「小名浜水産試験場の抜本的体制強化・研究機関誘致・強力な検査体制を」県常任委員会視察

26日、福島県議会の農林水産常任委員会の視察に地元県議として参加しました。久ノ浜漁港・四ツ倉漁港・豊間漁港・小名浜港の視察や漁業者との懇談、津波で塩害を受けた平下大超・藤間地区の塩害対策の説明を現地で受けました。また、県水産試験場では五十嵐場長の説明を受け意見交換をしました。最後は県漁連組合長や柳内プロジェクトチームリーダーなど漁業者との懇談をしました。
水産事務所の五十嵐場長は放射線関係の研究を①ざんてい規制値を超える放射能を飼育によって明らかにし改善を図る②魚類をグループ分けし研究する③魚の皮・筋肉・骨・内臓などの蓄積検査の充実④海洋のあらゆる種類の影響調査などを実施したいと説明しました。各議員からは抜本的体制強化・研究機関の誘致・予算の確保などが重要、そのために協力をすることなどの意見がだされました。漁業者との懇談では、賠償・風評被害対策問題、検査体制の強化、特に生鮮食品なので時間的に極力短時間でできる検査体制の強化などが出されました。


写真は、久ノ浜漁協で・魚の水揚げでなく材木がれきの片付け


写真は、久ノ浜漁港で漁協者から要望を聞く、港は1メートルくらい沈下したといいます


写真は、田んぼの津波被害からの除塩対策の説明を聞く、松林が波を和らげる大きな役割を果たしたとのこと。


写真は、豊間港で説明を聞く


写真は、大きく沈下した小名浜の港


写真は、県漁連・関係団体の皆さんとの意見交換