「発想の転換で新しい時代の観光を」・新しい観光対策特別委員会

 8月3日~5日、新しい観光対策特別委員会で①観光客等を対象 とした工場見学、手作り体験のお菓子作り(京都・おたべ)②ものづくりの里で過疎を乗り切る国栖の里(奈良吉野)③観光学科が養成する人材育成(奈良県立大)④県と市町村連携で「歩くなら」サイト立ち上げ(奈良県)⑤着地型難航を目指す堺市を視察しました。

 それぞれ発想の転換を図ることができる内容でしたが、特に奈良県の観光局の市町村連携観光サイト作りはすばらしかったです。サイト「歩く・なら」は市町村と連携して、地域の歴史文化を掘り起こし、歴史ある道を歩くロウドマップです。市町村連携は、これから観光問題だけでなく広く考えるべき問題と思いました。

詳しくはインタネットで「歩く・なら」で見てください。

写真は、お菓子「おたべ」つくりを見せる工場。

写真は、紙すき体験。紙すき作業場前で皆さんと。

写真は、奈良県庁で、観光局の女性の課長補佐に 県・市町村連携の観光作りの  説明を受ける

「中高一貫教育・伝統工芸で地域振興・新しい観光・住民主体の地作り」など常任委員会視察

 

 7月27日~29日、商労文教常任委員会で、①大阪市の咲くやこの花中学・高校のスペシャリストを目指す一貫教育②広島県熊野町の伝統工芸・筆による町おこし③NPO法人雁木組の水上タクシーによる新しい観光④広島県の教員指導力向上の取り組み⑤広島県安芸高田市川根の住民主体の地域づくりを視察しました。

①中高一貫教育では、学校建設に93億円(工事・設備・用地)もかけたこと、早くから進路を決めていいのかの疑問を持ちました。写真は、豪華な学校。

②筆作りの後継者作りは、やはり課題のようでした。写真は、この道47年の技の筆作りを見学。

③雁木とは、川に下りる階段で、ここから船に乗ります。水上タクシーは売り上げが年間300万円程度なので、NPO法人とのこと、しかし多くの可能性を持っていると見えました。。写真は、江戸時代からある川に下りる雁木。

原爆ドームも川から見えました。

⑤川根の住民主体の地作りは、企業もこない・通勤もできない、ここで生きるしかないからと。とにかく何かの形で住民の全員参加、何でもやっているとの事。

ここでじいちゃんばあちゃん使って10万位稼げないかと構想練っている、マチ作りでメシ食えないかと構想を練っているとのこと。写真は、ゆずジュース。

「プルサーマル問題で前知事時代に提起していた問題について説明を求める」原発の安全性を求める会・しかし答えず

 21日、原発の安全性を求める福島県連絡会は佐藤雄平知事に対して「プルサーマル問題で前知事時代に提起していた問題について」説明を求めました。会のメンバーは、早川代表・伊東副代表などで、共産党県議団は私と藤川県議が同席しました。県側は、荒竹宏之・生活環境部次長、小山吉弘・同原子力安全対策課長、佐藤浩光・企画調整部エネルギー課長が対応しました。 

 会では、県がプルサーマル計画を強行しようとしている問題で、アンケートの第2次集約508人分を提出しました。前知事時代に県自らがまとめた「中間報告」を180度転換して、プルサーマルを認めようとしていることで、県民が厳しい不信の意見を持っていることがアンケート結果に出ていることを踏まえ、①プルサーマルでの資源節約になるのか②コストや廃棄物問題③六ヶ所再処理稼動での余剰プルトニュウム問題④第二処理工場の実現可能性の低い中での使用済みMOX燃料問題など、具体的説明を求めました。 

 対応した次長などは、具体的説明はできず技術的3条件がクリヤーすることだけで進める矮小化した考えを示すだけでした。

写真は、アンケート集約一覧表

テクノアカデミー会津・喜多方観光・会津七日町通り・いわきフラオンパク・スポーツの里ふたば・浪江商工会を視察、特別委員会

 7月14日~15日、「新しい観光推進対策特別委員会」で、県内現地調査をしました。①観光人材の育成をするテクノアカデミー会津・観光プロデュース学科②着地型観光の推進の取り組みを進める・喜多方市観光交流課③七日町通り再生の活動を進める・会津若松渋川問屋④いわき市湯本町・いわきフラオンパク実行委員会⑤スポーツの里作り事業・楢葉と広野⑥焼きそばで町おこし・浪江です。

東北初の若い人材を育てる取り組み、工業団地を断念して地域一丸となって観光で生きる取り組み、15年前からシャッター通りを再生した話(5人のバカがいると再生すると)、地域資源を掘り起こし磨き地域力を高める活動、パークゴルフでスポーツの里作り、焼きそばでのユニークな街づくり発信など、今までの発想を大きく転換させた活動に強いエネルギーと希望を感じました。これらの活動を支援し広げていくことが重要と感じました。

写真は、七日町通り再生の話、意見交換をしているところ。

写真は、いわき市湯本でプラオンパク実行委員長と一緒に写真を。

写真は、広野パークゴルフ実践で見事にゴールイン。

写真は、相馬焼きの皿の模様も隠れるほどの大盛り焼きそば。

国に「子宮頚がん予防ワクチン接種公費助成を求める請願」は採択。県議会に「安全審査想定外の長期保管MOX燃料を使い、原発敷地内に使用済MOX燃料を貯蔵するプルサーマルを進めない事」の請願は不採択。県議会閉会。

