福島復興共同センターが政府・東電交渉、「汚染水放出の前提が崩れてきている」

29日、「汚染水増やさないための抜本的対策を、海洋放出でなく地上保管の継続を」と、福島復興共同センターが政府東電交渉を行いました。いわぶち友参院議員も参加しました。柴崎先生が、東電と政府に汚染水を増やさないための技術的問題を提起しましたが、国も東電も海洋放出ありきしでした。汚染水を増やさないことについて何も考えていないのに等しい状況で、同じ答弁を繰り返すばかりでした。

柴崎先生は今回の交渉では、汚染水放出の前提が崩れてきている、トリチウムの濃度が上がってきて、2倍以上になってきている、国と東電の計算でも50年~100年かかる、ましてや汚染水はアルプスにもう一回通さなければならない、アルプスは今1基しか動いていない、このアルプスもいつまでもつのか、他の放射性物質はどうするのか、等様々な疑問が一層深くなったと。矛盾が極限にまで達しているような状況でした。