福島県の県立高校統廃合問題・結論ありきは問題の声次々

地方議員相談員だより №215
日本共産党福島県委員会    2019・4・17

塙工業高校存続を求め
署名1万1181名を県教委へ提出・・・・塙町
白河実業高校と統合する方向が発表された塙工業高校について、塙町町長や教育長・同窓会長などが、、県教育委員会に対し塙工業高校の存続に向けた住民署名、1万1181名を提出しました。署名は同窓会やPTAを中心に、町内企業や町商工会・塙中学校同窓会など幅広く取り組まれました。

宮川・吉田両県議といわき双葉熊谷地区委員長は、いわき海星高校を訪問し懇談しました。懇談では「県の説明は受けていない」と説明不足が指摘され「いわき海星高校は生徒数が増えている。少人数学級で存続してほしい。船乗り養成という特殊性も考慮してほしい。」と率直な意見がだされ、結論ありきの県教委発表が現場に動揺を生んでいることがわかりました。

県北地方に普通科の定時制(夜間)がなくなってしまうと心配の声・・・・県立高教組に届く。県立高教組の聴き取りでは、保原高校と統合対象とされる福島中央高校の教師は「統合計画では、福島南高校(昼間部)と定時制(夜間部)さらに夕間部の3つが並立する時期がある。それぞれに支障が出る。夜間部は7割が勤労者。県北地方に普通科の定時制がなくなると、私立の通信制だけになってしまう」と危機感をつのらせています。