未利用材の木質バイオ発電・アスパラ栽培・農林水産常任委員会(3)

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写真は、バイオマス発電所で
5日は、会津河東工業団地内にある未利用材の木質バイオ発電・アスパラ栽培を視察しました。バイオマス発電は今まで山に放置されていた未利用材を利用し、発電所の直接雇用は17人で、切り出し・加工・運搬などで60人の雇用に結びついている、山は130ha規模で行い木の保育とのバランスが取れるとの県の説明でした。栃木・山形からも搬入しているとも。発電所の入り口には放射能測定器があって100ベクレル以下のみ通過可能で、実績ではすべて未検出だったとのこと。木材の皮剥ぎは徹底しているとのこと。放射能汚染がある浜通り中通は難しいですね。
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発電所は運転開始が2012年7月・総事業費が約25億円(補助10億円)・発電規模は5千kw(約1万世帯分)・燃料使用料は6万トン/年(木材チップ)です。
写真は、同発電所全景
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アスパラガスの栽培の状況を聞きました。鮫川村からのたい肥を持ってきて栽培してました。
写真は、アスパラガス栽培の説明を受ける

放射能検査ツアーで安心安全発信・トマトランド発展で生産加工販売飲食・農林水産常任委員会(2)

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写真は、いわき農林事務所で質疑応答
4日、農林水産常任委員会はいわき農林事務所・(有)とまとランドいわき・会津農林事務所・花職人Aⅰzuでした。いわきでは米の全量全袋検査の実施時期に合わせて首都圏大学生にツアーを募って検査体制などを見てもらい安心と安全を発信してもらったなどの説明がありました。H25年度農林水産祭園芸部門で天皇杯に選ばれた水耕栽培での「トマトランドいわき」は、雇用は正社員34人・パート6人で農地の委託耕作も行っていますが、常磐道四倉インターの近くに工事費18億円(経産省・農水省・fanndo融資)で農産物生産・加工・販売飲食の基地を作る予定と説明されました。
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写真は、とまとランドいわきのトマトの試食
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写真は、トマトの収穫・手入れ状況
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会津農林事務所は放射能の影響も比較的小さくもともと豊かな農村地帯で、福島県の復興をけん引する役割があるとの所長の説明でした。米は24年度比で25年度はコシヒカリで2000円も下がっている、風評の被害が大きいといいます。95%が一等米だが残り5%の多くがカメムシの影響があるとも。
トルコキキョウの花き生産組織「花職人Aⅰzu」の活動も視察しました。
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写真は、トルコキキョウの栽培調査(3枚)・同じく茎からピンクと黄色・紫と黄色
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大手外食産業の農業参入・たい肥作り等・農林水産常任委員会県内調査(1)

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6月3日~5日まで、農林水産常任委員会の県内調査で白河・鮫川・いわき・会津を回りました。3日は、県南農林事務所と表郷の吉野家フアームと鮫川の「ゆうきの郷土」でした。この地域は先ごろの豪雪で大きな被害があったところです。イノシシの被害も深刻と報告がありました。
外食産業(株)吉野家が耕作放棄地を活用してキャベツ・ネギ・玉ねぎなどを栽培加工して12人の地元雇用(障がい者含む)を行っていることなどを調査しました。市場に出荷できないものも含めて農産物は全量利用とのことです。各種支援事業で約半額税金の支援が入っています。
鮫川村の牛・豚の排泄物で堆肥製造販売事業は、鮫川村が事業主体で、工事費の負担割合は、国(50%)・県(16%)村(34%)の事業です。
写真は、県南農林事務所で質疑応答
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写真は、吉野家フアームのキャベツ畑で説明を聞く
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写真は、吉野家フアームの加工工場で説明を聞く・手前のネギは市場には出荷できないものを製品として使用すると説明
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写真は、鮫川村肥料づくり「ゆうきの郷土」の視察