3日、福大の先生・筒井雄二博士(心理学)に「福島原発事故から12年後の事故に関連するとみられる住民の心理影響の状況について」ご教授いただきました。2時間半近くの勉強でしたが、主に小さい子どもと母親が放射能の影響を受けてどうだったのか、チエルノブイリ事故などと比較しての説明はよくわかりました。特に避難せず・比較的放射能が高かった地域の母子の心の研究は本当になるほどと思いました。
チエルノブイリ事故も北欧とソ連と大違いなのは政府を信じられるかどうか、政府が隠さず信頼を受けているかどうかが大きな差になったと。福島事故の今の実態もそのような観点からよく見る必要が大いにあります。
調査は、浪江町に住民票がある人で、帰還した人340人、低線量被ばくの危険がある福島市、他県の人との比較です。精神的症状(うつ的症状、ストレス、PТSD)は浪江町が他の地域と比較してダントツに高く、特に浪江は、帰還した人が一番精神的に困難になっているという結果でした。帰還した住民は人知れず苦しんでいる実態が明らかになったと。コミュニティが無くなったことで喪失感・孤立感ではないかと。
福島原発事故からの住民・特に母子の心理影響の状況について福大の先生にご教授いただきました
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