共産党代表質問・県民守る回答無し「戦争法」知事答弁。自民も認める広がる格差社会

DSC_0955

9月14日、トップバッターが日本共産党・神山県議の代表質問でした。戦争法(安全保障法整備)についての知事答弁は、国がやる事と言い知事自身の県民を守る立場は一言もない答弁でした。知事になった当初は少しは自分言葉の答弁がありましたが、最近はまったくありません。

神山議員のその他の質問は②マイナンバー制度の中止・個人情報保護③原発再稼動停止もとめる・第二原発廃炉求めよ④汚染水対策シンポジューム開くことなど⑤「福島切捨て」復興指針の改定・住民との協議・住宅問題・除染・賠償⑥日本一の健康長寿県⑦日本一子育てしやすい県⑧自由度の高い復興予算を⑨地域密着型地位煮の特性に会った「地方創生」です。(詳しくは県議団のホームページにまもなくアップします)

写真は、質問する神山議員

DSC_0967

自民党の代表質問は、原発収束関連はなく、また、国に対して言う事もなく、問題の根本には触れませんでした。他県と比べて急激な人口減少・医師の県外流出、格差社会が広がっている中での子どもの貧困・認知症対策問題点などを取り上げました。これらは原発事故によるものや国の労働者派遣法改悪・福祉対策のひどさによるものです。学力テストが全国平均より低いので対策をという質問に対し、子どもに向き合える教育環境を作る事とはかけ離れている教育長の答弁もいただけませんでした。

只見川発電専用利水ダム群の影響による水害被害軽減対策の陳情・”戦争法議案”開会日での審議は議運で否決

DSC01228
10日、9月定例県議会が開会しました。本会議で知事提案要旨説明がありました。昨日3会派共同で申し入れていた、今日の本会議冒頭の”戦争法議案”の審議採決を行うことについては、議会運営委員会で自民・公明の反対で否決されました。
写真は、開会・本会議知事提案
「只見川発電専用利水ダム群の影響による水害被害を軽減する減災対策の陳情」に、只見川ダム災害金山町被害者の会・会長斉藤勇一さん他会員の皆さんが見えました。再び災害を起こさないために九州電力などが実行しているダムの低部に穴を開けて泥を流す対策なども含めて予算を確保して実効ある対策をお願いしたい、ダム群の水位管理と観測体制、住民に見える情報の公開、また、JR只見線の復旧などの陳情を受けました。
さらに夕方には、県畜産関係団体連絡協議会の会長・宗像実さん他会の皆さん来年度予算要望に見えました。
DSC_0792
写真は、只見川水害対策で陳情に見えた方々
DSC_0810
写真は、同説明を受ける
DSC_0825
写真は、同・10日の大雨の状況

4会派で申し入れ・「集団的自衛権行使・戦争法廃案の意見書」を議会開会冒頭で・福島県議会

DSC_0766
明日(10日)から福島県議会9月定例会が開会されます。国に提出する県民からの意見書は最終日(10月7日予定)に採決され決められますが、「集団的自衛権行使・戦争法廃案の意見書」は国の審議状況では間に合いません。そこで4会派で協議して議会開会冒頭で採決をし決めることを申し入れました。議長は「明日の代表者会議に諮ると言います。県民の付託を受けた県議会は歴史を左右するこの法案に対しきちんとした態度を示す責任があります。
DSC_0779
写真は、4会派代表申し入れ・左から・神山(共産)・高野(ネット)・亀岡(民主)・斉藤議長・青木副議長
017
 写真は、街頭演説に皆さん応援に

原発再稼動などとんでもない!問題が山積の福島県を見よ!9月定例県議会向け政調会

DSC_0631

18日、9月定例福島県議会に向けて執行部に説明を聞き意見交換する日本共産党県議団の政調会が開かれました。160億程度の補正予算など、福島県議会の全体が審議されました。危機管理部は原発収束問題で、原発労働者死亡事故・汚染水対策問題など、問題が山積の楢葉町避難地域解除問題、原子力損害賠償問題、除染・中間貯蔵・健康管理・子育て・介護・医療・風評被害対策・農林水産業・教育問題など、朝10時半~夕方5時半までお昼以外休みなしでした。

写真は、政調会で発言

DSC_0612

原発事故を受けて5年目を迎える福島県は問題山積です。放射が及ぼす影響は年数がたつにつれ深刻になってきている事も多く、国が原発再稼動をするなどとんでもない、もっと福島を真剣に考えよ!といいたいです。

写真は、同

戦争法衆議院強行採決・戦いはこれから!!。議会運営委員会調査

037

戦争法が15日に衆議院特別委員会で強行採決され、次の日16日に衆議院本会議で強行採決されました。2万5千人が国会を取り巻いています。参議院の審議はこれから必ず廃案にしましょう。それにしてもNHKの報道はひどい!と言うより報道しない!と言うより取り上げが超少ない!戦いはこれから。

写真は、戦争法衆議院強行採決報道の赤旗新聞

それにしても、県議会議会運営委員会の視察中に強行採決されました。抗議の街宣もできませんでした。視察先は、大学との連携で議会運営改革、議場での対応、予算委員会のやり方など学びました。訪問先は、加賀市・徳島県・岡山県でした。

030

写真は、岡山県で議会運営の調査

035

写真は、岡山県議会議場・対面質問用机

2月・6月連続「戦争法反対」の意見書に反対した自民・公明・の会派、福島県6月定例会閉会

7月1日、福島県議会6月定例会が閉会しました。最終日の今日、日本共産党を代表して宮本しずえ議員が討論に立ちました。「戦争法反対」の意見書に、自民・ネット・公明・無所属の会派が反対しました(民主は退席)。「戦争法慎重審議」の意見書の方は、自民・公明・無所属がこっちにも反対しました。
宮本議員は、福島県民の多くは戦争法を支持していない、「戦時体制化の言論統制を再燃させるような言動だ」「戦後の民主主義を信じてきたものにとって脅威の発言だ、国会議員がここまで反動化しているかと思うと背筋が寒くなった」と新聞の投書にもあると紹介しました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

