金でほほをなでる・原発プルサーマル

 2月定例県議会で佐藤雄平知事が、原発プルサーマルについて(受け入れも含めた?)態度表明がなされるのではないかと取りざたされています。

2月3日の新聞報道では、国のエネルギー庁が、原発プルサーマル計画受け入れに同意した県に対して最大30億円の交付金を支払うことを決めた、しかも、早ければ早いほど金額が多いというのです。「金でほほをなでる政策」ではないでしょうか。これで国に安全安心第一と言う資格がありますか?県は、議論に影響はないといいますが・・・。

写真は、交付税を支払うことを報じた新聞。

県・2010年度予算は、3,1%アップの9022億円。雇用や医療・地域要望盛り込んだというものの、大型事業入れ込んだ従来型

2月3日、福島県2010年度当初予算の説明がありました。

総額9022億円で、対前年度比3,1%アップです。

国の緊急経済雇用対策の交付金で創設した雇用創出や 地域医療再生の基金活用など、雇用と医療を盛り込んだ予算と言います。

これらは不十分ながら県民の厳しい暮らしの反映と思いますが、小名浜人工島・あぶくま高原道路など不要不急の大型予算も多額に盛り込まれている従来型です。

自殺者が対前年度比で31人も増えている、会津が富士通の雇用切りで重大な事態になってきていることなどを見れば県民の暮らしと営業にもっと深く入った対応が必要なのかと思いますが。

そして、知事選向けかな?新規事業・一部新規事業が99件も入っています。

写真は、予算の説明を受けているところ。

核燃サイクルの話は出ず・県「エネ検」。プルサーマル受け入れ自治体に交付金と報道が。

 2月1日、「県エネルギー政策検討会」が開かれました。今日は幹事会ではなく本体の検討会で、知事も出席して今までの検討を一定総括するものでした。

各報告が出され質疑の後

①プルサーマルをやる3号機がまだ耐震の結果を出していない

②MOX燃料は、作られてから10年たっている、品質はどうなのか

③高経年化・プラントの安全性はどうかと、問題点が3点が出されましたが、「核燃サイクル問題」については、一切出ませんでした。

雰囲気は、結論を急ぐような感じがしました。

今日の新聞には、国のエネルギー庁がプルサーマル受け入れ自治体に交付金を出すとありました。金で自治体を誘導する国もそうですが、これに乗っていくようでは、安心安全の立場に立った真の論議ができるでしょうか。

写真は、エネ検での知事の発言。終わって報道陣に囲まれた知事。