11月議会政調会、JAのみなさん「TPP交渉反対」で見える

 8日、11月定例県議会に向けて、政調会が開かれました。補正予算は策定中とのことですが、人事院勧告(職員等給与引き下げ)を除き、約60億円程度とのこと。内訳は経済対策関連が増額90億円、事業の確定が減額で30億円程度とのこと。説明では、主なものは、公共事業予算で、H23年度の県立医大入学定員を5名増やし110名にするための関連施設整備、保育所等に絵本整備するための市町村補助などもありました。

 

写真は、政調会。

 農林部では、米の品質低下・価格下落対策に伴う経営安定資金の融資枠拡大を図る、H22年度米の産出額は230億円程度減少するとのこと。TPPは重大な影響を及ぼすので慎重対応を求めるという部長の説明もありました。TPP参加(例外なき貿易自由化)で、農林水産省は4兆1千億円の影響と言いますが、県は、単純な試算はできないが、県の2500億円の48%減の甚大な影響を受けるといいます。

 JA福島のみなさんが「TPP交渉反対」の要請に見えました。

 5日、福島市のパルセ飯坂で開かれた農業委員の大会でも、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加に断固反対する特別決議が採択されました。TPPへの参加は、これまでのFTA・EPAなどこれまの2国間協議とは全く様相が違い、例外は一切認められません。完全自由化されたら、日本の食料自給率は40%から14%までに下がり、農業関連産業も入れれば340万人の雇用が失われます。また、被害を食い止めるための国内対策費は、今の農業予算の2倍強4兆8千億円が必要(藤原孝農水大臣の国会答弁)となり、日本の農業と地域経済への影響ははかり知れません。

 日本共産党は、協議そのものにも入らないよう菅内閣に求めています。

写真は、政調会、JAからの要請書。

写真は、今日のお弁当。

「人工島は早晩行き詰まる・看護師養成学校廃止や大野病院廃止は県の責任放棄など」反対討論・県議会最終日

 10月5日は県議会最終日です。日本共産党県議団は知事提出議案のうち17件は賛成、4件について反対をし、団を代表して討論に立ちました。

 反対の議案は①補正予算のうち小名浜港人工島予算(2億300万円)は、使用目的が石炭船のための埠頭整備であり、世論で「小名浜火力発電所計画」が中止に追い込まれたように地球温暖化対策に背を向けた方向で早晩行き詰まる②看護師養成所廃止は今でさえ看護師不足であり、県の責任放棄になる、民間の養成機関だけでは高い授業料等が払えない人もいる③県立大野病院廃止は、医療過疎地域に県が責任を負えなくなるなどです。

写真は、県議団を代表して討論。

採決の様子。

「県の主導権で市町村を巻き込んで」と、新しい観光対策特別委員会

 10月1日、今日は「新しい観光対策特別委員会」でした。障害者・高齢者が利用できるバリアフリー化の促進、四国のお遍路さんのように滞在型の観光地域資源発掘が必要、等の意見が出てました。私は、スポーツの里ふたばのようにウイークデーの施設利用促進(社交ダンス・パークゴルフ)や、取り組みの水平展開などの重要性を指摘しました。問題は県が主導権を持って市町村を巻き込んで推進をすることで、視察に行った奈良や堺市などはそのことで成功している等の方向が確認されました。

写真は、特別委員会からの帰り、控室のまえで。

写真は、昨日の夕食は、野菜のおいしいHさんのお店で。Hさんが育てたアマリリスの種類の・・?の花。

課題いっぱい常任委員会の教育庁議案審査。夕方は東電から説明を受ける

 30日、今日は常任委員会の教育庁議案審査でした。一般会計補正予算は、1億1千4百10万円で、主なものは学力育成にかかわる調査研究事業費・学校の大規模耐震対策・相馬養護学校の大規模改修工事・須賀川養護学校わかくさ学習棟整備・家庭教育支援事業・美術鑑賞充実事業などです。

 その中で、家庭教育支援事業では家庭教育インストラクターは189人いて県内7ヵ所で実施している、資質の向上を図り、親の姿が大きく変化し子どもを愛せない自分優先する傾向等があるなどの中、これらに対応できる資質の向上を図りたいと言う説明でした。

 一般事項では、文科省のスーパーサイエンス指定校(福島高校)の未履修問題があり、同じことがH18年にもあった、今回の中身は軽い錯誤だが、1月頃見つかったりしたら大変だった、失敗の歴史を受け止めたい、という教育長の答弁でした。

