750億円を超える補正予算・6月定例議会に向け政調会

5月24日、6月定例県議会に向けて政調会が行われました。

総務部は警戒区域の一部見直しに伴う災害復旧事業など750億円を超える予算になることなど説明、
企画調整部は県総合計画の見直し・福島復興再生特別措置法の基本計画方針が閣議決定されることについて、
避難地域復興局は組織状況・現場の視点からの取り組みの問題、
生活環境部は被害の状況・モニタリング・除染・避難区域見直し・原発廃炉に向けてのロードマップ・原発立地地区等交通対策、原子力損害対策担当理事は賠償問題等、
保険福祉部は浜通り医療計画・18歳までの無料化、
商工労働部は中小企業対策・産業復興立地補助金、
農林水産部は津波によるノリ養殖の再開に向けて・森林除染実証など、
土木部は仮設住宅追い炊き予算・避難地域など各種災害対策、
教育長は学校施設の復旧対策予算追加などです。

議会は6月19日開会予定です。

生活環境部には、応急住宅支援を3月いっぱいに打ち切った問題で、いわき市・県・国がそれぞれ違ったことを言っている、責任を持つ県の対応が問題、災害にあっている住民の立場で対応できるよう求めました。全体に県民一人一人の目線に立つ対応への改善を求めました。

写真は、政調会で発言

「しばらくこのまま(仮設)で、自宅と行き来したい」 広野町の仮設で懇談会


写真は、仮設での懇談会・畑中大子広野町議と私

 5月23日、いわき市常磐の仮設住宅で畑中大子広野町議と懇談会をしました。日本共産党の津波でのボランテア活動や原発問題などを紹介したビデオを見たあと、私が県議会の原発対策の取り組みや賠償の話、消費税増税なしで財政再建・社会保障充実できるなどの話をしました。
畑中町議が広野の除染・町の状況などを話しました。参加した人は、仮設入居が1年延びてよかった、しばらく仮設と広野の自宅を行ったり来たりしたい、原発に何かあったら、また駐車場で何日も泊まるのはごめんだと、原発の収束が見えない不安を話しました。帰ったら賠償金が出なくなることの心配も出されました。
除染にはだいぶ時間がかかりそうだ、瓦は取り替えないと線量は下がらないと業者が言っていたとの畑中町議の話も。放射能がまだ高い、3もある、家の中でも0、4あると言う人もいました。いわき市から広野の学校まで通うのは大変だとも。いい話だった、今日はバスが出て広野に帰る日で来れない人もいた、またやって欲しいとの声もいただきました。


写真は、いわき常磐の仮設住宅

写真は、勿来町でも懇談会がありました。勿来町高畔では伊藤浩之市議と参加しました。
    食の問題に関心が集まり、食品の放射能検査体制の充実が求められました。

「大震災と原発事故の現状と日本共産党の奮闘」の講演に、大阪まで行ってきました

5月21日、日本共産党大阪後援会(吹田・摂津)の「講演と文化のつどい」に行ってきました。

講演の演題は「大震災と原発事故の現状と日本共産党の奮闘」です。

大震災はあまりにもすさまじく膨大で全体を話すことはとてもできないので、ごくごく一部の話、私のまわりから見ただけの話と思って聞いてくださいと前置きして話しました。

できるだけリアルに話せるように心がけました。

「福島原発全面廃炉の意見書」を採択した県議会の様子や、日本共産党の規約「つねに国民の切実な利益の実現のためにたたかう」「不屈の先進的役割をはたす」活動の状況について具体的に話しました。

国民の中に・県民の中に・被災者の中に入ってその声をきく力のある、党員がいる・支部がある・日常的に活動している後援会がある、この事は、いざという時本当に力になれることを話しました。

写真は、ギターを演奏する・岡崎泰正さん


写真は、お笑い福祉士・笑福亭学光さん


写真は、衆議院比例近畿ブロック予定候補・清水ただしさん


写真は、衆議院大阪7区予定候補・石川たえさん


写真は、講演する私(2枚)


写真は、熱心に聞き入る皆さん

いわき市の現状や復旧状況を広く知っていただくようにと県外からの現地視察受け入れ・振興局等と懇談 ・崖崩れ調査

18日、県の出先機関であるいわき市振興局等と懇談しました。懇談したのは、いわき市振興局・ハイテクプラザいわき技術センター・いわき農林事務所・水産試験場・いわき建設事務所・小名浜港湾事務所・企業局いわき事務所です。大震災を受けてそれぞれ大変な状況ですが、問題も山積しています。振興局では県外からの現地視察を受け入れている、水産試験場ではまだ郡山まで行って魚の放射能測定を行っているなど解決されない問題なども見えました。
写真は、いわき市振興局等と懇談


