県立高校の統廃合は問題・現代の治安維持法「共謀罪」許すな、かけはし3月号

毎月の宮川・吉田両県議の県議会報告「かけはし」3月号ができました。今回は、県立高校の一学年3クラス以下の高校を統廃合の対称にすることはやめて県民の意見を良く聞くこと、現代の治安維持法「共謀罪」を許すな!がメーン記事です。

衆議院福島5区予定候補・熊谷ともさんの活動、民進党・古市県議の新春のつどいでのご挨拶も載っています。

大震災原発事故から6年・祈りと頑張りの決意

今日は3月11日、大震災・原発事故からまる6年目です。多くの犠牲になられた皆様に心からの哀悼の意を表します。6年前のブログを開いてみました。ただただ無我夢中の、こんなことがあり得るのか?と思うような日々でした。(私の当時のブログをご覧になってください・右に日付が出ています)

コンクリーとの堤防が張り子のように粉々に砕け打ち上げられた(いわき市岩間)

いわき市で犠牲者が一番多く出た薄磯海岸。お母さんがペットボトルの水で亡くなった娘さんの顔を拭いてやっていた・・。

津波や原発爆発で学校などの体育館は避難の方々でいっぱいに。介護4の年寄を抱えて避難所にいけない食べ物がない、水ありがとう(私の事務所は水が出た)などひっきりなしに電話がかかってきた。当時のブログを見ると「みんなで優しい言葉をかけあおう!困難を乗り切ろう!」と呼びかけていました。

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福島第二原発も廃炉にせず、全国の原発再稼働に躍起になっている安倍政権はやめてもらうしかない、改めて決意した3・11です。

 

 

 

 

 

県民の期待に応えた原子力安全対策を・危機管理部審査、県議会常任委員会続行

9日、引き続き常任委員会で今日は危機管理部です。防災意識の高揚・防災力強化・原子力発電所周辺の安全などの審議を行いました。

凍土遮水壁がうまく働かないなど最重要課題が進みません。原子力安全監視対策委員会の役割発揮・特に汚染水問題で専門委員が求める原発敷地内の十分な調査、東電の十分な情報開示など東電任せにしない対応が重要、県民の声に応える活動を求めました。また、自走式ロボットによる調査が十分にできない中、廃炉計画の見直しについて県民へのわかりやすい説明を求めました。

 

避難地域等市町村職員確保支援に全力を・上から目線で職員の給与査定は問題・総務常任委員会

8日、新年度予算に対しての各常委員会の審議です。私は所属している総務常任委員会の審議で、 避難地域等町村職員確保支援に全力を・上から目線で職員の給与査定は問題など執行部を質しました。

今日(8日)の県内の新聞記事では、自治労県本部調査でH28年度に自殺した職員が、今年2月までに9人に上った、その内今年の1月・2月で5人が命を絶った、長時間労働が自殺の要因となっている可能性があると見ている(内訳は市町村職員が7人・県職員が2人)と。

震災以降の市町村職員の年間自殺数はこれまでH25年度の5人が最多で、今回18歳~35歳までの若年層が4人いたとの事。県本部長の今野氏は「職員間のコミュニュケーションが減り若手職員が孤立している恐れがある」と指摘しています。

報道では(3月17日・読売)、自治労が組合員に行ったアンケートでは、時間外労働が「31~60時間」と回答した人は30、4%で、震災前の5、7%と比べて大幅に増加としています。

私は、国が次々と町村の避難解除を行う中で、職員の仕事量も大きく増え内容も多岐に渡っている、困難を極めている市町村職員の支援数を思い切って増やすべき、県の職員も増やし支援にも回し、全国にも訴えるべきとしました。ましてや、そんな中で給与差別を持ち込んで競争させる議案は大問題と職員を評価し給与差別を行う議案に反対の意思を表明しました。<議会でこもっていると花見山の桜が見たいです・カレンダーで今は我慢>