 全国平均より下回った学力向上問題では、さまざまな提案がありました。私は、その上で、現状の子供たちの置かれている暮らしの問題もよく見ること、また、先生がさらに忙しくなり学力向上そのものにも背を向ける事にならないよう十分に配慮をと発言しました。あぶくま養護学校大規模化解消と通学時間の短縮のためにもう一校を作ることなど求めました。また、小中学校の専任の図書館の先生(司書)配置を求めました。

 夕方は、東電の副所長・小山広太(おやまひろた)さん、渉外グループ課長・加藤新三さんから東電が国から受けた保安規定違反の重大な問題・プルサーマル起動時のトラブル・労働者の被ばく問題について説明を受けました。いずれも人的トラブル問題で、考えられないような事も多く含んでいます。プルサーマルを実施した東電と認めた県は大きな荷物をしょいました。改めてプルサーマルはやるべきでないと考えます。

写真は、控室に見えた市民のみなさん。みなさんもお気軽にお出かけください。

原発の重大トラブル続きで、「エネ協」の開催を求める。商工労働常任委員任委員会が開かれる

 

写真は、議長にエネ協を開くよう申し入れ。

29日、日本共産党県議団は、度重なる原発の重大トラブル続きの問題で、エネ協(エネルギー政策議員協議会)の開催を佐藤憲安議長に申し入れました。(重大トラブル問題は昨日のブログ神山質問をご覧ください)

 今日は商工労働常任委員会でした。基金利用での雇用就業対策では未就職の高校生65人(6月末)への支援も入っています。県内景気は、回復に向けた動きはあるものの、円高の長期化が懸念される、尖閣諸島問題での中国との問題は影響ないなどの説明がありました。また、緊急雇用対策資金の活用で円高問題での中小企業支援をする等の説明でした。

写真は、審査書類がいっぱい。

写真は、ホテルの朝食。

「たび重なるヒューマンエラー・原発の5号機と6号機取り違い作業は重大」・共産党神山質問

 28日、今日は共産党の神山悦子議員の質問でした。原発問題では度重なるトラブルとヒューマンエラーについて質問しました。今日報道された、東京電力第一原発5号機で発生した原子炉隔離時冷却系タービンの自動停止のトラブルについては、県は知っていながら対応は遅い、東電の体質は改善されていないと強く指摘しました。この問題は、東電社員が停検中の6号機と運転中の5号機を取り違って作業すすめたこと、さらに何重にもその間違いがただされなかったことでした。27日に国が保安規定違反として東電に行政指導をしたので県が厳重注意をしたのでした。

 神山議員の質問は、そのほか、内需拡大の雇用経済政策・米価対策、福祉が最下位クラスの現状認識、大野病院廃止や会津看護専門学院の廃止提案問題などでした。

写真は、質問する神山議員。傍聴に見えたみなさんに報告。

写真は、原発トラブルを報道した今日の新聞。

今日は一般質問・9月定例議会

 27日、今日は一般質問でした。自民3人、県民連合2人です。「イノシシ対策」を2人の方が取り上げました。ちなみに私は議員になって最初の質問でイノシシ対策を取り上げました。みんな困ってます。

写真は、今日のお弁当。近所の人からもらったミニトマト・朝市のらっきょとうめぼし・ご飯。ピーマンとソーセージ入りおから・もやし。やなぎのからあげ・イカリング入り煮物。お弁当は今日だけで明日から泊まりなので食堂のお弁当とホテルの食事です。

農民連・新婦人・福島保険医協会のみなさんが、国や県への要望や請願に見える。

 新婦人のみなさんが6月議会に提出した継続請願「子どもの医療費無料化年齢引き上げ、細菌性髄膜炎予防ワクチン接種の県独自助成、子宮頚がんワクチン接種に県独自の助成」の問題で再要望に。

 農民連のみなさんが「米価暴落対策、免税軽油制度継続、EPA・FTA推進路線の見直し」の請願に見える。

 福島県保険医協会が「患者の窓口負担大幅軽減を、肺炎球菌ワクチンへの公費助成」で請願に見える。

「財源と言えば人件費を削れしかないのかなぁ・・」自民党代表質問

 22日、自民党の代表質問でした。知事は一党一派に偏しないので評価、自民党のローカルマニフェストを共有してると認識、と、まずは支持を。厳しい財政状況問題では、人件費のさらなる削減をと言います。財源問題としてはこれしかないのかなぁ・・と思います。

 教育問題では、福島県の学力問題を取り上げましたが、自民党としては学力向上が重要で根本と言いました。この観点でいいのでしょうか。

写真は、控室で議案の審査。周りのこぼれそうな書類を見てください。片付けが下手なのか?書類が多すぎるのか?