「警戒区域見直しは1㍉シーベルト以下は戻さない宣言を!」「賠償金に税金かけるのはおかしい」相馬で農民連。「居住確保はお金の手当てをしながら進めて」と津波仮設住宅で。

13日、相馬の農民連の方と相馬の津波での仮説住宅を訪問しました。農民連との懇談では、小高区での警戒区域解除では、「1㍉シーベルト以下になるまでは住民をむりやり戻さないで」と不安を示しながら、賠償金に税金をかけることがいかにどうりに合わないかを説明してくれました。警戒区域の農民は、別地域で農業を始めるのに、税金がかかるとまったく成り立たないと金額を示しながら賠償金に課税しないように求めました。

写真は、農民連の方と懇談


写真は、農民連の方の復興支援センター構想

津波で家を失った方々が入居している仮設住宅では、漁業の先行きの不安や放射能測定器の要望などが出されました。高台移転の問題では、なかなか進まない中、お金の手当てをしてもらいながらでないといろいろな対応ができないなどの意見が出されました。
写真は、仮設住宅の方と懇談


写真は、仮設住宅の前で

避難する権利とどまる権利のそれぞれの保障を・新潟避難者訪問。フレッシュ事業は県内外避難者の共通要望・新潟県は高速バス援助の方針

4月、11日・12日、新潟市に避難されている方々を訪問し要望をお聞きしました。山形市と埼玉県加須市の双葉町に次いで3か所目の県外避難者訪問です。
新潟県庁では、日本共産党の竹島良子県議や市議団との懇談、県庁では笠原悟・危機管理官に御礼のご挨拶をし、加藤千栄子・県民生活環境広域支援対策課長と同朝比奈均・企画調整係長と新潟県に駐在している2人の福島県庁職員の方々と意見交換をしました。

新潟県は、2つの大地震と大水害などがあったことなどから避難者支援策も行き届き手厚い支援があることを改めて確認し御礼を申しあげました。そして、国からの財政支援の重要性と災害救助法の改正も含め法制度の改正も大切な課題であることを確認しました。


写真は、県庁での懇談


写真は、新潟県議団の控室で

その後、避難者の方々のたまり場「ふりっぷハウス」を訪問し、子どもずれて避難をされているお母さん方と懇談しました。

郡山や出身の方が多く、高速バス無料化の復活や保育所の入所など住民票を移さなくても現地でのサービスが受けられるようになどが出され、子どもの県外も含めた保養ができれば戻られる可能性もあるなどの意見も聞きました。


写真は、避難者交流支援スペース「ふりっぷはうす」でお母さん方と懇談

「学校に専任の図書館司書の配置を」と「子どもの読書環境を豊かにする会」がいわき市教育委員会に申し入れ

4月10日、「子どもの読書環境を豊かにする会」がいわき市教育委員会に専任の図書館司書の配置を求めて申し入れを行いました。

これは今年度国が、交付税の算定に150億円の専任の図書館司書を配置する予算を組んだことで、ぜひいわき市でも実施してほしいと申し入れたものです。

吉田浩教育長は、どの程度の額になるのか内部的に協議して前向きに検討したいと答えました。

志賀英信会長は、11年間子どもたちに読み聞かせをやってきた、専任の司書は大変重要と言い、参加した元司書をしていた方は、司書のいない学校に行ったとき「先生もっと早く来てほしかった」と言われたと情熱をこめて司書の重要性を訴えました。

私は、大震災を受けて心と学習の支援に学校の図書館司書は大変重要で国もこのことで予算を算定した、ぜひ実施をと求めました。
写真は、いわき市教育長に申し入れ

「原発と人権」全国交流集会に420人・深く・広く・行動するための集会でした

4月7日・8日と福島市の福島大学で、東京電力福島第一原発事故の被害とその実態を明らかにし、国と東電の加害責任を問い、被害者の人権と生活の回復、原発のない社会の実現を目指そうと全国研究交流集会が行われ、7日に参加しました。法律家・科学者・自治体・被災者など420人が参加し、深く広く行動するための集会になりました。


写真は、お隣どうしになった弁護士さんと私


写真は、あいさつする佐藤栄左久前知事


写真は、基調講演する海渡雄一弁護士・浜岡原発裁判で主張していた通りになった、中越沖地震は今回の警告だったと。日本共産党福島県議団も中越沖地震での柏崎刈は原発の事故後、強く津波地震対策を国と東電に求めていました。福島原発事故はまったくの人災です。


写真は菅野典雄飯館村長。津波で祖父母・親・きょうだいをなくした高校生や、幼いこどもがテレビに出ていた。泣いてわめいて心にきずを負って・・ゼロからのスタートになると思う。しかし放射能はゼロからスタートできない。-20か-30か、世代を超えてゼロに向かうしかない、村の復興計画は作れない、1人ひとりの復興をどうつくるか、向き合うかだと。


写真は長谷川浩さん。有機農業ネットワークは、放射能の実際を知ろうと自ら動いている。放射能に勝つ農の営みを目指す、耕作するしないは農家固有の権利だと。


写真は酪農家・佐々木健三さん(農民連)。50年の酪農がたった一発でダメになった。牛を牛舎につないで避難した酪農家は、この世のものとは思えない白骨化した牛たちを見た、多くの酪農家の仲間に支えられて来た、東電への激しい抗議でやっと賠償の扉が開いたと。