写真は、地震で崖崩がくずれた地区の調査

写真は、雨に濡れる藤の花

各所で出される「子どもの県外避難は最大の問題」・総務常任委員会県内調査

5月15日~17日まで、総務常任委員会の県内調査がありました。調査先は、大震災原発事故後に再開した、南相馬市の緊急時避難準備区域内最大規模の青葉幼稚園、相双地方振興局等、がれき処理現場や相馬港現地調査、県中地方振興局、富岡町郡山事務所、桜の聖母学院中学校・高校、飯坂地区被災者受け入れ・安心安全対策意見交換、公立大学法人福島県立医科大学、県北振興局です。
青葉幼稚園では、自然と遊ぶ保育を取り入れてきて大変期待されていたが、原発震災で閉鎖になり園庭の除染など厳しい放射能対策をし昨年10月に再開したが、205人いた子どもがい戻ったのは62人とのこと。
桜の聖母学院では、東日本大震災で被害にあった子どもたちに学業や生活支援を行う制度を立ち上げたとのこと、しかし、子どもの県外転出で今後厳しい、少人数でも経営が成り立つような支援もと要望されました。
富岡町長との懇談では、区域見直しで町を分断させてはならないこと、最近は賠償についての町民の要望が多いことなどが話されました。
県立医大では、県民健康管理調査状況と復興関係事業、医師不足問題などで意見交換しました。
飯坂地区の消防団や地区代表、旅館組合の皆さんとの防災関連の懇談では、被災者受け入れでの教訓などを聞きました。

写真は、南相馬市の緊急時避難準備区域最大規模の青葉幼稚園で懇談・昨年10月再開されました


写真は、同幼稚園の庭で


写真は、南相馬市のがれき置き場


写真は、富岡町長との懇談・郡山事務所で


写真は、桜の聖母学院で


写真は、福島医大で

青空の下・マーガレットの花・街宣

5月13日、これ以上ないような良い天気の中街宣をしました。伊藤浩之市議は、福島県が原発全面廃炉の意見書を上げたのに、いわき市議会は反対する会派があってあげられない、市長も廃炉を言わない、「廃炉を目指す署名にご協力を」と訴えました。


写真は、伊藤浩之市議と街宣


写真は、さわやかに咲くマーガレットの花

なこそ授産所耐震補強工事の完成

5月12日、なこそ授産所耐震補強工事完成を祝う会がありました。大震災で障害者の施設が壊れ、大変苦労して資金を集め、今日にこぎつけた話を聞きました。多くの人々の支援に感謝するとの事でしたが、政治が支援すべきことがあまりにも弱いと思います。みんなでがんばることはすばらしいですが、もう少しがんばらなくてもいいようにすべきだと思います。



写真は、完成した施設で。


写真は、施設の入り口で


写真は、今日の田 人風景

まだ一面水の中の田畑と住宅地・地震の被害そのままの商店街・南相馬視察


写真は、 仮設住宅の前で。左から神山県議・参加者の方・宮本県議・ 渡部寛一市議・長谷部県議・荒木市議・ 私・阿部 県議


写真は、福島県の地図です。太平洋岸に面した真ん中に事故を起こした第一原発があり、その10キロ南に第二原発があります。今度訪問した南相馬市小高区は第一原発の北の矢印のところです。

5月11日、日本共産党福島県議団で、原発避難区域見直しがあった南相馬市を視察しました。桜井市長との懇談では、県との意思疎通もだいぶ良くなった、自治体から申請があったら除染予算も含めて適切に対応してほしい、戻って農業ができないという人には土地を買い取って新エネルギー生産基地などにしてほしい、また、インフラ整備では医療がきつい、県として排水対策に全量をあげてほしい、一気に早く進むよう国に要望してほしい、住宅対策は一番重要だ1000戸の住宅をと要望されましした。


写真は、 仮設住宅で懇談・参加者の質問に答えて


写真は、南相馬市役所前にて

仮説住宅に住まわれているみなさんとの懇談では、家族バラバラなので一緒に住めるように、年金暮らしでは家は建てられない、家にかぶせていたシートが破けて飛んでしまったので家が傷む対策を、常磐線・高速道路・6号国道を早く開通させて、除染は地域全体をどうやるかが大事だ、植木など屋敷内の放射能濃度が高いなどの要望や訴えがありました。地元南相馬市の渡部寛一市議・荒木ちえこ市議からは市の対応策や県国に対しての要望が出されました。


写真は、 南相馬市の桜井市長と懇談

渡部寛一市議は、南相馬市の小高区を中心に案内してくれましたが、原発事故によって入ることができなかった商店街は、地震の被害にいまだ手つかずの状況、海の近くの干拓して作り上げてきた田畑は広範囲に水没したままで、まったくこれからのスタートという感じでした。


写真は、 一面湖になってしまった田畑


写真は、一面湖の田畑・仮の排水では追いつかない


写真は、誰もいない商店街


写真は、地震の被害そのままの小高町商店街

 

 

マスコミは持ち上げるけど「何が見える『橋下維新八策』」などの意見交換・久々の団会議で課題いっぱい

5月10日、久々に県議団会議を行いました。大震災・原発事故から14か月をむえた県民をめぐる状況と対応策などを行いました。国政進出をねらう橋下・「大阪維新八策」などの意見こうかんもしました。マスコミは持ち上げていますが、具体的なことを見ると、極端な新自由主義で格差・競争の政策、改憲志向と恐怖政治、白紙委任と独裁、暮らし福祉の総攻撃などがよく見えました。政治不信から何かを求める国民の気持ちをうまく受けたような感じかなと思いますが、大変なことだと思いました。


写真は、県庁議会棟前の県の花「シャクナゲ」