こんにゃく百万・レンガ1千万・座布団1億・献金隠語、「森友疑惑解明せよ!」は世論の総意。第二の森友問題か?「学校法人加計学園用地取得」も出ています。県議会は補正予算の採決で本会議。

連日報道されている「森友学園疑惑」は、日本共産党の小池書記局長の追求で一挙に問題が明らかになりました。「国民の財産を何だと思っているんだ、安倍首相の答弁はおかしい、共産党頑張ってほしい」と言う声です。それにしても、こんにゃくが百万・レンガ1千万・座布団1億と言う献金の隠語初めてわかりました。

「第二の森友学園問題でないか」と言われている岡山市理科大学獣医学部新設に絡んで37億円の市有地無償譲渡問題では、安倍首相の肝いりで国家戦略特区として決定して1年余で決定したことで問題になっています。

県議会は補正予算の採決で本会議でした。特に取り立ててはなかったです。もっぱら明日からの常任委員会前の調査でした。

補正予算に対する常任委員会の討議と採決

今日から福島県議会常任委員会の審議です。私は総務常任委員会です。アクアマリン(水族館)改修や成長産業支援や観光回復など、国の地方創生拠点整備交付金を利用して予算組んだと県の説明でした。一般会計補正予算は2147億円で、本年度予算累計は2兆1214億円で前年度同期比で1・03倍とのこと。

総務常任委員会担当分は、私立学校に対する支援費用が児童生徒数が見込みより減って8億円の減などでした。

卒業生・保護者・素晴らしい挨拶・遠野高校卒業式に

3月1日、高校の卒業式で、議長代理で遠野高校に出席しご挨拶をしました。今度の卒業生は小学校6年の卒業式の日に3・11の大震災にあい、卒業式もできなかっのでした。卒業生の皆さん・保護者代表の挨拶は素晴らしかったです。

式が始まる前に、私は質問で、昨日遠野高校を含む県内高校を、一学年3学級以下を統廃合する方向と決めることは反対と教育長を質したこと、十分な県民の意見を聞くよう求めたことを校長先生や関係者の皆さんに報告しました。

1学年3クラス以下の高校統廃合は問題

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県教育委員会は、県立高校のあり方について「学校教育審議会」に議論してもらい「中間とりまとめ」を発表しました。その内容は、県内の中学校卒業者数が今後10年間で約5千人減る見込みで、教育環境を保つため1学年3学級以下を統廃合の対象にするというものです。
日本共産党は2月議会の代表質問と一般質問(宮川)でこの問題を取り上げました。審議会では下限を設定する必要はない、少人数教育も考えるべき、中山間地域においてはその学校が必要とする限り受け皿は必要など、むしろ結論とは逆の意見が多ありました。会津などはこの基準だと11校も統廃合の対象になり、通学ができなくなるなどの意見があります。このことから私は画一的な統廃合には反対であり、県民の意見を更によく聞くべきだと質しました。教育長は、今年の夏ころまでに答申を受け決めたいと答えました。
この基準ですと全県で31高校が、いわき市では、遠野・小名浜・勿来・好間・四ツ倉の5高校が対象になります。

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遠野地域では存続を求める署名

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署名では、中山間地域に住む子どもたちの教育機関として貢献し、生徒の個性に応じた教育を進めてきた。教員や生徒の通勤や通学によって市街地と遠野町間の人の流れが生まれ、バス路線も維持ができ、他地区に通う学生などの足も確保されている。また、地域の恒例行事である「満月祭」や「もみじ祭り」にも生徒たちが積極的にかかわり、地域との絆を深めてボランテア活動も活発で、中学校で不登校だった子どもたちも頑張って大学・専門学校や就職も含め100%の生徒が進路を決めているなど、きめ細かい指導を誇っている、地域になくてはならない高校といいます。このような地元の人たちの声を届けていくことが大事だと思います。