再生エネ・風力発電は洋上で。水素は石炭の延命策。

9日、県議団として福島大学再生可能エネルギー(風力発電)特任教授・佐藤義久博士(工学)の講演を聞きご教授いただき、質問意見交換を行いました。専門的なことも多く聞いた話を正確に記載するのは難しいかいもしれませんが、一部を紹介させていただきます。今後日本は高齢化して人口は減るが電気使用量は増える。石油の埋蔵量は富士山1盃分しかない。石炭は150年分くらいあるがCO₂問題で増やせない。原発は消える・機械で60年持たせるなんて聞いたことない・原発60年動かすなど(危険で)あり得ない。(大型)水力は条件的に増えない。風力と太陽光でやるしかない。メガ風力発電は送電線のあるところしか作れない。陸上は風力発電は問題が多すぎる。洋上風力がいい、漁業者との調整が取れれば、低周波も景観も影響ない。風力は暴れる電気だが、メガソーラをずっと何十キロも並べて発電すれば、自然条件も気象も変わってくるので調整が取れる。東京タワーが回ってるイメージ。また、風車を逆さまに立てれば潮流発電になる(下図参照)。浮体式だとコンクリートでいいので地元土建業者の仕事としてできる。洋上風力で福島は稼げる。国に法整備させ県内に・地元にお金が落ちるようにすべき。国からお金の来るうち洋上風力を先にやればいい。今の風力実証実験は実験だからあれもこれもと入ってものすごく高くなっている。そんなに高くない。小型風力発電は技術力低い。小水力発電はメンテナンスなど雇用につながる。外からの人でなく県職員の教育が(継続的に取り組める)重要、などの話でした。

水素については、再生エネでそんなに作れない、石炭を燃やしオーストラリアで作って日本に運ぶというが国自身は同意してない、州はお金が欲しいからオッケイしている、CO₂をオーストラリアにおいて来るというのはどうかと。石炭協会が後ろについていて、石炭の延命策にしようとしていると明確でした。