁議案審査でした。一般会計補正予算は、1億1千4百10万円で、主なものは学力育成にかかわる調査研究事業費・学校の大規模耐震対策・相馬養護学校の大規模改修工事・須賀川養護学校わかくさ学習棟整備・家庭教育支援事業・美術鑑賞充実事業などです。
その中で、家庭教育支援事業では家庭教育インストラクターは189人いて県内7ヵ所で実施している、資質の向上を図り、親の姿が大きく変化し子どもを愛せない自分優先する傾向等があるなどの中、これらに対応できる資質の向上を図りたいと言う説明でした。
一般事項では、文科省のスーパーサイエンス指定校(福島高校)の未履修問題があり、同じことがH18年にもあった、今回の中身は軽い錯誤だが、1月頃見つかったりしたら大変だった、失敗の歴史を受け止めたい、という教育長の答弁でした。
全国平均より下回った学力向上問題では、さまざまな提案がありました。私は、その上で、現状の子供たちの置かれている暮らしの問題もよく見ること、また、先生がさらに忙しくなり学力向上そのものにも背を向ける事にならないよう十分に配慮をと発言しました。あぶくま養護学校大規模化解消と通学時間の短縮のためにもう一校を作ることなど求めました。また、小中学校の専任の図書館の先生(司書)配置を求めました。
夕方は、東電の副所長・小山広太(おやまひろた)さん、渉外グループ課長・加藤新三さんから東電が国から受けた保安規定違反の重大な問題・プルサーマル起動時のトラブル・労働者の被ばく問題について説明を受けました。いずれも人的トラブル問題で、考えられないような事も多く含んでいます。プルサーマルを実施した東電と認めた県は大きな荷物をしょいました。改めてプルサーマルはやるべきでないと考えます。
写真は、控室に見えた市民のみなさん。みなさんもお気軽にお出かけください。
写真は、議長にエネ協を開くよう申し入れ。
29日、日本共産党県議団は、度重なる原発の重大トラブル続きの問題で、エネ協(エネルギー政策議員協議会)の開催を佐藤憲安議長に申し入れました。(重大トラブル問題は昨日のブログ神山質問をご覧ください)
今日は商工労働常任委員会でした。基金利用での雇用就業対策では未就職の高校生65人(6月末)への支援も入っています。県内景気は、回復に向けた動きはあるものの、円高の長期化が懸念される、尖閣諸島問題での中国との問題は影響ないなどの説明がありました。また、緊急雇用対策資金の活用で円高問題での中小企業支援をする等の説明でした。
写真は、審査書類がいっぱい。
写真は、ホテルの朝食。
28日、今日は共産党の神山悦子議員の質問でした。原発問題では度重なるトラブルとヒューマンエラーについて質問しました。今日報道された、東京電力第一原発5号機で発生した原子炉隔離時冷却系タービンの自動停止のトラブルについては、県は知っていながら対応は遅い、東電の体質は改善されていないと強く指摘しました。この問題は、東電社員が停検中の6号機と運転中の5号機を取り違って作業すすめたこと、さらに何重にもその間違いがただされなかったことでした。27日に国が保安規定違反として東電に行政指導をしたので県が厳重注意をしたのでした。
神山議員の質問は、そのほか、内需拡大の雇用経済政策・米価対策、福祉が最下位クラスの現状認識、大野病院廃止や会津看護専門学院の廃止提案問題などでした。
写真は、質問する神山議員。傍聴に見えたみなさんに報告。
写真は、原発トラブルを報道した今日の新聞。