「福島第二原発廃炉は当社が判断する・まだその時期でない」・全員協議会

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20日、東京電力を呼んでの全員協議会が開かれ、日本共産党県議団からは宮本しづえ議員が質問しました。宮本議員の福島第二原発廃炉要求に対し、東電の広瀬社長は「福島第二原発廃炉は当社が判断するがまだその時期でない」と拒否しました。宮本議員はこのほか①津波の被害対策をしなかった東電の責任②柏崎刈羽原発の再稼働を止めること③事故収束作業④原子力損害賠償問題を質問しました。他党の議員も東電・特にADRはお互いの和解案なのだから100%飲むべきなど東電の不誠実なことへの問題や事故収束に全力を挙げていないなど厳しい質問も目立ちました。

平出議長(自民)は最後に、原発の安全確保が重要、あらゆる経営資源を集中すべき、賠償は被害者に寄り添い十分迅速確実に最後まで行うようにと締めくくりました。

写真は、質問する宮本議員

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写真は、答弁する東電の広瀬社長

国も東電もまったく無責任・福島原発汚染水対策「失敗」見通しのなさ

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東電は19日、福島第一原発2号機海側で電源ケーブルなどが通る地下道(トレンチ)の凍結工事が難航している問題で、これまでの手法では流れを止められないこと、手法を変えざるを得ないことを発表しました。しかし見通しは全く立たず疑念の声が上がっています。国も前面に立って汚染水問題に対応するとしていましたが国の全面的責任が問われます。さる18日、日本共産党・長谷部あつし県議が国・規制委員会を呼んでの全員協議会で国の責任を問いましたが、この時も東電任せの対応がありありでした。「再稼働に走る国のいい加減さが出た」「凍土壁も含めいったい今後どうなるのか?」と心配の声が上がっています。

写真は、汚染水対策の失敗を報じる各新聞