「サテライト高校の先生で3か所掛け持ちはなくなったが、2か所が28人いてある体育の先生はいわき市と郡山を受け持っている」「小中学校の先生増員は緊急雇用対策事業も活用して検討する」と。教育庁答弁・常任委員会

 7月4日、教育庁の常任委員会審議がありました。原発等で避難した9つの高校が26の別の高校に分散して1836人(6月15日現在)が勉強をしていますが、生徒も先生も本当に苦労しています。サテライト高校の先生は3箇所かけもちはゼロに・2箇所かけもちは28人になったと言いますが、体育の先生でいわき市と郡山をかけもちしている先生がいると答えました。また、小中学校の先生の8月人事異動はせっかく慣れた先生がいなくなったりして、被災地区等の子どもの心が安定しない事などを示し、先生の増員を国に思い切って求めるよう求めました。県は、国にはこれ以上できないくらい要請している、緊急雇用対策費も活用して(非常勤講師になるが)対応したいと答えるのみでした。
 私はそのほかに①学校校庭の表土除去は市町村の負担がないようにするべき②サテライト高校は部活・模擬試験等移動にもお金がかかる、県の支援が必要③子どもの放射能軽減策の一層の実施等を求めました。他党派からもいろいろな意見が出ました。教育長は、放射能対策に忙殺されていた、対応が遅すぎたかもしれない、現場の声をもっと聞く、サテライト校募集はできるだけ早くしたいと答えました。
写真は、資料を抱えて、常任委員会を終えて控室に