原発大事故・東電メルトダウン判断基準「気づきに5年」、気づずいていたら2号・3号メルトダウン防げたのでは!?県は独自に検証を!総務常任委員会(3-2)

10日、総務常任委員会は原発問題を扱う危機管理部の審議です。明日は大震災原発事故からまる5年、今でも思い出すと胸がどきどきすると延べ質問しました。

20160225福島第一原発3

まず、東電はメルトダウン(炉心溶融)判断基準のマニュアルを5年後の今になって発見した・気づいたというが原発を動かす会社として失格だと延べました。(福島原発事故の検証を進める新潟県技術委員会に追求されて明らかになった)

20160225福島第一原発2

この問題では、元日本原子力研究開発機構上級研究主席・田辺文也さん(赤旗新聞3月10日付け)が、「微候ベース手順書」に従っていたら、2号・3号の炉心溶融を防げたのではないかと述べていることを取り上げ、本来は福島県もこのような検証をやれなかったのか、今からでも福島県独自に検証をすべきではないかと質しました。

私の質問に対し、汚染水は、条件によってかなり変わるが第一原発建て屋地下水は当初の400トン→300トンになって、さらにサブドレン汲み上げで→150~200トンになって、さらに海側遮水壁を作ったことで地下水上昇汲み上げ戻しで200~300トンになっていると説明。合計約400トン/Dとなっている、凍土遮水壁ができれば減ると説明されました。しかし、これはかなり不明瞭と思われます。汚染水貯蔵タンクは約1000基・90万トンとも説明がありました。

20160225福島第一原発1

原発労働者の危険手当を手元に必ず届くよう、また、溶融燃料に近づく作業になるので健康管理強化を東電に強く申し入れるようになど質しました。写真は、赤旗新聞社が2月25日に写して提供されたものです。

「放射線監視装置」設置継続求める・消防団の確保対策を求める、総務常任委員会(3ー1)

10日の総務常任委員会は危機管理部です。国が会津方面の「放射線監視装置」を撤去して別のところに持って行こうとしたことに対し住民の同意なしに行わないよう国に求めるべきと質しました。(写真は、申し入れをする神山団長と女性団体の皆さん)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

県内消防団の充実強化を求めたことについて県は、①避難地域の消防団は、検閲・PRなど組織維持中心に活動する②全県的には大規模災害時のOBの組織作り③女性消防団では予防・救護・避難所運営などの活躍推進④後継つくりでは高校訪問などの説明でした。福島県の消防団は全国5番目(1954年比6割)に多く約3万4千人です。そのうちいわき市は県内都市部では最も多いです。国から来る特別交付税は、2014年に予算が約7千5百万増えている(いわき市は約1千5百万)との説明も。