写真は井戸川克隆双葉町長。「国と東電の説明を信じて来たことを悔いている、お詫びを申しあげたい」と。
線量の高い地域で悩みながら子育てをしているお母さんが、不安を持ちながらも自分たちの力を出し合い、この地で子どもを守って暮らしていくという報告、高校の先生からのサテライト高の寄宿舎の問題、賠償金の差別化の問題などさまざまな実態報告もありました。「原爆被爆者の戦いをどう生かすか」の田中原爆被害者団体協議会事務局長や「福島の再生を目指して」の清水先生の報告もありました。

 

国が学校図書館の専任司書予算を150億円・交付税として措置しました。

国は、2012年度から、公立小中学校に「学校司書」を配置するための経費として、単年度約150億円の地方財政措置を行いました。

ただし、これは図書館整備や新聞配置と同様で、使途を特定しない一般財源として措置されたもので、各市町村がこれを受けて具体的に予算化されることが必要です。

国が専任の図書館司書の必要性を認めて、予算の計算をしたものですから、市町村はその考えを重要視して専任の図書館司書を配置すべきと思います。特に災害県として、学力向上や心のケアなどが必要な時でもあると思います。

島根県は2009年から、県が財政負担をして全県の小中学校に選任の図書館司書を配置しています。市には費用の二分の一・町村には三分の一出しています。このための県予算は22年度1億5千6百万円です。


写真は、リョウゴ君の紙芝居

「県外避難者の支援・県内避難者支援・事故原発からの濃縮汚染水漏れ」など各種問題について県当局に要望しながら意見交換

4月4日、県議団会議でした。大震災から1年を経て何が今問題で求められているかなど、意見交換をしながら、県当局と各担当者の方々に要望をしながら意見交換をしました。

県外避難者支援策では、住み替えを引き続き認める・就労・生活と健康・精神的なものも・子育て支援、医療費・賠償・交流の場問題、など、災害救助法では救済できない問題も含めて国の対応も重要などと懇談。高速道路の無料化実施継続ももちろんです。

県内避難者支援では、避難区域見直しなどがされようとしているが、住民の意見を聞いてマチと県が一体になって国に求めていくことと同時に、今避難している人たちをどのように支援していくかが最重要などとの話に。

第一原発の汚染水漏れ対応策も報告を求めました。

写真は、入れ替わり立ち代りの県の担当の方との懇談。

チェルノブイリ視察団団長・清水福大副学長講演・放射能から子どもを守る講演にどうぞ

いわき市・私の近くの講演会です。ぜひお出かけください。
○清水先生のお話は、チェルノブイリ事故から26年たって、福島との比較で勉強になると思います。
写真は、チェルノブイリ視察団団長・清水福大副学長講演案内
4月22日(日)午後1時半より、勿来市民会館です


○渡り病院の渡部朋幸先生のお話は、ベラルーシとノルウェーとの比較で勉強になります。
ぜひ、お話を聞いてみてください。
写真は、放射能から子どもを守る 講演案内
4月15日(日)午後1時半より、いわき市保健福祉センター、内郷です


写真は、地震被害からの再オープンのスパリゾート・ハワイアンズに春休みの子どもたちといってきました。込んでました

「住宅応急修繕事業・高速道路無料化など」の被災者支援縮小やめよと申し入れ

3月29日、福島県災害対策本部に「新年度に伴い被災者支援を縮小させないなどの緊急要望」を行いました。いまだに16万人が避難していて、そのうち6万3千人が県外避難をしています。県外避難者は増えることが見込まれています。復興とは程遠い状況にあるのに各種支援が打ち切られかねないことに多くの被災者は不安を強めています。
要望の内容は①災害救助法に基づく住宅緊急修繕事業・被災者支援法に基づく住宅再建支援事業の申請を延長して受け付けること②高速道路の有料化はしないこと③新基準によって経営が厳しくなる畜産・漁業の支援を強めること④避難高校のサテライト校集約で、女子寮について一般客との同宿をやめることです。

写真は、県災害対策本部に申し入れ

リョウゴ君と近所めぐり・山田で懇談会「まだ被害の真っ最中!何でも終わるは許されない」

春休みになったリョウゴ君と近所を自転車でめぐりました(私は監督で歩き)。畑の皆さんとあいさつをして、道端の庚申様をお参りして、市民グラウンドの脇を通りました。グラウンドは、津波と地震の瓦礫がいっぱいで今日も運びこまれていました。
夜は、山田で懇談会でした。皆さんから、大震災の被害は続いている、高速道路の無料化中止は問題だ、原発事故で実家に帰るのに遠回りをしなければならないのに、観光も戻ってないと。また、瓦礫運び込み中止もひどいまだまだだ、何でも終わりにしようとしているのは現実を見ていないなどいろいろ意見が出ました。


写真は、道端の庚申様

写真は、大震災の津波と地震の瓦礫がいっぱいで使えない市民グラウンド(2枚)


写真は、道端の花


写真は、山田の懇談会

空間のホコリ集塵機・リョウゴ君の紙芝居

22日、県庁からの帰り、高速バスを待っていたら、集塵機の点検をしている皆さんに会いました。これで空間のホコリを集めて放射線量を測定するといいます。内部被爆問題で必要とのこと。


写真は、県庁前でホコリの集塵機点検作業

家に帰ったら、リョウゴ君(小1)が、図書館で借りてきた紙芝居を読んでくれました。ちなみにこの紙芝居の枠は、使わなくなった机の引き出しでじいちゃんが作ってくれたものです。


写真は、リョウゴ君の紙芝居