藤沼ダム復旧工事とあんぽ柿放射能全量検査体制視察・農林水産常任委員会調査

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13日、農林水産常任委員会で須賀川市長沼にある藤沼湖ダム復旧工事と伊達市梁川町にあるあんぽ柿(干し柿)放射能全量検査体制を視察しました。

藤沼湖は農業用ダムで、2013年3月11日の大震災の地震で決壊し8名の方が濁流にのまれるなどなくなりました。全壊床上床下など101棟が被害にあいました。このダムは戦前から戦後にかけて作られていて工事用土砂等問題もあったようです。貯水量150万トンです。様々な検討や説明会などを行い工事が進められているとの説明ですが、3年後の2016年(H28)中の完成を目指して工事が行われています。

写真は、工事が進む藤沼湖ダム

あんぽ柿の放射能全量検査機器はJA伊達みらいの梁川選果場で行われておりました。非破壊型の検査機器として大変苦労して開発されたとのことです(1台は約6千万円×6台)。今年は原発事故後モデル事業として初めて出荷することになったなど、大変な苦労をしてきたことを話されました。

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原発事故から出荷までは、(2011年)は樹体を洗浄─⇒樹高切り下げ─⇒(2012年)は全戸原料柿の検査─⇒樹体内の移行確認─⇒樹高切り下げの効果確認─⇒干場の除染方法の検討─⇒非破壊検査機器の開発・検討─⇒(2013年)は安全なモデル地区を決定─⇒非破壊検査機器での全量検査─⇒工程管理導入─⇒販売再開PR取引先への周知─⇒です。

写真は、あんぽ柿(干し柿)放射能全量検査の機器を前に

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写真は、出荷されたあんぽ柿