12月12日・福島県議会12月定例会開会

12月12日、県議選後初めての福島県議会が始まりました。東日本大震災・原発事故があってちょうど8ヶ月目です。日本共産党は5人になって代表質問ができるようになり神山団長が行います(15日・木・午後2時ころ)。一般質問は宮本しづえさんです(19日・月・午後3時ころ)。
知事は提案要旨説明で、〇大震災・原発事故から9ヶ月が立ったが原発事故は収束に至っていない〇復興計画に「県内の原子力発電所は全面廃炉」と明記する〇全県民の健康を長期的に見守るため、甲状腺検査や検診体制の充実を進める、18歳以下の医療費無料化の実現に取り組む、子育てしやすい環境を推進する〇除染計画の策定支援・市町村への支援など市町村と一体となって取り組む〇原子力賠償はまだ道半ば、あらゆる損害に対し賠償を行うよう求めていくなど、安心して住める福島県を取り戻せるよう県民の視点に立って進める、と述べました。

写真は、控室で質問などの協議

「県外避難者の民間住宅の借り上げ継続決める・各都道府県に福島県が要請」・打ち切り見直しに批判相次ぐ

東日本大震災・原発事故で県外に避難している県民が利用する各都道府県の「民間借り上げ住宅制度」の新規を打ち切る方針を福島県が示していましたが、批判が相次いで県は続行することにしました。原発災害がいまだ収束しない中、打ち切りは問題です。打ち切りでなく安心して住める環境を早急に作っていくことこそ求められているのです。


写真は、このことを報道する地元新聞


写真は、広くなった控室にお客がいっぱい・神山団長の質問聞き取り


写真は、控室にて

議長・副議長に引き続き、常任委員会委員長・副委員長も多数決で自民党が独占

昨日は、議長・副議長を自民党が独占しましたが、今日は常任委員会の委員長・副委員長をまた自民党が独占しました(公明は自民に協力をして委員長ポストを得ました)。
ちなみに、会派構成は以下のようになっています。日本共産党・5人、自民党・28人、民主県民連合・16人、福島未来ネット(みんな・社民・無所属)、公明党・3人です。自民党は公明党と組むことで過半数になります。
常任委員会のメンバーは、宮川えみ子「総務」、長谷部淳「企画環境」、神山悦子「商労文教」、阿部裕美子「農林水産」、宮本しづえ「土木」です。私は各派交渉会のメンバーにもなりました。



写真は、本会議で常任委員会委員長・副委員長の採決


写真は、知事提案要旨の説明

皆既月食でした

10日、夜11時ころ月は全部欠けました。中古のネットで買った望遠鏡でも良く見えました。デジカメで写すのは大変でした。月が欠けるとあたりの星はすばらしく良く見えました。夜空を見てると人間の小ささが良くわかります。
写真は、つきを見たり写したり。

自民党と公明党に対し「第一会派は議長・第二会派は副議長で、各常任委員会の委員長・副委員長は比例配分で」と、民主・福島ネット・共産党の3会派で申し入れ

12月9日、新議員による初議会が開かれました。共産党は他の2会派と共同で、議会の民主的人事・運営などで、自民・公明の各党に申し入れを行いました。申し入れの内容は、①議長は第一会派・副議長は第二会派で、各常任委員会の正副委員長は比例配分でなどです。自民党は単独では過半数にならないので公明党と組んで議長・副議長とも独占しました。
 会派別人数は、自民党は28人、民主・県民連合は16人、福島未来ネット(みんな・社民・無所属など)は6人、日本共産党は5人、公明党は3人です。


写真は、上は副議長選挙で、下は議長選挙です。


写真は、開票立会いに長谷部さん


写真は、新議員が決まった議場

写真は、広くなった控え室

精神的・原子力賠償で指針・福島県全部を対象地域にと早速県に申し入れ

精神的賠償が示されたのは前進ですが、23市町村しか対象地域にしていません。福島県は風評被害も含めて全域が被害を受けています。福島県全域が対象にすべきなど、県に申し入れをしました。

写真は、報道する地方の新聞


写真は、県に申し入れ

遠方からのお客をいわきアクアマリン(水族館)に案内

遠方より友人が見えました。大震災でがんばって復興したアクアマリン(水族館)を案内しました。
ウィークデーだったのでゆっくり見られて、面白かったです。


写真は、めったに出てこないオオサンショウウオがのっそり


写真は、大震災でおっかさんが避難した先で無事生まれた「ごまふアザラシの希望」


写真は、 大水槽の魚も回復しつつあります


写真は、砂を良く見てください、かくれんぼうの名人あんこうです(目が見えませんか?)


写真は、いわき市の魚「めひかり」です

「福島原発10基全面廃炉を復興計画に明記」・佐藤雄平知事表明

佐藤雄平福島県知事は30日の記者会見で東京電力福島第一原発(6基)と第二原発(4基)のすべての廃炉を表明し、県の復興計画に「国と東電に対し県内10基の全面廃炉を求める」と明記しました。先の定例県議会で新日本婦人の会福島県本部が全基廃炉を求める請願を提出し、私も討論で賛成を求め全会一致で採択されていましたが知事の態度が注目されていました。
やはり世論が大きな役割を果たしていると思いました。

写真は、知事の全面廃炉表明を報道する新聞