写真は、採決の態度・「戦争法撤回の意見書」に賛成した・共産党5人とみどりの風の2人と民主の一人の議員
DSC_0376
写真は、討論をするの日本共産党・宮本議員
DSC_0428
写真は、終わって控え室に挨拶に見えた斉藤新議長
DSC_0438
写真は、議会が終わってほっと一息5人の県議団

「混乱から脱したが・・・まだまだ先は長い」福島県議会農林水産常任委員会

051

25日、26日は常任委員会の審議です。私は農林水産常任委員会担当です。「混乱から脱したが・・・まだまだ先は長い」と執行部が答弁するように、放射能対策や風評対策など、どの問題をとっても厳しい現実があります。

イノシシ被害が深刻です。放射能の影響で食することができないこともあり増え続けています。生息数は約5万頭で5年間で十分の一にする計画です。10年前比で約10倍に。市町村の組織を支援する(消防団のようなもの)・処理のため(相馬と新地地区用に)1億6200万円で焼却施設を作る・年間600頭の処理能力との事。

あんぽ柿の放射能検査体制は、いまだ4個入りトレイ8個分しかできず、お金になる大玉は検査できません。原発事故前比で、出荷量は現在500t(事故前1500t)、金額は7億円(事故前30億円)です。今後の放射能の対策は、除染などの対策をしていくといいますが、木ごとのばらつきがありどのように取り込まれるか不明と。

001

3月の大雪でのパイプハウス被害対策は、244棟3500万円の補正で、県・市町村・地元JA各3分の一の支援です。畜産支援は施設や牛購入支援で要望12件中8件採択でしたので十分な支援を求めました。林業機械支援は100%です。明日は現地調査です。

漁業は試験操業が64魚種3%・検査機器は非破壊方式で25秒でOK・本格創業までは多くの問題のクリアが必要と。林業は放射能対策と森林整備のあわせての取り組みはやっと始まったばかり・森林除染は各団体と協議して具体的提言を国にしたいと。

原発再稼動やめよ・賠償切るなの話はほとんどなし、情熱と神がかりでもなぁ・・、一般質問続く

DSC00255
24日、今日も一般質問が続きました。自民党・民主党・公明党・無所属の皆さんでした。私の感想では、原発再稼動やめよ・賠償切るなの話はほとんどなし、復興も情熱と神がかりでもなぁ・・と思いました。
県庁の耐震化工事が進んでいます。共産党の控え室も工事が始まります。移転期間は7月13日~8月27日までで、仮の控え室は県庁手前の仮庁舎で、電話などは同じです。
写真は、県庁耐震化工事で引越しの打ち合わせ

「県民は賠償の期限をきる時期ではないと」・日本共産党阿部県議再々質問まで

DSC_0321

23日、日本共産党・阿部ゆみこ議員の質問でした。阿部議員は政府の第5次提言は期限を決めての賠償を打ち切るもので、県民はまだ賠償の期限をきめる時期ではないと言っていると、原子力賠償対策協議会全体会でのさまざまな切実な声を上げながら、知事に再々質問まで迫りました。内堀知事は、(条件整備が)それがなされることが前提だ、と答えました。

今日は、事実上の沖縄戦が終わって70年目の日です。沖縄県民の4人に一人が亡くなりました。テレビで沖縄慰霊の日の式典をやっていました。

DSC_0336

写真は、阿部議員の質問

DSC00276

写真は、傍聴に見えた皆さん

「原子力災害からの福島復興指針改定・2年で避難解除とその1年後の除賠償打ち切り」「営業損害賠償は一括支払いで打ち切り」は見直し求める・共産党代表質問

DSC_0283

18日、日本共産党を代表して質問をしました。国が6月12日「原子力災害からの福島復興指針改定版」を出しましたが、実態を見ないで2年間で区域見直しとその後1年で賠償打ち切りをするのは問題で、国に見直すよう知事に求めました。

復興指針改訂版の内容は、帰還困難区域以外の居住制限・避難指示解除準備区域の避難指示を2017年3月までに解除し、この区域の住民の精神的賠償は解除後1年で打ち切る。すでに解除されている田村市都路地区・川内村の旧避難指示解除準備区域も対象に加えて同じ扱いに、というものです。営業損害賠償は2017年3月分までの分を一括払いにして打ち切る。

国の見直しに先立って、さる6月7日に、206団体・162人が集まった「オール福島」の「県原子力損害対策協議会全体会」では、①深刻な福島の実態を見ない②旧緊急時避難準備区域を置き去りにした賠償③事故収束を東電任せにするという声が出され、何よりも、実態を見ないで終期を決めることが問題という共通意見でした。

DSC_0277

写真は、代表質問

DSC_0318

写真は、傍聴に見えた皆さんと

【以下 代表質問の原稿を掲載します】

宮川えみ子です。日本共産党を代表して質問いたします。

一、 はじめに、集団的自衛権を行使するための安保法制・戦争法についてです
戦後長きにわたり、自民党政権自身が現憲法のもとでは行使できないとしてきた集団的自衛権行使を前提とした法案を、安倍政権は国会に提出しました。
国会の論議が進むにつれ、この戦争法案とその推進勢力がもつ深刻な問題点と危険性が鮮明になってきました。

続きを読む