 6月30日、県議会が閉会しました。共産党は藤川議員が登壇し、国民健康保険を市町村から県に広域化する方向になる条例、たばこ税増税や貯蓄から投資に流れを進める方向の税制改正条例、県の行う建設事業に市町村負担を求める条例の3議案に反対、「プルサーマルを進めないことの請願」は採択すべきと討論しました。
写真は、討論に立つ藤川議員。
 
写真は、本会議で、「プルサーマルを進めない事」の採決。この請願に採択すべきとした議員は、左前から、藤川・宮川・神山の共産党議員。後ろ左から、西丸(無所属)・加藤(社民)・古川(社民)の各議員。
 
写真は、最終日、疲れた顔。

「一生懸命とり組めば空港利活用促進は望める・・」と答弁。新しい観光推進進対策特別委員会。福島県産りんどう。

28日、「新しい観光推進対策特別委員会」が開かれました。①国内外からの観光誘客の推進について②多様な交流の推進について、について説明がありました。その中で、福島空港関連の施策は8件(新規4件)で、総額1億2416万8千円です。私の、空港就航先等からの誘客促進についてどのようにみているかという質問では「今はそれほど伸びていないが、一生懸命とり組めば空港利活用促は望める」という答弁でしたが・・。

写真は、藤川議員が視察の帰りに買ってきてくれた福島県産のりんどう「ふくしましおん」。このりんどうは、りんどうの生育を促進する技術を県農業総合センターが開発したもので、県の花卉振興戦略を後押しするとのことでした。

商労文教常任委員会・ハイテクプラザを視察

 

25日、今日は商工労働部の審査でした。県内の景気は、生産活動を中心に持ち直しているが、自動車テレビなど大企業が中心で、、県内は99%が中小企業なので引き続き雇用は厳しいとの説明でした。

新規高卒者は、なお121人が未内定との説明でした。午後からは、郡山にアルハイテクプラザを視察しました。

ハイテクプラザは、旧工業試験場を改編統合したもので、県内企業の技術相談・試験・人材育成・技術開発などを担っています。

写真は、ハイテクプラザでの質疑の様子。

振動などの審査のため、反響のない部屋の見学。

伸縮自在の絹織物です。

見て見ぬふり・「高校諸経費の負担軽減を」の質問に対し、「実態をつかむことが自治権をおかす」と教育庁の答弁

 24日、常任委員会の審議は教育庁でした。本会議でも取り上げたのですが、公立高校の授業料無償化を契機に県立高校で、授業料免除を受けていた低所得世帯の生徒からも新たにPTA会費などの諸経費を徴収することになった学校が広がってしまったので、経済的困難が増えた生徒支援を求めました。県は、諸経費には本来県がやるべき、スクールカウンセラーの人件費・図書購入費・備品費などが含まれていることを認めながら、「実態をつかむことは、自治権をおかすことになる」と、実態調査すらも拒否しました。見て見ぬふりです。結果として県の財源が厳しいから対応ができないということもあるでしょう。しかし、実態すらもつかまないという対応では教育に責任を持つ教育庁と言えるのでしょうか。厳しい暮らしの中で必死に勉強をしようとしている子どもたちに思いをよせず、高校授業料無償化の法の精神にもそむくことになると思いますがいかがでしょうか。

 小中学校に専任の図書館司書を配置することについての県の支援では、私のほか民主・自民の議員も取り上げたこともあり、検討するとの教育長の答弁でした。(詳しくは、5月28日付けのブログをご覧ください)

写真は、教育庁の審議を終えて余計にくたびれた顔。くたびれた時はきれいな花でも見るしかないでしょう。

プルサーマル計画は中止して県民に説明責任を・共産党を代表して質問

23日、日本共産党を代表して質問をしました。プルサーマル計画は中止して県民に説明責任を果たせという質問に対し、知事は、エネルギー政策検討会において検証したと言います。これでは県執行部内の論議だけで責任を果たしていませんが、それ以上は答えませんでした。

国保税の減免に対する市町村国保への支援については、調整交付金だけでなく、一般財源を含めた支援を求めましたが、まずは調整交付金で見極めてからとの答弁でした。

そのほか、〇会津地域地方税滞納整理機構が法律や条例によらない任意組織であり廃止を求めたこと・市町村のサービス制限条例の問題〇子宮けいがんワクチン・ヒブワクチンの補助〇高校授業料無償化で諸経費等が減免対象から外され負担増になった生徒への支援〇いわき市への医師派遣増を求めたことなどを質問しました。

写真は、質問、自席での再質問です。

「プルサ-マル中止を・消費税増税反対・備蓄米買い入れと米価の回復・子宮頚ガンとヒブワクチン接種補助・生活保護老齢加算復活」と陳情に多くの方々が見えました。

 22日、一般質問でした。自民、県民連合(民主・社民)の質問でしたが、自民・民主の政策が国も地方も同じようになってしまったので、迫力がありません。また、自分たちの政策と違うことを質問したりしてどうなのか?矛盾がいっぱいと思う状況でもあります。

 今日は、各団体のみなさんが陳情に見えて賑やかでした。写真は、プルサーマル中止・消費税増税反対と米価価格要望・子宮頚ガンとヒブワクチン接種補助の要望に見えたみなさん。